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平成最後の星見は南十字(の上三つだけ)

平成が今日で終わるが、まあ星空にはほとんど関係ない。いや10連休になったから星を見に行く旅行には大いに関係があるのか。予定ではオーストラリアかハワイで南十字を見ているはずだったんだが、まあ仕方がない。すべてはマイレージのチケット争奪戦に出遅れたのが悪い。10連休価格での旅行は行く気はないし。新月期でタイミングは最高だったんだが(未練たらたら…)。

沖縄はいつもこの時期は梅雨入り前で天気が悪いが、昨日は夕方雲が切れたので、糸満市の海岸まで南十字を見に行った。
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着いたらどん曇りだったが雲の流れはとても早く、雲の切れ間から時々星が見える。時々大きな晴れ間が広がるので、雲が切れるのを待って撮影してみた。超高感度に設定して露出は短めにするのがコツ。レンズも開放近くにしたので周辺減光もひどいがそれも仕方がない。

ケンタウルスから南十字が撮れたが、一番下のアルファは見えなかったし写ってもいない。まあこの天気では上みっつが見えただけでも上出来だろう。オメガ星団は双眼鏡で見たら大きいがぼーっとしていた。

南十字を探すための参考画像も撮影してみた。からす座が南中した時にその真南、というやつだ。残念ながら南十字のアルファが写ってないが、沖縄本島では見えないのが普通だから、これはこれでいいのかも。
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上の画像の左上の明るい星はスピカ、上の真ん中のゆがんだ四角が「からす座」なのは見たらわかると思う。真ん中の斜めの光は飛行機。そのずっと下に南十字の上の三個の星が写っている。水平線まで入っている画像だが、低空の雲のせいでαは写ってない。

ただ、私が南十字を探す場合は、以前からケンタウルス座の東端の二つの星を使っている。画像下の方の、ちょうど南十字の上にある、右下がりの斜めに並んだ2個の星だ。右がケンタウルス座ガンマ2.2等星、左がデルタ2.5等星。実際に南の低空を見ると、南十字よりもずっと目立つ星だ。ケンタウルス座の馬の腰?というか、おしりの部分になる。

南十字はいちばん上のガンマだけが見えている状態だと、からす座からたどる場合はどれが南十字なのかわかりにくいが、このふたつの星を目印にたどるとわかりやすい。もっと南に行けば、こんな探し方はしなくても見つかるとは思うけど。


by anettait | 2019-04-30 16:02 | 星の見える場所 | Comments(0)  

平成の終わりに中古カメラ(X-M1)を買う

もうすぐ平成も終わる。それとはほとんど関係ないが、また中古デジカメを買った。
フジのミラーレス、X-M1だ。私にとっては初フジ、いやフィルム時代の中版カメラ(645)は何台か持っていたが、ミラーレスは初めて。そういえばコンパクトデジカメは1台あったような。
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まあそれはそれとして、フジのミラーレス、特に初期のものは赤い星雲がよく写る、改造デジカメくらい写るという噂が以前からあるので、ぜひ確かめなくてはと思っていたところ、近くのキタムラにフジ用のサムヤンレンズが中古で安く出ていたので買ってしまった。そういうわけでボディも安いのをネットで入手した。ボディは送料込みで1万5千円くらいだった。

つい最近、海洋博公園の近くまで行く用事があり、天気も良かったので帰りに試写してみた。フジの特徴であるフィルムシミュレーションを、フィルム時代は風景によく使ったベルビアに設定し、沈む冬の星座を撮影した。
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上の画像は備瀬崎から伊江島の方向(西)を撮ったのだが、いやいや、そういえば水銀灯は緑色に写るんだっけ。ひどい光害だ。伊江島の港かどこかの強烈な水銀灯がこちらを向いているようだ。
ベルビアに設定したのが裏目に出て、強い緑色になった。ベテルギウスの色はよく出ているんだが。

画像の左側は南西方向だが、最近できた大きなホテルの光で明るくなっている。この場所は真北、北東、北西と天頂は星がとてもよく見えるんだが、南と西(低空)が残念だ。

レンズが超広角12mmなので、フルサイズ換算で18mmか19mmくらい。光害の影響を受けやすいのは仕方がない。もっと光害の少ない場所で使うべきだな。

ところでこのカメラは天体撮影に使うには大きな欠点がある。モニターの拡大率が低いのだ。4倍までしか拡大できないのは、モニターで星が見えにくいことも加わって厳密なピント合わせを困難にしている。星を撮るにはモニター暗いし。

とはいえレンズは超広角1本しかないので、今のところ何とかなっている。ニコンとキャノンのレンズが使えるアダプター合計2個を注文中だが、届くのはゴールデンウィーク明けになるかもしれない。

