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タグ:超大口径ドブソニアン ( 213 ) タグの人気記事

 

60cmドブソニアン自作記(205) 斜鏡を元に戻してみる

天気が良かったので、60㎝ドブソニアンの斜鏡を元の130mmに戻してみることにした。
斜鏡は自作セルによる鏡の圧迫の疑いがあるので、まず分解して圧迫を直してみる。
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我ながらかなりいいかげんな自作だ。ボイド管(分厚い紙の筒)と薄いアルミ板だけで作ったもの。アルミ板で強めに押さえていたのを、振ったら中で少し動くくらいにしてみた。

で、米ディスカバリー社製100mm高精度斜鏡を英オライオン社製130mm斜鏡に交換した。やはり口径600mmF4主鏡に100mm斜鏡では少し小さいような気がした。
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その後実際にシリウスを見ながら光軸修正をしたが、これがけっこう難しい。
どうにかシリウスの伴星が見えるまでは追い込めるのだが、星像をもっと良くしようといじったら悪くなる。2時間以上これの繰り返し。
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翌日も仕事だったので、0時を過ぎたところで終了。なかなか難しい。100mm斜鏡を使っていた時よりは星像が少し悪いが、シリウスの伴星が見えるまでに追い込めた。次の晴れた晩に、もうちょっと頑張ってみるか。

by anettait | 2019-01-31 21:28 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(204) 光軸修正してコマコレクターを使う

とても寒いけど、やっと天気が良くなったので、光軸修正してみた。これでちゃんと月は撮れるはず。
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コマコレクターのおかげでピントは合うようになったし周辺もボケずに済むが、寒すぎてひどいシーイング。像が悪い原因がシーイングなのかピントか光軸のせいかよくわからない。今回はボケのほかに露出オーバーもあったので画像復元とコントラスト調整(低くする)の処理をしてある。

透明度は抜群だが風も強く、ドブソニアンだと風に流されて使いづらい。しかも寒い。
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といっても15度くらいだが、今年はこれまで寒くなくて、真冬用の服を出していないので。

by anettait | 2019-01-27 14:49 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(203) コマコレクターで眼視撮影両用を狙ってみる

3週間ぶりくらいで、やっと晴れた。さっそく60cmドブソニアンをいじる。
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先月から考えていたのだが、接眼部はやっぱりヘリコイドよりもクレイフォードを使いたい。だが撮影もしたい。いろいろ考えたり調べたりしているうちに、バーダープラネタリウム製MPCCコマコレクターが、焦点距離を延ばさずに焦点位置を外側に7mm程度伸ばす効果があることがわかった。そういえば以前そんなことを見たような気がするが忘れていた。

うちにそのコマコレクターの初期型があったはずと思って探したら、防湿庫の隅から出てきた。コマ補正には撮像素子との距離が重要らしいが、今回はピントが出るかの確認が目的なので、とりあえず距離がだいたい合いそうなアダプターを使うことで良しとする。

そして天気が悪い間に接眼部を取り換え、晴れるのをずっと待っていた。今夜やっと晴れたので、さっそく撮影してみた。まずコマコレクターなしで月を撮る。
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やはりピントが合わない。これは予想どおり。次はコマコレクター付き。
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ぎりぎりだが、ちゃんとピントが合った。いろいろいじったので光軸は合ってないが、それはそのうち合わせるとして。とりあえず目的は達成した。

いい気になってオリオン大星雲を撮影したら、なんと星が四角に歪んでいる。また斜鏡を交換する前に戻ったみたいだ。すると星像の悪い原因は斜鏡ではなかった可能性もある。それでもシリウスの伴星は見える。シーイングも悪いのに。

なんか沼にはまった気分。いや、前から自作沼にはまっているんだが、ますます深みにはまってどうにもならない感じがしてきている。いや、これまでもそうだったかも。


by anettait | 2019-01-14 23:51 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(202) 冬至の日の月(満月4時間前)を撮る

今年の冬至は朝から夜までよく晴れた。気温もそこそこ高く(宮古島では28度)、冬至とは思えないくらい。
おかげで出た直後の月が見られた。まだ明るいので、月が地平線(数キロ東にある丘だけど)から出るのは見られなかった。気がついたら出ていたという感じ。
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さて60cmドブも調整がうまいこといってきて、それなりの性能が出せるようになってきた。翌日が満月ということもあり、撮影用接眼部に換装して、月を撮ってみた。
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まあこれまでよりはまともに撮れた。上の画像はアンシャープマスク処理をしているが、元の画像でも月の周辺がぼやけることもなく、ちゃんと撮れていたのは進歩だ。
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ただ風でドブが動いてしまうので撮りにくいしピント合わせも動くので面倒。また、満月直前なので月が画面いっぱいになってしまい、気を抜くと画面からはみ出すので非常に撮りにくかった。

架台の動き(横の回転)を抑えるねじも付けてはあるのだが、効果がいまいち。次はそこをいじってみるか。


by anettait | 2018-12-23 16:57 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(201) シリウスBは余裕

