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ビクセン130Rの実力

 ビクセンの短焦点反射鏡筒、130Rを使ってみた。この鏡筒、友人から数年前に借りてそのままになっている。GP赤道儀とセットで借りて、赤道儀は観望会で活躍中だが、鏡筒の方はなかなか出番がない。

 ニュートン反射は横から覗くので、小さい子には接眼部が高くなりすぎるのが難点である。それで観望会の出番が少なかった。下の画像の右側の鏡筒だ。
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 斜鏡金具は1本足タイプで、構造上細くするのが難しく、惑星を見るには不利だ。接眼部はスライド式接眼部といって、接眼部が鏡筒の上を前後に移動させてピントを合わせるという、今ではめったに作られない方式だ。短焦点反射には都合のいい方式だが、接眼部の位置によっては主鏡にけられが生じ、口径を損してしまうことがある。

 実際に木星を見てみたが、けっこういいイメージだ。なかなかいい。9cm屈折や10cm反射に比べたら光量に余裕があって、ピント合わせも楽。ただし短焦点なので倍率を稼ぐことが出来ない。
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 実際に撮影してみると、3倍バーローレンズを使っても大きくは撮れない。ただし撮影画像そのものはよく写っている。10cm未満クラスとは明らかに性能が違う。

 軽いので設置も楽。架台への負担も小さい。像は悪くない。今度観望会に持っていくようにしよう。口径の割には軽いというのが一番。

by anettait | 2007-08-10 00:12 | 初心者用望遠鏡 | Comments(0)  

ビクセンカスタム90M屈折鏡筒の実力

 今回の90mmF11鏡筒は初心者用というにはやや大きい。長さも1mあり、重さもそれなりだ。これは数年前に中古で手に入れたが、たぶん日本製だろう。名称からすると、カスタム経緯台とセットで売られていたようだ。レンズはもちろんアクロマート。
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 画像の左側の筒だ。右は130mm反射。これについては次回。

 眼視でも良く見える。ドロチューブもしっかりしている。最近の安い中国製とは違い、ピント合わせの時にぐらぐらして合わせにくいということがない。もちろん延長筒なしにピントは合うし、天頂プリズムもそのまま使える。
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 木星も良く見え、良く写る。画像では青にじみがあるが、眼視では気にならない。画像の背景が青いのは、口径が小さいためゲインをかなり上げているせいもある。

 手放してしまった中国製の100mmF10屈折鏡筒と勝負させたかった。短焦点の100mmF5鏡筒とは勝負にならないほど、90mmの方がよく見える。

 ただし、長さと重さがあるので初心者にはすすめられない。風にも弱くなる。でもいい鏡筒だ。9cmという口径が中途半端なのか、とっくの昔にカタログから消えてしまったようだ。もったいないが仕方ないのだろう。ビクセンには10cmも8cmもあるのだから。

by anettait | 2007-08-07 00:51 | 初心者用望遠鏡 | Comments(0)  

小学校の夏祭り観望会

 昨日は午前2時まで星観の会例会で、火星を見た。今日は朝から仕事、夜は近くの小学校で夏祭り観望会。

 毎年出動要請があるので出かける。先週とは別の学校だ。今週は月の出が遅いので、ひたすら木星を見せる。望遠鏡はセレストロンのC-130マクストフカセ。
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 木星を見ているそばで花火が上がる。いやはや、すごい光景だ。明るいので写真写りもいい。小さな小学校なので、木星を見たのも100名程度。それでも先週の学校よりよりずっと多い。

 子どもたちには木星はインパクトが弱い気がする。どうせ見せるなら月か土星がいい。特に月の持つインパクトは大きい。今どきの小学生でも、望遠鏡で月を見たことのある子は少ないようだ。

by anettait | 2007-08-05 23:29 | 観望会 | Comments(0)  

口径100cm

搭載している望遠鏡の口径の合計です。いや、だからどうしたというわけではないんですが、昨日ふと気づいたもので。大きい順から、40cm、30cm、13cm、9cm。ファインダーは5cm、3cm。合わせて100cm。

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石垣島のむりかぶし望遠鏡にもうちょっと。惜しい。あと何載せようか。

昨日からスターウィークです。星空に親しむ週間です。8月3日は久茂地公民館、4日は亜熱帯天文台、7日は天久大公園で観望会です。午後7時半から9時まで。雨天曇天中止です。

by anettait | 2007-08-02 21:22 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

