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旅行用望遠鏡を考える(4)その3 モバイルポルタ+8cmF7屈折

モバイルポルタの特徴は、架台の角度が変えられるところ。下の画像の黄色い矢印の示す黒いつまみを緩めれば、垂直だけでなく、水平方向も動かせる。これは運搬時に小さくするためだと思われるが、確かにミニポルタと比べたらコンパクトになる。
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また、10~13cm反射などを載せる場合は、この機構を使い架台と鏡筒の干渉をうまく逃がすことも可能。ただし13cmは重量オーバーの鏡筒なので、干渉を避けられるというだけで、ブレブレで使えないのは前に書いたとおり。そこはアーム固定のミニポルタも同様だ。

モバイルポルタにはやはり屈折鏡筒がいいと思う。セット販売されている高級な6cm屈折がベストだと思うが、あれは実物を見てないので私の推測だ。
もっと口径が大きい方がよく見えるのは確かだが、架台の強度を考えると8cmF7程度までではないか。下の画像の鏡筒はビクセン製8cmF7アクロマートだが、20年以上前の製品。現在はこのクラスの安いものはなかなか探せない。
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モバイルポルタを本気で旅行で使おうとなると、やはり三脚が長すぎる。三脚自体はミニポルタとは違うので新たに設計したと思われる。縮めすぎないよう三脚の根本にストッパーが付いているとか、気合が入っている。でもちょっと長い。飛行機の機内に預けられるサイズになっていたら完璧だったが、それでは大人が使う時に長さが不足するのだろう。なかなか難しい。

そもそもこれを持って旅行する人がどれだけいるかと言われそうだが、私はミニポルタをオーストラリアに持って行こうかと考えたことがある。結局持って行かなかったんだが、今回モバイルポルタの中古が出たので比較したくて買ってみた、というところ。そういえばこれ、新品は今のところ単体では買えないみたいだ。セット販売のみか。

by anettait | 2019-12-09 23:09 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

旅行用望遠鏡を考える(4)その2 モバイルポルタとミニポルタの比較

下はモバイルポルタとミニポルタの比較写真。アリミゾの位置が両者で左右逆になっているという画像。
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これは1回目の記事に載せるべき写真だった。鏡筒バンドで固定する鏡筒なら回転できるので取り付け自体はどちらも問題ない。

写真の鏡筒は13cmニュートン反射だが、取り付けられはするが鏡筒と架台が干渉する。ミニポルタでは天頂も向かないし、低空も鏡筒バンドが架台にぶつかって無理。今回はたまたま月がちょうどいい高さにあり、どうにか撮影することができた。
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もちろんミニポルタ、モバイルポルタにとって13cmニュートンは重すぎる。ピントを合わせる操作でさえブレブレだ。ブレが収まるまで7~8秒かかる。弱い風でも揺れる。でも月が撮影できないわけじゃない。そうして撮ったのが上の画像。惑星はたぶん無理だな。拡大率を考えると、ブレが収まるまでに惑星は写野から逃げていると思う。

モバイルポルタでも撮影したが、ほぼ同じ感じなので画像は省略。ただしモバイルポルタはアームの角度が変えられるので、13cm鏡筒の死角はかなり少なくなる。
とはいえブレブレは角度によってはさらにひどくなるので、実用性はないと思った方がいい。

とにかく13cmニュートンは太すぎるし重量オーバーだ。やはり10cmニュートンまでかな。なんといっても架台より鏡筒が重い組み合わせだし。不安定だ。

by anettait | 2019-12-05 23:32 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

SE-AT100N vs マルチファンクションGOTOマウント 比較してみた

同クラスの自動導入架台が手元にあったので、比較してみた。
どちらもジャンクを購入したので、新品と同じとは限らないのは最初に断っておく。
名前が長いので、ここではSEATとマルチFに省略することにする。
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さて、どちらも口径10㎝以下の反射鏡筒に使うことを想定していると思われる。
なぜ反射かというと、長い屈折鏡筒は構造的に天頂に向けることができないからだ。
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とにかくアームが短すぎる。特にマルチFの方はアーム下の電池ボックスカバーがひどく邪魔。
どうしてこんなデザインにしたのか不明だ。カバーと中の電池ボックスを外さないと画像にある赤いニュートン反射すら引っかかって載せられない。アームの長さを画像で比較してみる。
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導入精度はどちらも同レベル。アライメントをちゃんとすれば、10cmF4.5反射に25mmアイピースを使った18倍の視野のどこかには入っているというレベル。マルチFのSynScanコントローラーをSEATにも使ったのでコントローラーによる違いは出ない。架台の精度による違いが出てもよさそうだが、倍率が低いので、その程度での差はでないということだろう。

