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スカイメモSで遊ぶ

最初に書いておくが、これはメーカーの想定外(たぶん)の機材マニアの遊びなので、初心者はまねしないように。

ケンコートキナーのジャンク品でスカイメモSの本体を一昨年くらいに入手して以来、ネットでちまちまと部品を買い集めていたら、いつの間にか専用三脚以外のスカイメモSが一式そろってしまった。
できれば安いジャンク品をと思ったが部品はすぐに売れてしまうので、大手カメラ店等のネット販売を利用してポイント等も使ってできるだけ安く買い集めた。

一式そろえたのは、そうでないとスカイメモSはその性能を発揮できないと考えたからだ。まずバランスが合わないと撮影に失敗する。これは去年のオーストラリアで痛感した。また、一式そろえば普通の赤道儀として代用できるかもという期待があったからだ。

というわけで旅ドブを載せてみた。これがうまくいけば、オーストラリアで数秒の短時間露出でも20cmF4鏡筒で撮影できるのではないかと思ったからだ。
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しかし誰が考えてもこれは無理だ。実際に載せてみて、それはすぐにわかった。まず、緯度調整用の微動雲台の強度が絶望的に不足している。5kgの鏡筒に3kgのバランスウェイトが必要なので、まず無理だ。しかも赤経クランプが強度不足で回しにくく使いにいので、狙ったところで固定するのは無理だ。さらに風にとても弱い。いや風が吹かなくてもぐらぐら揺れる。でもどうにか月を撮ってみた。
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いちばん上の画像のように雲が多かったので、2枚合わせて比較明合成で雲の影響を少なくしてみた。そしてアンシャープマスクとコントラスト調整でごまかす。月を真ん中に持ってきて撮影するのはけっこう難しかった。
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口径7cmの短焦点屈折なら大丈夫そうだが、これで直焦点撮影できるかといえば無理かも。試してないので印象だけで言っているが。
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口径8cmF7屈折鏡筒くらいからは重量オーバーな感じ。こういう使い方はしない方がいいと思う。

普通なら追尾精度等の検証に行くと思うが、そこは興味がないので私はやらない。上の鏡筒では追尾が無理なのはわかっているし。


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by anettait | 2018-08-28 21:21 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

満月3時間後の月を旅ドブで撮る

旧盆のウークイが満月とは限らないのは、旧暦の常識である。
今回はウークイの翌日になる今日が満月だったが、地方によっては旧盆が4日間あって、そうなるとウークイは満月となり、何だかややこしいのでまあそういうことだ。

さて満月なので月を撮らなくてはならない。時々いきなり土砂降りになる不安定な天気なので、ドームを開けるのも面倒。だから簡単に撤収できる旅ドブを出した。最近旅してないなと思いながら。
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望遠鏡を出すと曇ってくるのはよくある話で、今回もそう。うちの自作望遠鏡は部品が共用だったりして旅ドブの接眼部の部品がないことにカメラを出してから気がついた。雲は月を隠そうとしているので、部品を探す時間はない。雨を降らすぞという意気込みが雲から伝わってくるので急がねばならない。

いやすごい積乱雲だからそう感じたんだが。仕方がないので手持ちで撮影し、急いで撤収。撤収後2分で土砂降りになった。旅ドブは口径20cmあるが5kgしかないので撤収は楽だ。
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撮影した画像はやはりピントが甘かった。画像処理でアンシャープマスクをかけてごまかす。もう少し天気が安定していればいいのだが。いやピントが甘いのは接眼部の部品がなかったことが大きいのはわかっている。次からは気をつけよう。




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by anettait | 2018-08-27 00:39 | | Comments(0)  

旧盆に火星を撮る

旧盆と火星は関係ないが、晴れていたので撮影してみた。前回の月を撮影したのと同じ晩である。

風が強く火星はけっこう揺れていたが、ちゃんと写った。
パソコンを変えたら火星の模様が驚くほど良く見えるようになった。ピント合わせも楽だ。
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眼視でも模様が少し見えてきたので、砂嵐が収まってきているのは間違いないと思う。ただし上の画像のようにはっきり見えるわけではない。もっとぼんやりした感じだ。
上の画像は処理が強すぎたかと思ったが、以前に比べて簡単に模様が出るようになった。



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by anettait | 2018-08-26 19:01 | 惑星 | Comments(0)  

旧盆なので月を撮ってみた

旧盆は沖縄では非常に大切な行事だ。この期間は仏壇のある親戚の家を回るし、仏壇を持っている家はいろいろやることがあったりしてみんな忙しくなる。おかげでこの数日間の夕方の渋滞は深刻だし、お盆に旅行なんてとんでもない話だ。だから胎内星まつりには行けない。