純正レンズが欲しいが、フジのレンズはけっこう高いので、とりあえずアダプターでしのぐ。目標は赤い星雲も写っている天の川を超広角で、さらに望遠鏡で赤い星雲のアップを撮影することなので、普通のズームレンズの優先度は低い。

by anettait | 2019-04-28 17:17 | カメラ関係 | Comments(0)  

SE-AT100N vs マルチファンクションGOTOマウント 比較してみた

同クラスの自動導入架台が手元にあったので、比較してみた。
どちらもジャンクを購入したので、新品と同じとは限らないのは最初に断っておく。
名前が長いので、ここではSEATとマルチFに省略することにする。
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さて、どちらも口径10㎝以下の反射鏡筒に使うことを想定していると思われる。
なぜ反射かというと、長い屈折鏡筒は構造的に天頂に向けることができないからだ。
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とにかくアームが短すぎる。特にマルチFの方はアーム下の電池ボックスカバーがひどく邪魔。
どうしてこんなデザインにしたのか不明だ。カバーと中の電池ボックスを外さないと画像にある赤いニュートン反射すら引っかかって載せられない。アームの長さを画像で比較してみる。
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導入精度はどちらも同レベル。アライメントをちゃんとすれば、10cmF4.5反射に25mmアイピースを使った18倍の視野のどこかには入っているというレベル。マルチFのSynScanコントローラーをSEATにも使ったのでコントローラーによる違いは出ない。架台の精度による違いが出てもよさそうだが、倍率が低いので、その程度での差はでないということだろう。

重量はマルチFが2.5kg、SEATは3.7kg。どちらも実測値、鏡筒・電池なしの重量だ。電源はどちらも単3電池8本。今回は12V外部電源を使用した。マルチFは電池ボックスが1個ないことでジャンクだったし、SEATは単3電池では電力不足で自動導入中に止まってしまうからだ。

さてこの架台をどういう状況で使うかだが、軽いマルチFは旅行用にいいかもしれない。しかし普通に使える鏡筒は最大でセット販売の9cmマクストフ以外には選択肢はないと思う。口径9㎝のマクストフでは倍率は下げられず星雲星団は厳しく、惑星と二重星以外を見るのは難しい。だから空が暗い場所に持っていくメリットは薄い。やはり旅行用はあまり意味はないか。下の台を外してさらに軽量化して三脚つければまあいいか。
結局は自宅で手軽に月惑星や二重星向きか。卓上用だし。9cmマクストフはビクセンのを持っているが、あれは惑星がそこそこ見えるので、セットの鏡筒もたぶん月や土星の環、木星の縞模様を楽しむことは可能だろう。

SEATは、さらに微妙だ。元々自動追尾のみの架台だから、自動導入化にはコントローラーを別に入手しなければならないので、お金がかなりかかる。
10㎝短焦点ニュートン用架台なので空の暗い場所なら低倍率で星雲が楽しめるとは思うが、やや重いので公共交通機関で持ち運ぶのには向かない。
私みたいにすでにSynscanコントローラーを持っているという人以外は、自動導入化はお勧めしない。なんといってもコントローラー単体の値段が最近人気のAZ-GTi本体価格とあまり変わらないからだ。
やはり自動追尾のみで使うのが良さそうだ。卓上用だが下に三脚を付けるのも可能なので、テーブルがない野外でも三脚があれば使える。ただし自動追尾の精度は以前にも書いたがセッティングの精度に依存する。

自動導入の軽量コンパクトな架台なら、いまやAZ-GTiマウントが三脚付で4万円弱で入手できる。あちらは搭載できる鏡筒も屈折や反射などいろいろ選べるので、実用性、将来性を考えるとAZ-GTi一択だな。

いや、長いレポートを否定するような結論になってしまった。このふたつは鏡筒もセットなので、気軽にお金をかけずに星を楽しむ望遠鏡だと私は考えている。

自動導入できてもセットの鏡筒では星雲などの暗い天体は見えないというのは、自動導入望遠鏡のよくある落とし穴なので、小口径の自動導入機にあまり期待しすぎてはいけないと思う。

by anettait | 2019-04-20 22:09 | 自動導入機 | Comments(0)  

SE250N+折りたたみドブソニアン架台で月を撮る

非常に天気が良かったが満月前なのと翌日も仕事だったので南十字はあきらめ、月を撮影した。
雲も少なく透明度は最高だったので月さえなければ南十字は確実に見られたと思うのだが、満月前の強烈な月光では無理だろう。