重量はマルチFが2.5kg、SEATは3.7kg。どちらも実測値、鏡筒・電池なしの重量だ。電源はどちらも単3電池8本。今回は12V外部電源を使用した。マルチFは電池ボックスが1個ないことでジャンクだったし、SEATは単3電池では電力不足で自動導入中に止まってしまうからだ。

さてこの架台をどういう状況で使うかだが、軽いマルチFは旅行用にいいかもしれない。しかし普通に使える鏡筒は最大でセット販売の9cmマクストフ以外には選択肢はないと思う。口径9㎝のマクストフでは倍率は下げられず星雲星団は厳しく、惑星と二重星以外を見るのは難しい。だから空が暗い場所に持っていくメリットは薄い。やはり旅行用はあまり意味はないか。下の台を外してさらに軽量化して三脚つければまあいいか。
結局は自宅で手軽に月惑星や二重星向きか。卓上用だし。9cmマクストフはビクセンのを持っているが、あれは惑星がそこそこ見えるので、セットの鏡筒もたぶん月や土星の環、木星の縞模様を楽しむことは可能だろう。

SEATは、さらに微妙だ。元々自動追尾のみの架台だから、自動導入化にはコントローラーを別に入手しなければならないので、お金がかなりかかる。
10㎝短焦点ニュートン用架台なので空の暗い場所なら低倍率で星雲が楽しめるとは思うが、やや重いので公共交通機関で持ち運ぶのには向かない。
私みたいにすでにSynscanコントローラーを持っているという人以外は、自動導入化はお勧めしない。なんといってもコントローラー単体の値段が最近人気のAZ-GTi本体価格とあまり変わらないからだ。
やはり自動追尾のみで使うのが良さそうだ。卓上用だが下に三脚を付けるのも可能なので、テーブルがない野外でも三脚があれば使える。ただし自動追尾の精度は以前にも書いたがセッティングの精度に依存する。

自動導入の軽量コンパクトな架台なら、いまやAZ-GTiマウントが三脚付で4万円弱で入手できる。あちらは搭載できる鏡筒も屈折や反射などいろいろ選べるので、実用性、将来性を考えるとAZ-GTi一択だな。

いや、長いレポートを否定するような結論になってしまった。このふたつは鏡筒もセットなので、気軽にお金をかけずに星を楽しむ望遠鏡だと私は考えている。

自動導入できてもセットの鏡筒では星雲などの暗い天体は見えないというのは、自動導入望遠鏡のよくある落とし穴なので、小口径の自動導入機にあまり期待しすぎてはいけないと思う。

by anettait | 2019-04-20 22:09 | 自動導入機 | Comments(0)  

ケンコーSE-AT100Nで自動導入してみる

4年ほど前にジャンクで買ったケンコーSE-AT100Nは自動追尾経緯台だが、「別売りのNEWスカイコントローラーを使って自動導入も可能(コントローラーは近日発売)と商品説明のwebサイトにある。
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しかし口径10㎝ニュートンを自動導入するためだけにコントローラーを買うのはもったいないので、これまで手元にあるコントローラーを付けて試したことが2回あるがだめだった。
セレストロン製はもちろんだめだろうが、同じケンコーのSE赤道儀用をつないでも正常に認識しなかったところまでは数年前に確認した。

そういえば去年はskywatcherのGOTODOBのコントローラーをつないだらちゃんと認識したので期待して試したら、何回やっても基準星を導入中に電源が落ちて使えなかったこともあった。
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今回はふと「大容量のバッテリーならいけるかも」と思い、4年前に購入した機体で試してみた。去年は標準の単3電池8本使用だったので、ちょっと期待。コントローラーは左に写っているskywatcherのマルチファンクションGOTOマウント(なんて長い名前)のを使用。