さて旧盆なので必ず満月前になる。そこで久しぶりに月を撮ってみた。
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小口径の屈折を使おうと思ったが出すのが面倒なのでドーム内の30cmシュミカセで撮影した。焦点距離が3000ミリもあるので月がはみ出してしまう。だから上4分の1と下4分の3の部分2コマをモザイク合成した。ステライメージのコンポジットで自動モードにすれば合成のためのXYと回転の数値が出てくるので、それをモザイク合成の時に入力すれば終わり。
コンポジットでは画像サイズを調整してくれないし、重ならない部分が暗くなるので私はこの方法でモザイク合成している。

合成が終わったらアンシャープマスクを少しかけて明るさコントラストを調整して終わり。上の画像はリサイズもしてある。そのままだと一辺4000ピクセルの大きな画像になり、ブログに掲載するには大きすぎるので。

画像をよく見ると合成部分がわかってしまう。露出を合わせたつもりだが、雲の通過した画像を使ってしまったのか、なんだか間抜けな画像だ。まあ失敗例ということで。今日はお盆で忙しいので、次はちゃんとやろう。


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by anettait | 2018-08-25 11:08 | | Comments(0)  

480円スマホで土星を撮ってみた

つい最近、11年使ったガラゲーからスマホにしてみた。さすがに11年前の機種では緊急地震速報とか入らないし、併用していたタブレットもアンドロイドのバージョンが古すぎて使えなくなったアプリもいくつか出て、いろいろ不都合が生じたので仕方なく変えた。どうせならカメラの性能がいいものにしようと思いソニーの一つ前の機種が安くなっていたのでそれだと思ったらどの店に行っても在庫なし。仕方なく機種代金がいちばん安いシャープの480円のものにした。

しかしカメラが付いていると星を撮ってみたくなるのがマニアの習性。とはいえシャッタースピードの下限が8分の1秒では星座は無理。月か惑星に限定される。とりあえず土星を撮ってみた。
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このスマホはマニュアルモードが付いているがちっともマニュアルではない。シャッタースピードを上げると感度も自動的に上がっていくという、大昔のコンパクトカメラのような仕様だ。拡大率変更以外での露出調整ができない。買った当日にもう捨てたくなったが、そのうち気に入った機種を買うまでのがまん。まあ練習用のつもりで買ったし。

スマホにはワイドレンズしか付いてないので禁断のバーロー2段重ね(2倍+5倍+7mmアイピース)で土星を思いっきり拡大して撮影した。3900mm÷7mm×2倍×5倍=5571倍。バーローレンズ2段重ねでは倍率はどう計算するべきなのかがよくわからないけど。

感度は最大の1600になっているが、これは拡大率で被写体の明るさを調整するという、まるでケンコーのデジアイピースみたいな撮影方法でしか適正露出にできないからだ。

撮影時はシーイングが悪いのでこんな写りだが、シーイング良くてもあまり変わらないと思う。今回の撮影で気がついたのは、写野の真ん中に土星を持ってくると副鏡の影?で土星が消えてしまうこと。だから土星は中心にない。

上の画像は画像処理はリサイズのみ。画面全体に占める土星の割合がここまで大きくなると、中心にもってくればスマホの方で自動で露出を合わせてくれそうだが、副鏡の影でそれはできなかった。なお撮影にはシュミットで売っているスマホアダプターを使った。うちにある3種類のうちいちばん新しいもの。他の2種類はそのうち試す。
スマホ持ってないのにアダプターを3種類持っていた方がどうにかしているとはわかっている。しかも今回の結果で、機材テスト以外でスマホで撮影することはもうないと思う。やはり撮影はちゃんとしたカメラでやるべきだな。


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by anettait | 2018-08-22 23:08 | カメラ関係 | Comments(0)  

台風でシーイング悪いのに火星はそこそこ写る

台風19号が接近するというのに天気予報は晴れ。確かによく晴れていたが台風の渦巻きによる北風で、火星はくらげのようになっていた。C14鏡筒を1時間ほど外気になじませても改善しないので、これはシーイングのせいだと確認。
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しかし撮影してみるとそこそこ写るもんだ。いや、そこそこというよりけっこう写っている。オリンポス山もタルシス三山もちゃんと出ている。もちろん眼視では細かくゆらゆらしてこんなに模様は見えてない。砂嵐の影響で黒い模様は相変わらず見えにくい。
眼視の雰囲気を出すにはちょっと画像処理が強かったな。南極冠だけははっきり見えていた。



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by anettait | 2018-08-21 22:43 | 惑星 | Comments(0)  

10日ぶりに火星を撮影

最近台風と観望会ばかりで火星撮影どころではなかった。気がつけば10日ぶりの撮影。
シーイングは良くない。ベガもアルタイルもまたたいているが仕方がない。
明日からは奄美方面に向かう台風19号の影響で天気が悪くなるから、とにかく撮影した。
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シーイング悪い割にはよく写っている。シュミカセによる眼視では模様はここまではっきりは見えない。南極冠はちゃと見えたが黒っぽい部分がうっすらとしか見えない。フィルターかけて見ればよかった。