ふたご座流星群が終わったら、わりといい天気が続いた。実に良くあることなので、この晴れ間に60cmドブソニアンをいじることにした。
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接眼部をいじって光軸を時間をかけて合わせたら、けっこううまくいった。まずリゲルで星像を確認。伴星がきれいに分離して見えた。まあ13cmでも分離できるので、特に驚くことではないけど。
月を見たらシーイングなのか主鏡の温度順応不足のせいなのか見え方がひどかったので、その後しばらく主鏡を外気に慣らすために放置。
そしてシリウスを見てみたら、伴星(シリウスB)が200倍で良く見えた。で、撮影したら今度は写った。画像の矢印のところ。
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小さな斜鏡に接眼部を最適化したので、そのままではカメラのピントが合わない。だから2倍バーローレンズを使った。

その後オリオン大星雲内のトラペジウムを見たら6個見えたので、C-14(35cmシュミカセ)程度の能力は出ているみたいだ。

by anettait | 2018-12-20 00:07 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(200) 主鏡を回したらシリウスの伴星が見えた

このドブソニアンの主鏡は自作記に何度か書いたが、イギリスのオライオンオプティクス製だ。
アメリカ製の一般的な主鏡より厚さが薄いため、重量が軽くなっている。鏡面精度もいいと評判で、このふたつが購入の決め手になった。
鏡面精度は4段階のうち上から2番目。国内代理店で取り扱っている高精度仕様と同じくらいだったと思う。確か2008年12月に注文して、2009年12月末に届いた。なんと届いてからもう9年たつのか。
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しかし高精度仕様の割には良く見えない。星像が悪い。並以下だ。主鏡の出来が悪いのではなく主鏡セルがいいかげんな自作だからだと思うが、支持ポイントを動かしても変化なし。なにが原因なのか思い当たりすぎてわからないまま数年が過ぎた。

個体差かもしれないが、うちのはメッキがめちゃくちゃ弱くて、裏側から見ると透けて見える部分も出てきている。3年目頃から薄い部分があるのに気がついた。沖縄は高温多湿なので保管状態が良くなかったせいかもしれないが。でもそれなりに集光力はすごいし再メッキは高いので、当分そのままの予定。
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さてそれはいいとして、非点収差に何かいい影響が出るかもと思って、今回は主鏡を回してみた。以前も少し回してみたことがあったが、その時は変化がなかった。だから今回は4分の1回転くらいしてみた。そして光軸修正。

その直後、恒星を見て驚いた。星像が良くなっている。点に近くなっている。倍率を上げなければ、これでいいんじゃないかと思うレベル。もちろん私の良像基準はだいぶ低い。非点収差はあるが、そこそこ良くなった。

確認のためシリウスを見てみた。主鏡を回す前も見たが、まぶしいだけで大気による色ずれが目立った。しかし今回は点に近い丸い像。期待を持って倍率を300倍に上げたら、伴星が見えた。口径60cmもあるから見えて当たり前だが、このドブソニアンではこれまで見えたことがなかった。ドームの40cmなら楽勝なのに。

ただ、F4という短焦点なのでコマ収差のためか、視野中心を外れると伴星は見えなくなる。コマコレクター併用で変化が出るかこれから検証する予定。

さて今回の変化についての考察。主鏡を回して星像が良くなったのは、主鏡のゆがみが取れたためだと思われる。ゆがみの原因は自重によるものではないだろうか。保管時はドブソニアンにセットしたままだ。部屋に入れるためドブソニアンは斜めになっているので、主鏡も斜めに立てかけた状態。下になる部分はホームセンターでもらってきた梱包用のステンレスベルトで支えているが、たぶんその部分に過重がかかり、ゆがみが出たと考えられる。

このドブで天頂を見ようとすると接眼部の高さが2.5mくらいになり危険なので、ほとんど天頂に向けたことがない。つまりいつも主鏡は同じ側を下にして斜めになっているわけで、鏡のふちにゆがみが蓄積していくことは十分に考えられる。この鏡は薄いし。ならば定期的に主鏡を回さないとゆがみが蓄積するということか。忘れないようにしなくては。

ということで、何となくの目標のひとつである「シリウスの伴星を見る」はいきなり達成した。自作記の200番目としては実に区切りがいいというか、やっとここまで来たという気分だ。
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今回はシリウスも撮影してみたが、伴星は写らなかった。直焦点ではピントが合わないのでバーローレンズを使ったが、焦点距離4800㎜の直焦点撮影になり、風で動くドブでのピント合わせも厳しいし、まあ結局無理だった。

さて次の目標は、非点収差を何とかすること、だな。やることはいろいろあるが、最大の問題は鏡筒の工作精度だろうというのはわかっている。できれば作り直したくはない。面倒だし。

ところで最初の目標、オリオン大星雲の色を見るというものはとっくの昔にクリアしている。色を見るだけなら星像が良くなくても可能だ。今回オーストラリアで25cmドブで色がわかったので、見る場所の影響がかなり大きいということがわかった。やはり空か…。


by anettait | 2018-12-01 19:14 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(199) 接眼部をヘリコイドに変更したが使いにくい