結果は大成功。なんとAZ-GTiと同等の精度(当社基準)の自動導入が可能なことがわかった。まあかなり甘い基準なんだが、25mmアイピースを使った18倍の視野のどこかには入る程度の精度。マルチファンクションGOTOマウントとほぼ同等の精度があるのは確実。主鏡の焦点距離が450mmしかないので、そこは有利か。
もちろん光害地でのテストなので、恒星しか導入していないが、対象の恒星が5mmアイピース90倍の視野から15分間逃げなかったので、観望には十分だと思う。

ついでに本来の性能である自動追尾についてもチェックしてみた。
これは毎回ばらつきがあり、視野から3分間逃げない場合もあれば、1分で視野外に消えることもあった。追尾しない場合は日周運動で1分以下で消えるので、調子の悪い時は微妙だ。もちろんこれは4年前にジャンク品で買ったので、新品がこの性能かどうかは不明だ。また、ばらつきは初期設定で真北に合わせられたか、緯度設定が正確かなども影響するはずだが、原因を特定できるほどは使ってない。

さて自動導入の性能はそこそこいいとして、ではこの架台のためにsynscanコントローラーをわざわざ買うかという問題が出てくる。仮にAZ-GTiと同等の性能があったとしても、コントローラーは別売りでは高そう(調べてない)。
安く自動導入を実現したいなら、wi-fiアダプターを付けてスマホでコントロールする手もある。理論的には可能なはずで、試そうとしたらwi-fiアダプターが行方不明だ。年末の掃除の時までは確かにあったんだが。これはwi-fiアダプターが見つかってからテストしたい。



by anettait | 2019-03-31 22:19 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTiで遊ぶ(8) 導入精度が悪かったのは三脚ねじが緩んでいたから?

久しぶりにAZ-GTiで遊ぼうと、一式持って屋上に上がった。今回は古いビクセンの反射鏡筒「スーパーポラリスR150S」の修理が終わったので、載せてみようと思ったのだ。

R150Sは名前のとおりビクセンSP赤道儀と一緒に販売されていたものと思われる(SPはスーパーポラリスの意味)。ただ、私はその頃ビクセンの製品に興味はなかったようで、まったく記憶にない。そういえば友人がこれの13cmをGP赤道儀と一緒に買っていたので、GPの時代まで販売されていたのか。

私が入手したのはもちろん中古、しかもジャンク状態のもの。いつだったかはすでに忘れたが、5,6年前だったような気がするから10年近く前だな。接眼部は特徴的なスライド式だが、そこが壊れていた。最近部品を入手して、やっと修理したのだった。
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前置きが長くなったが、これを載せようと考えたのは重量がAZ-GTi搭載限界いっぱいの5kgだったからだ。ケンコーのSE150Nはこれより1kgくらい重いし、鏡筒も太い。ファインダーもケンコーは5cmなので重い。

で、重い鏡筒を載せるのでバランスウェイトをつけてみた。シャフトはホームセンターで買ったM12ボルト、ウェイトはスカイメモRSのを流用。他のは穴の直径が大きすぎたり小さかったり。スカイメモRSのも少し大きいが、許容範囲だ。シャフトのボルトは一番長いので13cmしか売ってなかったが、少し短い。ねじを奥まで入れたらバランスウェイトが本体に干渉する。シャフトはせめて15cmは欲しい。
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で、ウェイトをつけて揺らしてみたらぐらぐらだ。調べてみたら三脚のねじが緩んでいた。もしかしたら送られてきた時からこの状態だったかも。とりあえす六角レンチで締めたら、その後の挿入精度が良くなった。いや今までが悪すぎたので、普通になったといった方がいい。
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で、R150Sを載せたら、バランスウェイトの効果と三脚ねじ締めの効果か、導入精度もそこそこいいし、使っていて楽しい。光害地なので15cmでは星雲などはしょぼいが、ぎょしゃ座の散開星団はみっつとも個性が違うのもよくわかるし、二重星も見て楽しい。