棚ドブで撮影してみる。

 連続観望会が終わって一息ついたので、棚ドブで撮影してみることにした。ジョンソニアン赤道儀台に載せれば撮影できなくもないのだが、その状態では厳密な光軸修正が難しいので、40cmに同架した。
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 自作鏡筒で四角なので鏡筒バンドなどはないが、どちらもフレーム鏡筒なので、フレーム同士をビニールひもで縛るだけでセット完了。実に簡単だ。

 じっくり光軸修正するが、けっこう難しい。もちろん調整用ネジが短くて調整範囲が狭いこともあるのだが、斜鏡が小さいことも原因のようだ。しかし大きめの斜鏡が行方不明なので、そのまま調整する。

 眼視ではいまひとつの見え方で、木星表面の模様が見えにくい。40cmと比較するとかなり落ちるが、これは主鏡の欠けた部分の影響だと思われる。中央にも周辺にも遮蔽物がある状態だからだろう。
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 しかし撮影してみると、そこそこの画像が得られた。多分元の精度がいいのだろう。完全品ならもっと細かい模様が写ると思われる。

 ジャンクではなく完全品の鏡をテストしたいところだが、これ以上の出費は避けたいしその余裕もないので、今回はこれまでにしておく。

by anettait | 2007-07-24 00:23 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

棚ドブ再登場

 棚ドブは、中古で購入した主鏡の見え方を確認するためだけに作ったものだった。1度は粟国島へも持っていって観望会に使ってみたが、長いため運搬が不便なのと、架台がやたらと重いので使わなくなってしまったのだった。
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 ところが、この夏休みはなぜか小中学校や公民館での観望会が多い。この機会に自作望遠鏡をアピールするとなると、仕様、性能と見た目の関係から、棚ドブが最適ということになった。

 どう見ても既製品とは思えない外観、Ninja320に迫る(?)光学性能、準備片付けの素早さ、これに勝る自作機は持っていないので、さっさと決まった。
 実際には棚そのもので望遠鏡には見えにくいし、光学性能は25cmシュミカセ以下かも。準備は簡単だが普通車の後部座席に入らないほど長く、収納性の悪い鏡筒、やたらと重い架台など、欠点は多いがそれは気にしない。

 一度作り上げたものの、ボイド管(紙筒)の鏡筒を作るため主要な部品は外してあった。そこで台風の去った連休最後の日に、部品組み付けから始めた。
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 まず接眼部。前回つけてあったものは40cm鏡筒に使用中。となれば手持ちのもので合うのをさがすと、あった。笠井トレーディング製のマイクロフォーカス付き接眼部。確か蔵出し品で安かった。ファインダーはBORGの5cm中古。ファインダー脚は国際光器の処分品。

 斜鏡と主鏡セルは30cm分割鏡筒より外して使う。分割鏡筒を使わないのは、主鏡セルの下の部分が大きすぎて架台に入らず、高度50度以上はすべて死角になってしまうという致命的な欠点を持っているからだ。
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 というわけで主鏡セルは内枠のみを使う。純正ネジが短く、底板の厚みが邪魔をして光軸修正の範囲が狭くなるが、まあどうにかなるだろう。斜鏡も63mmは小さいような気がしたが、とりあえず付けてみる。

 主鏡は今回、秘密兵器を取り付けた。なんと笠井トレーディングの主力商品(?)銀次300Dの主鏡だ。新品なのでメッキはとてもきれいだ。星雲などがよく見えるはずだ。

 これは捨て値というかジャンクで1万円で入手したのだが、もちろん理由があって、なんと欠けている。しかも半端な欠け方ではなく、幅3cm、長さ6cmにわたって鏡の縁がめくれるような状態で割れている。
 実際に星の光を反射させてみると、幅はさらに1cmほど広い部分までダメージを受けている。輸送中の事故だったようだ。もったいないので欠けた部分を黒い紙で隠して使う。

 もともと形はあったので、半日で完成した。前回よりも使いやすい接眼部などでグレードアップしたが、なぜかバランスが取りにくい。しかも光軸修正がなかなか決まらない。おまけに斜鏡はやはり小さすぎたようで、けられている。
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 手直しする間もなく、連続観望会へ突入してしまった。光軸修正が完璧ではなく、またはジャンク主鏡のせいか、もう少し見えてもいいのでは、という感じだったが、自作望遠鏡のアピールは十分できた。

by anettait | 2007-07-23 23:27 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

初心者用天体望遠鏡・その4

ビクセン10cmF10反射鏡筒(SUPER・POLARIS・R100L・中古ジャンク品)