ふちが二重になっているのはシーイングによる乱れだろうか。10日ぶりに撮影したら、思ったより欠けてきているのに気がついた。最接近から20日もたてばこんなものかな。前回の大接近の時はどうだったか忘れてしまっている。
なおこのページに表示されている画像はなぜか縦長になる。画像をクリックして画像のページに行くと、ちゃんとした比率で見られるので興味のある方はそこで見てほしい。

追記:同日の他のサイトの画像を見てみると、ここまで欠けてない。ということは、シーイングの悪さか大気差補正プリズムの設定ミスかで、北(画像下)の方向に画像がぼやけて伸びてしまったような感じだ。あるいはコントラストを上げたために右下の暗い部分が闇に食われてしまったか。どちらにせよ、気をつけなくては。


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by anettait | 2018-08-20 22:20 | 惑星 | Comments(0)  

旧暦七夕観望会、終了

一日遅れの旧暦七夕観望会は、そこそこ地味だった。まあ突然開催を決めたから。
でもじっくり火星と土星と木星と月を見ることが出来た。
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望遠鏡は手前のが30cm自動導入ドブ(この夏3回目の出動)、そのうしろが25cmシュミカセ+EM100赤道儀(この夏2回目)、そのうしろにビクセン8cmF7屈折(たびたび出動)がある。
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30cmドブの接眼レンズ(LV5mm)にコンパクトカメラのpowershotS120を押し当てて土星を撮影したら、けっこう簡単に撮れた。お手軽撮影なので色ずれがあったが、ステライメージ8に最近のバージョンアップで搭載された「惑星色ずれ補正」で簡単に補正できた。2コマコンポジットもステライメージで。

夜は涼しくなってきて、割といい感じだった。シーイングは悪くないけど良くもない感じ。火星は30cmだと小学生でも極冠がわかったようだった。7月末よりは表面が見えるようになってきたようだ。

火星は早い時間の高度も上がってきたし、砂嵐も少し収まってきたし、大きさも最接近時とあまり変わらないし(23秒くらい)、今が見ごろだと思う。


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by anettait | 2018-08-19 10:57 | 観望会 | Comments(0)  

本日、一日遅れの旧暦七夕観望会を開催します。

突然ですが本日、一日遅れの旧暦七夕観望会を開催します。

日時:2018年8月18日(土)午後8時~午後10時くらいまで
場所:那覇新都心公園
見るもの:土星と火星と月
参加費:無料(ただし公園駐車場は有料)
使用望遠鏡:30cmドブソニアン、20cmシュミカセなど
注意事項:個人主催の観望会です。保険などはかけていませんので参加は自己責任で。また、小中学生は保護者同伴で参加してください。急な豪雨で途中終了する可能性もあります。
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そういえば沖縄の七夕はお盆準備型七夕ということで、旧暦七夕にはお墓の掃除に行きます。年配の方によると、戦前は笹飾りは見たことがなかったそうです。
また、旧暦七夕から旧盆までの期間は海で泳いだらいけないと言われていました。死者に足を引っ張られるからというのが理由ですが、うちではお盆の期間だけ海に行くなと言われました。地域差や年代差があるのかも。今では沖縄はすっかりリゾートなので、関係なく泳いでいる人がたくさんいますけど。私は体力が衰えて、泳ぐどころではありません。


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by anettait | 2018-08-18 10:34 | 観望会 | Comments(0)  

火星の衛星を見る

まさかの「沖縄の北で台風18号発生」により、ひどい天気だ。例年台風は20~22個発生するらしいが、このところ毎週台風来るし今日発生したのですでに19号。まだ8月半ばだ。例年12月前半まで発生するので、今年は新記録になるかも。

さて今回は8月上旬に見た火星の衛星の話。大きい方のフォボスは割とすぐ見える(大接近時11.3等級、長径約22km)が、小さい方のダイモス(大接近時12.4等級、長径約12km)はなかなか見えない。

火星の衛星が見えにくい最大の理由は衛星が暗い上にすぐ近くにマイナス2.7等級の火星が輝いているからだが、プラネタリウムソフトで衛星の位置を確認して探せば、なんとかなるかも。

というわけで8月5日の深夜(6日に日付は変わっている)、火星を撮影しながら衛星を探してみたら両方とも見ることができた。フォボスは簡単だったが、ダイモスは時間がかかった。で、証拠写真を撮影した。
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上の画像は露出オーバーにより火星がかなり肥大している。

15年ぶりに見るダイモスは前回の大接近より見えにくいような気がしたが、これは見る方の老化による視力低下と望遠鏡の老朽化が原因かもしれないが見えたからまあいい。めでたしめでたし。

さて15年後はもっと大口径でなくては見えないだろうな。さらに大幅に老化しているはずだし。いや2年2ヵ月後の2020年準大接近があったか。南中高度も高いし、条件は今回よりいい。その時には40cmなら見えるかも。


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by anettait | 2018-08-16 23:20 | 惑星 | Comments(0)