導入は最悪でもファインダー内に入るし半分以上はちゃんとPL25mmの30倍の視野の中に入ってくる。ウェイトなしでの導入実験はやってないが、これだけ大きい鏡筒になると導入精度への影響もありそうなので、ウェイト必須だと思う。

この組み合わせならスーツケースにも全部入るし、旅行に持っていくことも可能だと思う。軽いので重量制限も関係なさそうだ。



by anettait | 2018-11-13 00:00 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTi で遊ぶ(7) ポップアップドブと対決

AZ-GTi が有効に使える場面を考えてみた。少人数で観望会なら使えそうだが、それよりも軽さを生かした旅行などにいいと思われる。南半球で見たこともない星団を自動で導入してくれる。これはいい!と思った。今回はその適性を調べることにした。

旅行でもできるだけ大きな口径が欲しいので、今回の鏡筒はHeritageP130にした。口径13cmのニュートン反射だが、収納時は短くできるし重量はなんと2kg台。架台への負担が少なくていい。
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ただしこの鏡筒、国内ではすでに販売中止で、しかも買ったままでは斜鏡金具(スパイダー)が1本足なので、ちょっとしたことで斜鏡がくるくる回るという構造上の欠点がある。私のは自分で足を1本追加した(改)になっている。
もうひとつ欠点は、接眼部が眼視以外に考慮されてなくカメラを付けるだけの強度がないところ。これは望遠鏡の値段と性格を考えたら仕方がないか。
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さて対決するのは、10年以上前にマニアの間で少し話題になった、ポップアップドブ10インチだ。正式名称は忘れたが、アメリカ製で京都の望遠鏡販売店が輸入販売していた。
口径は20cmと25cmの2種類あり、うちのは25cm(10インチ)。プラスチック製のたる型の頑丈なケース付で、重量は15kgあるが、頑丈なケースから出せば布製ケース込みで10kgになる。これが入るスーツケースがないので重い専用ケースで運ばなくてはならないのが欠点だ。

前置きが長くなったが、よく晴れた連休の晩、自宅の屋上で対決した。
光学性能では13cmと25cmでは比較にならないので、その勝負はなし。火星、天王星、海王星、M57、M31を手動導入と自動導入でどちらが早いかを競う。ドブの星図はタブレットに入れたスマートステラというアプリ。アストロアーツで1000円で売っている。星雲星団はメシエ天体しか表示しないという、ディープスカイにはほとんど使えないアプリだがこれしかないので仕方がない。

結果はポップアップドブの圧勝だった。いや5cm正立ファインダーの勝利というべきか。レッドドットファインダー+自動導入では光害地では力不足だった。以下は詳細な結果。

火星:自動導入では26倍のアイピースの視野に入った。手動も楽々導入。
天王星:自動は数日前には入ったが、今回はダメ。手動は5分程度かかった。
海王星:自動は無理だった。どれが海王星かわからない。手動は10分で導入成功。
M57:自動は無理。近くまで行っているのだが。手動は1分で成功。
M31:自動は成功。26倍の視野に入った。手動は30秒で成功。

自動導入の場合でも、5cmファインダーがあれば修正は可能だったかもしれない。となると、5cmファインダーを備えたSE120と対決か、いやあれは重い。そうなると軽い10cmクラスの屈折なら互角に戦えるのか。

AZ-GTiセットは星見が主目的でない旅行にはいいと思う。あるいは星の撮影をしながらちょい見。鏡筒も合わせた重量は5,6kgにはなるので(鏡筒重量による)、とても軽いというわけではない。星を追尾してくれるのは楽。

見ていて楽しいのは当たり前だが25cmドブの方。光学性能は優秀で、300倍で火星の模様もちゃんと見えるし海王星もちゃんと丸く見えるし、M57のドーナツもはっきり見える。透明度のいい晩だったので、5cmファインダーで見えたのには驚いた。ということは、繰り返しになるが自動導入も大きなファインダーで補完すればもっと使えるということになる。旅先で見たい星が導入できないのは残念すぎる。

オーストラリアならポップアップドブ一択だな。ただしこれが入るスーツケースが売ってない。前回はカートに乗せていったらカートが3個目の手荷物として危うく追加料金(1万円!)を取られるところだったし。タイヤのついてないケースが5kgあるのはきつい。