 30年以上前、10cmF10赤道儀セットは当時の中学生のあこがれの的だった。デパート三越の眼鏡売り場に飾られていたミザールの10cm反射赤道儀は「買って欲しい。」と親にいえないほど高かった。
 買えなかった私は通信販売でスリービーチから光学系だけを購入し、反射経緯台を自作した。

 ビクセンのニューポラリス赤道儀が登場したのはそれから5,6年後だったと思う。大学の先輩から卒業の時にもらったものが1台あるが、ウォームホイールがプラスチックだったのには驚いた。

 今回テストしたのは、その後に出たスーパーポラリス(SP)赤道儀とセットになった反射鏡筒だ。ただし鏡筒自体はニューポラリスとセットになったものもあったし、その後2003年頃「火星人」の名称でドブソニアンとして販売されていた鏡筒も基本的には同じ製品だと思われる。

 10cmF10だと球面鏡で十分性能が出るということで、確かこれも球面鏡だったと思う。もしかしたら「精密球面」と「ただの球面」があったかもしれない。方物面があったかどうかは不明である。
長い歴史を持つ10cmF10反射鏡筒で、評判もいいことから今回は期待していた。

 この鏡筒は旅行中に望遠鏡販売店で見つけ、本体のみ(鏡筒バンドなし、ファインダーなし、ファインダー台座なし、シール貼りまくり、接眼部アイピース取り付け部分なし)で2,000円という格安、いやジャンク状態で購入したもの。旅行中だったので他の部品とともに送ってもらい、送料が1,000円かかった。
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 40cmに同架して、低倍率で見たら特に変わったことはなかったが、倍率を上げてびっくりした。なんとピントがまともに合わない。木星を200倍で見たら輪郭がはっきりしない。模様もあるのがやっとわかるかどうか。倍率が高いせいかと考え、120倍程度に落とすが変化なし。そのとき40cm鏡筒では木星がとてもよく見えていた。
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 30年以上前に自作したスリービーチの鏡の方がよっぽどよく見えた。あれは蚊取り線香の空き缶とカーテンレールで作ったフレーム鏡筒だった。

 光軸に問題があるのかと思って調整するが、それほど狂ってない。撮影すると10cmF5屈折にも劣る画像になった。

 後日、もう一度光軸を調整して、主鏡の圧迫がないのも確認して、再度撮影。今度は3倍バーローを使ったら、さらにひどい画像になった。
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 想像だが、これは主鏡か斜鏡を別のものに取り替えてあるんじゃないだろうか。ビクセンの10cmF10がこんな性能ということはないだろう。それとも「大はずれ」だったか。これは光学系を入れ替えて再度テストしてみるしかない。または新品を購入するか。いやそれはやめよう。同じものを持っている人のをテストした方がいい。

 、「ジャンクがはずれでも文句は言えない」というのが今回の教訓。2,000円だったし。

by anettait | 2007-07-16 12:34 | 初心者用望遠鏡 | Comments(12)  

初心者用天体望遠鏡その1 追加情報

SE-102S(たぶん) で木星撮影
 大口径短焦点アクロマートで惑星を撮影するなんて非常識だと言われるだろうが、試しに撮影してみた。梅雨明け早々の撮影なので、それほど前のことではない。
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 口径が10cmもあるので星雲星団には威力を発揮する鏡筒だが、眼視では高倍率に弱い。ただしこれは中古で購入したので、新品もこの性能かどうかは不明である。しかし木星を撮影してみると、それなりの結果が得られた。
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 焦点距離500mmなのでコルキット5cmよりも短い。色収差などでは不利だ。撮影結果にもそれが出ていて、口径が半分しかないコルキット5cmといい勝負である。

 ところが眼視では木星も本機の方が少し良く見える。口径と値段を考えれば当然だろう。惑星撮影は本機にとってはいじわる以外の何者でもない。そういう使い方をする鏡筒ではないのだから。惑星はどのくらい撮れるのか、という一応の目安と考えたい。大赤斑は写せるということだ。

 今回もピント合わせでドロチューブの遊びが気になった。ドロチューブをある程度伸ばすと、モニター上の像が上下に動いてピントが合わせにくかった。もう少し遊びを少なくしてほしい。

by anettait | 2007-07-09 00:56 | 初心者用望遠鏡 | Comments(0)  

初心者用天体望遠鏡・その3

コルキット5cm ¥3,675(鏡筒のみ)