今回はケンコーの25cmニュートン反射鏡筒、SE250Nを久しぶりに使った。シャープな月面を撮影しようと思ったから。しかしこれに見合う架台は赤道儀だとロスマンディZなどの重くて大きくて準備に時間のかかるものでないと無理なので、それはやめてお手軽なドブソニアン架台にした。
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これはアメリカ製の折りたたみドブソニアン架台で、使わない時は場所を取らない。でも軽いわけではなく、そこは予想外だった。

耳軸はアルミの円筒型だが、これのすべりが良すぎてバランスを取らないと鏡筒が安定しない。少し主鏡側に重心が寄っていたら、アイピースを交換するだけで鏡筒は上を向いてしまう。今回は月が天頂に近く、撮影中は鏡筒が勝手に動かないよう手で押さえなくてはならなかった。
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架台はコンパクトになるので、キャンプなど荷物を車にたくさん載せる場合には便利だと思う。しかし鏡筒がこのままでは場所を取るので、伸縮式か分解式の鏡筒を作るつもりなのだが、いったいいつになることやら。

なお、スカイウォッチャーの伸縮式25cmドブソニアン鏡筒は耳軸の円盤が大きすぎるので、この架台には使えない。残念だ。

早いとこ分解式の鏡筒を作らなくては。そして移動時はコンパクトになる25cmドブソニアンにして、船で近くの離島などに持っていきたい。いや、持って歩くには少し重いかも。タイヤも付けるか。


by anettait | 2019-04-18 21:39 | 反射望遠鏡 | Comments(0)  

スマホと望遠鏡でリゲル(二重星)を撮ってみた

昨日は小規模な観望会があって、スカイウォッチャーのDOBGOTO10(25cm反射)を出して月を見てもらった。

月を見たらほとんどの人が帰ったので、望遠鏡のテストでシリウスを見たが200倍では伴星は見えず。でもリゲルの伴星はちゃんと見えたので私の低価格スマホで撮影してみたらちゃんと写った。
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こういう場合はスマホのカメラ性能よりも望遠鏡の性能が大きくものをいう。あと撮影技術。今回の画像はリゲルが画面の端に行ってしまったのを撮影したので、かなりひどい像になっている。カメラの性能も低いので、拡大してみたらひどい像。
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ついでに月の画像も。アイピースは低倍率用の25mmなので眼視では50倍。
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低価格スマホなのでマニュアル露出が難しく、オートで撮っているので白トビがあるが仕方がない。画像処理でちょっとコントラストを落とした。雲が通過中なので像にむらがある。

今ではだれもがスマホを持っているので、観望会の状況が許せば(つまり客が少なくて撮影できる余裕があれば)この程度の画像は誰でも撮れる。いい時代になったものだ。

ただし参加者の多い観望会で撮影を始められたら時間がかかって他の参加者の迷惑になるので、そこは気をつけないといけない。
参加者の多い場合には、私は撮影を断ることがよくある。まず参加者全員に見てもらいたいから。
仮に撮影にひとり1分かかるとしたら(初心者は実際にそのくらいかかる)、20人並んでいたら最後尾は20分よけいに待つことになるわけだ。
つまり撮影なしなら15分で済むところを35分待たされたら、けっこう大変だ。

観望会で撮影専用の望遠鏡とスタッフを準備する余裕があればいいのだが、現状ではなかなか難しい。人の集まらない寒い時期の集客方法としては有効かもなどと考えたりもするが。



by anettait | 2019-04-13 15:05 | 二重星 | Comments(0)  

久しぶりに太陽を撮影した

朝から天気が良かったので、久しぶりに太陽を撮影した。やぱり地味というか穏やかだった。
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ただ、1点だけ明るく輝く活動領域があった。画像ではわかりにくいが太陽像の中心からやや右上の部分。眼視では左右反転しているので左上の部分に白く見えた。

撮影する前はもっと明るく輝いていたように見えたんだが。
あと小さなプロミネンスが少し。

by anettait | 2019-04-06 17:18 | 太陽 | Comments(2)  

約20日ぶりに木星を撮影

今年の春はなぜか気温が低い。4月だというのに最高気温がやっと20度の日があったり。
しかし昨日からようやく気温が上がり、うまいくあいに休みの朝から晴れたので、なんと朝4時過ぎに起きて木星を撮影してみた。
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雲が多くシーイングはいまひとつだったが、とりあえず撮影できて良かった。

今回もミードの30㎝シュミカセを使った。同架しているC-14の方が5㎝口径が大きいのだが、その分シーイングや温度の影響も大きそうなので、ミードにした。眼視でもそこそこ見えたが、シーイングが良くないのでそこそこ。


by anettait | 2019-04-06 15:38 | 惑星 | Comments(0)