AZ-GTiは重量制限が厳しい国内旅行(飛行機で離島とか)に向いていると思う。離島での少人数での観望会には十分使える。月や惑星がメインになるので、口径10~12cmで十分だろう。
HeritageP130は光軸さえ合わせればLV2.5mmアイピースで260倍はちゃんと使えた。暗いけど。
ただしヘリコイドはガタガタだし、どうにかして5cmファインダーを付けないといけないが。いや5大惑星と月だけならドットファインダーで十分か。その方が軽いし。やはりこれを持って離島に行かねば。でも船なら25cm持って行っても平気だし。迷うところだ。



by anettait | 2018-09-18 23:31 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTiで遊ぶ(6) 観望会では使いにくいという話

週末に観望会があったので、AZ-GTiを使ってみた。鏡筒はSE120で、金星を見せた。
他の機材は20cmGOTODOB、20cmシュミカセ+iOptron自動導入経緯台、画像には写ってないが15cmF5屈折+EM100赤道儀で全部で4台。今回はスタッフが少ないので、できるだけ人が付かないでも見せられる機材を主体にした。
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しかしちょっと失敗だった。まずAZ-GTiにSE120はこの場合、重量オーバーだった。
誰かが動かしたのか、終わってみたら三脚台座に取り付けるためのねじが緩んでいて、勝手に回る状態だった。誰かがそばについていないと望遠鏡を手で動かしてしまうのはよくある話で、ちょっとうかつだった。

また、iOptronの自動導入機は前の型なので、上下のストッパーが緩く、子供が鏡筒の接眼部を強く押すと動いてしまう欠点がある。これも放置できない機材だ。割とちゃんと追尾するので観望会では便利なんだが。

今週は金星、木星、土星、火星に加えて月まで見えるので、欲張ってあれこれ見せようと望遠鏡を4台準備したのだが、扱える人間がいないと望遠鏡が目標からずれても修正できず、結局見えないということになってしまう。

そういう意味ではAZ-GTiはスマホという非常にプライベートなものがコントローラーになるため、望遠鏡のそばに置いて勝手に修正してということがやりにくい。私の場合はタブレットなのでそばに置いてあったのだが、スタッフの誰もそれを理解してなく、ずれを修正できなかった。

結論として、AZ-GTiは持ち主がつきっきりの状態でないと観望会では使えない架台ということになる。他の人にまかせられる機材ではない。また、口径12cm以上は重くて不安定になり、持ち主が見る場合はいいが、観望会では実用的ではない。さらにスマホを持っていない人にとっては(今回の私がそう)スマホの値段も本体価格に上乗せになることも忘れてはならない。しかも私のスマホではAZ-GTiを認識できなかった…。昨日も無理だったので、きっと無理みたいだ…。

観望会ではビクセンGP赤道儀(またはポルタ経緯台)+10cm~12cmの短焦点屈折が誰でも扱えていい、という数年前に出した結論に戻ってしまう。もちろん1台にひとり望遠鏡を操作する人が付くのが条件になるが。


by anettait | 2018-09-17 14:45 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTi で遊ぶ(5) 観望会で使ってみる

特別支援学校で観望会があったので、AZ-GTiを使ってみた。
鏡筒はSE120で、三日月を見てもらった。
40倍程度なら、20分くらいは月を視野に留めておけた。
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今日はアストロHS関連で公民館のベランダで火星の観察をしたので、月や木星を見るためにAZ-GTiを出してみた。アライメントがいいかげんだったので、導入精度はいまいち。ちゃんとアライメントすれば、そこそこの精度は出るような気がした。
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この火星は、上の画像にある25cm自動導入ドブのアイピースにコンパクトデジカメのS120を押し付けて撮影した。火星も少し小さくなったが、コンデジでもこのレベルなら誰でも写せると思う。ただしスマホでは無理だ。

by anettait | 2018-09-15 00:22 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTiで遊ぶ(4) 旅ドブを載せてみる

AZ-GTiの実力(導入精度)がいまいちわからないので、今度は自作の旅ドブを載せてみた。自動導入機なのでもはやドブソニアンではないが、この鏡筒の名前を考えるのが面倒なので、もう旅ドブでいいや、となった。