 コルキット5cmはその名のとおりキットで、自分で組み立てる望遠鏡だ。コルキットは4cmの方が有名で、そこそこ安いし小学生でも作れ、しかも性能もしっかりしているので評判がいい。
 しかし今回のは5cm版だ。性能を確認するために買ってみた。
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写真のものは40cmに同架するために、あえてファインダーと三脚取り付けの部品は付けてない。

 製作は簡単、私は30分かからなかった。鏡筒は紙製パイプなので木工用ボンドを使って組み立てる。小学校5,6年生なら1時間半あれば作れると思う。4cmより難易度は少し上がり、紙製の絞り環が3枚も付いてる分だけ手間がかかる。

 しかし絞り環のせいか、とてもコントラストが良く、シャープに見える。付属の12mmアイピースで50倍。土星の輪はもちろん、木星の縞もどうにかわかる。高倍率のアイピースにすればもっとはっきり見える。
 手持ちの4mmアイピース(150倍)を使うと私には大赤斑も見えたが、普通の人には無理だろう。私は40cmで大赤斑を確認してからコルキットで見ているのだから。
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 驚いたことに、わずか5cmで大赤斑を撮影することが出来た。これは快挙だ。世界最小記録達成である(当社比)。いや、実際の世界記録はわからないが、これはかなりすごいことだと思う。正直なところ、やってみるまで写るとは思ってなかった。

 5cm版で特筆すべきことは、アメリカンサイズのアイピースが使えることだ。これは便利だ。24.5mmサイズはもう市場に少ないし、種類もない。その点アメリカンサイズなら、選び放題で探せば安いバーゲン品もある。

 安くて性能のいいコルキットだが、欠点もある。まず、微妙なピント合わせが初心者には難しい。コストの面と構造上しかたないのだが、高倍率が使える鏡筒だけに惜しい。撮影後に、BORGの接眼ヘリコイドを使えば楽だったことに気が付くが、それは本体より高い部品なので、初心者が持っているとは思えない。

 また、三脚ば別売りなのだが、純正以外の架台を買うと本体の安さがあまり生かせない。ポルタに載せるといいのだが、載せるためのアダプターなどを買うと、前回紹介した70Lfの中古と値段があまり変わらなくなる。また鏡筒バンドもない。

 純正三脚は安いが微動がなく、フリーストップのみのようだが私は純正三脚を使ったことがないので、使い勝手はわからない。純正三脚は2500円程度(送料別)。

 また、写真三脚を使おうとすると、架台への取り付け部分が弱そうで気になる。4cmならいいのだが、5cmは鏡筒が長いので。
 できれば丈夫な取り付け部分を自作したいものである。塩ビパイプの部品に適当なものがないか探してみたい。

 色々書いたが、値段の割にはかなり優秀な鏡筒である。小学生(高学年)の最初の1台として4cmとともにお勧めの機種である。4cmと5cmの値段の差は約1,000円。私は5cmの方がいいと思うが、架台まで含めると値段の差はずっと大きくなるので、4cmが無難かもしれない。

 ところで今回5cmで大赤斑を撮影できたことにより、次はもっと小さな口径で大赤斑を撮影しなくてはならなくなった。目指すは真の世界最小口径である。どなたか世界最小記録をご存知なら教えていただきたい。

by anettait | 2007-07-04 00:17 | 初心者用望遠鏡 | Comments(6)  

初心者用天体望遠鏡その2の訂正

 今回は訂正である。初心者用天体望遠鏡その2で書いた「ビクセンポルタA70Lf」の中で勘違いがあった。訂正してビクセン関係者にはお詫びしたい。

 さて、その訂正部分だが、天頂プリズムを使わないとピントが合わないと書いたが、なんと延長筒が付属していた。私はてっきりカメラアダプターの一部だと思っていた(それにしては部品が足りない)が、実際には延長筒だった。それを使うとちゃんとピントが合った。

 しかし高倍率のピント合わせはあまり快適ではない。ドロチューブを伸ばしきる直前で、上下に動いてしまう。高倍率だと対象物が逃げてしまう。惑星撮影では困った。

 今回は40cm鏡筒に同架して木星を撮影した。シーイングがよかったので、口径7cmにしてはみごとな写りだった。アクロマート屈折なので色収差はあるが、眼視150倍で大赤斑も確認できた。
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 撮影した画像は色収差のためか、紫がかっているのが難点だが、よく写っている。木星の真ん中少し上の赤っぽい楕円が大赤斑。

 鏡筒にこのくらいの性能があって架台がポルタなら、初心者用としては十分すぎるほど。お勧めできる1台だ。

by anettait | 2007-06-29 00:11 | 初心者用望遠鏡 | Comments(0)