斜鏡を変更したせいでカメラのピントが出なくなったので、接眼部をヘリコイドに交換してみた。そして月を撮影してみた。
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カメラのピントは合うようになったが、なんだか片ボケしている。それよりも使いにくい。
具体的には、回転ヘリコイドなのでカメラをつけてピントを合わせると、カメラがぐるぐる回って不便だ。
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さらに、2インチアイピースでピントを合わせようとすると引き出し量が少し足りないが5cm延長筒では長すぎる。これより短いものはないし…。
もっと困るのが、非点収差を確認しようとピントを動かそうとしたら、ヘリコイドが細かすぎて時間がかかりイライラする。

というわけで、仕方なく元のクレイフォード接眼部に戻した。操作は快適だが、またカメラのピントが出なくなった。

by anettait | 2018-11-30 23:58 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60CMドブソニアン自作記(198) 斜鏡を交換して月を撮る

月を撮ってみたら片ボケしている。星像も変だ。
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非点収差以外にも何かある。望遠鏡の本とかネットとか調べても、よくわからない。
主鏡の圧迫で星像がゆがむのは知っているが、あの構造では解明は難しそう。
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手っ取り早く斜鏡を替えてみることにした。これが元の斜鏡。短径130mmなのでけっこう重い。ホルダーはアルミで自作。それがいかんのかもしれんが、既製品は見つからなかったので仕方がない。
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下の画像がディスカバリー製100mm斜鏡とホルダー。これはいちばん最初に使っていたもので、高精度だと購入時の袋に書いてあった。国際光器の処分品を7,8年前に購入。口径60cmに斜鏡100mmは小さすぎると考え使わなくなった。
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斜鏡が小さくなったことで接眼部の位置も鏡筒先端の方へ移動しなくてはならず、改造にいろいろ時間がかかった。まあドリルで穴を開けて接眼部をねじで取り付けるだけだが。
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ぎりぎりまで鏡筒先端に寄せたのだが、たぶん60cmフルの口径になってない。斜鏡でけられて、推定50cm~55cmの間くらいになっていそうだ。これ以上はもっと背の低い接眼部に変更しなくては。
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薄雲越しだが、とりあえず全体にピントがきて、前よりはすっきり写るようになったし、星像も多少すっきりした。斜鏡に圧迫があったかもしれない。非点収差はまだある。その修正はこれから。

現状ではアダプター付ではカメラのピントが合わない。今回は手持ち撮影だが、そこも何とかしたい。このままでは冬の楽しみオリオン大星雲を撮影できない。接眼部を替えるしかないのか。今のものは気に入っているので、自作斜鏡ホルダーを作り直すという手もある。まだまだ先は長そうだ。


by anettait | 2018-11-25 14:22 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(197) オリオン大星雲の季節が来た

夜が涼しくなり、今年もオリオン大星雲の季節がやってきた。ということで60cmドブソニアンを出してみた。
火星撮影を始めてからまったくドブソニアンを出してないので、実に半年ぶり以上になる。記事上では8か月経過。
でも組み立てたまま台車に乗せて部屋の中にずっと置いてあるので、すぐに屋上に出せる。
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24時を過ぎて近所の看板類が消えたので、オリオン大星雲を撮影してみた。
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光害がひどすぎて眼視でもあまり見えない。去年はもっと見えたような気がするんだが。撮影してもろくに写らない。なんだか美しくない。オーストラリアで見た強烈な印象があるので、自宅では60cmで見てもしょぼい。

また、一見光軸は合っているようだが、非点収差がある。いや非点収差がひどい。おそらく鏡筒がまっすぐになってない。
あるいは接眼部の問題か。これは1回ばらして組み直してみるか。

by anettait | 2018-11-06 21:33 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(196) 満月13時間前の月を撮る

今日はとてもいい天気だったので、60cmドブソニアンを出して月を撮った。
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まず望遠レンズで日没後の月を撮影。タムロンのズームレンズだ。キャノンマウントだがシグマのマウントアダプターでソニーα7sでも強力な手振れ補正が効く。オートフォーカスは無理だけど。

アストロアーツによると明日の午前10時頃が満月なので、撮影した月は満月の約13時間前。
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コマコレクターが見当たらないので、口径を40cmに絞った。F4→F6となったので、コマ収差も目立たず全体に均一にピントが合った。焦点距離が2400mmあって満月はフルサイズデジカメの縦ぎりぎりいっぱいなので、コマ収差を補正するのは大事だ。
光軸は可能な限り合わせてあるが、まだまだ。撮影画像のコントラストを上げ、アンシャープマスクをかけたのが上の画像。もちろんリサイズもした。
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60cmフルの口径では中心でピントを合わせたら周辺がボケる。しかも片ボケする。
あちこち問題があるので、片ボケの原因を特定できてない。

by anettait | 2018-03-01 23:09 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)