重量は約5kg(計ったけど忘れた)、搭載可能な重量ぎりぎりだ。鏡筒は70cm近くあるので、ちゃんとバランスが取れる位置でアリミゾに固定した。
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アライメントを取って導入したら、うまく入ったり入らなかったり。やはり制限いっぱいの重量だが長い鏡筒という悪条件なので、いい結果は出ないだろうとは思っていた。

実はこれがうまくいったら次のオーストラリア行きに旅ドブとAZ-GTiのセットで持っていくつもりだったが、何だか微妙だ。
撮影もしたいのだが、これにカメラは無理そうだ。赤道儀モードで使えるのが前提だが、カメラを接眼部につけたらバランスが大きく崩れるし、自動導入どころか追尾も難しいような気がする。スカイメモSよりはだいぶまともだが。

赤道儀モードには別のアプリが必要みたいなので、もう少し調べてみるかな。ただし赤道儀モードにすると経緯台モードが変になるという書き込みもどこかで見たので、そこは慎重に。バランスウェイトの車夫と(M12?ボルト)も買ってこなくてはならないし。


by anettait | 2018-09-12 23:44 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTi で遊ぶ(3) SE120を載せてみる

昨日、寝る前に屋上に出てみると、快晴だった。確か夕方はどん曇りで雨も時々降ったのだが、晴れているなら仕方がない。急いでAZ-GTiをセットした。鏡筒は予定どおりSE120だ。惑星もよく見えるように調整してあるが、残念ながら惑星はすでに高度が下がって西側の壁の向こうに隠れてしまっていた。
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SE120は口径120mmF5(焦点距離600mm)の屈折鏡筒で、値段も比較的安い短焦点アクロマートだ。短焦点なので色収差が出るのは仕方ないが、光軸が合っていれば12cmの分解能を生かして惑星もそこそこ見える。
接眼部が原因で光軸がずれることがあるのが欠点と言えなくもないが、私の持っている鏡筒は観望会等で数名で交代で使っていて耐久テストみたいな状態になっているから、一般的な使い方ではないだろう。ひとりで普通に使う分には大丈夫だと思う。

重量はファインダー付で3.8kg(実測値)。大きなレンズが重いため、重心が対物レンズのすぐ後ろになってしまい、そこが経緯台等への固定位置になる。すると天頂を見るために三脚を伸ばしておかないといけないため、弱い三脚では不安定になりやすい。ポルタ程度の強度があれば十分ではあるが、AZ-GTiの専用三脚では弱いと感じた。やはり水平を出すのが難しい。

さて肝心の導入精度だが、フォーマルハウトとカペラでアライメントを取り、すばるを導入したらファインダーには入ったが本体の24倍(セットの25mmアイピース使用)の視野からは外れていた。次にM31アンドロメダ銀河を導入したら、まわりが明るすぎてファインダーに入っているかどうかの判別がつかず失敗。もう一度アライメントを取り直して、すばる、M31といったら今度は本体の視野の端に引っかかったので確認できた。そのまま二重星団を導入したらファインダーには入ったが本体はぎりぎり外れた。

そのまま天王星を導入したら、ファインダーには入っていた。ただしファインダーではどれが天王星かわからないので、本体で倍率を上げて確認した。海王星は12cmでは歯が立たないので、どれが海王星かわからずじまい。アンドロメダγはファインダーにも入らず。アルビレオもファインダーに入らず。

導入精度がいいのか悪いのか、今回は判別できなかった。たぶん鏡筒の重量で水平が取れてない可能性は大きい。導入精度を確認するには、販売店でセット販売されているような口径10cm程度の鏡筒を使わないといけないだろう。あるいは三脚を強化するとか。大きな鏡筒の時はバランスウェイトを付けてバランスを取るという手もある。

ついでだが、ビクセンのGP用三脚が使えるか試したが、赤道儀の東西を微調整するための突起が邪魔をして、まったく取り付けられなかった。取り付けネジもすこし短かったので、突起がなくても無理そうだ。何か使えそうな三脚を探さなくては。


by anettait | 2018-09-10 22:34 | 自動導入機 | Comments(0)