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60cmドブソニアン自作記(193) 旧暦七夕にてんびん座γの星食を見る

旧暦七夕(伝統的七夕ともいう)なので、月でも見ようかと60cmドブソニアンを出した。
で、月を見ていたら、すぐ近くに明るい黄色の恒星があるのに気がついた。
1等星の星食はないはずと思いアストロアーツのHPを見たら、てんびん座γ(ガンマ)の星食とある。3.9等星らしいが、60cmだと1等星くらいに見えた。
下の画像の、月の暗い側にある星がてんびん座ガンマだ。
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隠れるまでまだ時間がありそうなので、カメラを出して接近の様子を撮影した。
そして隠れる瞬間を見ようと、ずっと眼視で追いかけたが、風が強くてけっこう大変だった。
60cmドブは遮光布が付いているので、まるでヨット状態。気を抜くと風でぐるんと回る。

恒星が隠れる瞬間は一瞬だと天文の本にあるが、まったくそのとおり。まばたきした瞬間に消えた。
いやまばたきした後に消えたかもしれないが、とにかく一瞬で消えた。

それからしばらく月を見て望遠鏡をいじっていたら、いつの間にか出現していた。
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月の明るい側からの出現を見るのは、大口径だと月がまぶしくて難しい。今回は恒星がそれほど明るくないので、さらに厳しい。
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旧暦七夕なので織姫彦星と一緒にドブソニアンの記念撮影をしたが、夏の大三角が天頂に来るこの時期は星とドブとを一緒には撮影しにくい。そういう点では新暦七夕の方が望遠鏡のポーズが決めやすくて、撮りやすい。

まあ無理にドブと夏の大三角を重ねなくてもいいんだけど、七夕なので。


by anettait | 2017-08-28 23:28 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

2017年8月27日の月

今日もよく晴れた。透明度もいいが、明日は月曜日なので出かけずに自宅で月を撮影した。
木星と土星を撮るつもりだったがシーイングが悪く、木星は高度も低くて断念。

月は連射で50コマくらい撮って、ステライメージ8の自動コンポジットで処理。
昼間撮った太陽では自動でうまくいかなかったのに、月では成功した。
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月と違い太陽は背景も明るいので、自動コンポジットが難しいのかもしれない。
とはいえ太陽で成功する時もあるので、よくわからない。

コンポジット後はレジスタックス6でウェーブレット処理。ちょっと処理が強すぎたような気もする。
撮影直後は露出オーバーかと思ったが、画像処理で白とびが改善された。



by anettait | 2017-08-27 23:26 | | Comments(0)  

2017年8月27日の太陽

昨日の観望会のダメージが大きく、朝から体中が痛かった。
30cmGOTODOBはやはり重すぎる。土星は大きくシャープに見えて大好評だったのだが。
観望会後にDOBで星雲の写真を撮ろうとカメラを準備はしていたが、とてもそんな元気は残ってなかった。今日が休みで本当に良かった。

さて今日も朝から天気がいいので、太陽を撮影してみた。
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左下の活動領域が白く輝いて目立っていた。全体像を撮影してから拡大撮影をしようとしたら、白い部分が何だかちっちゃくなっている。

しまった!あの白いのは小規模なフレアだったんだ。先に拡大撮影をするべきだった。

最近は小さいながらも黒点が出ているので、前よりは太陽撮影が面白くなっている。
暑さは相変わらずだが。


by anettait | 2017-08-27 12:47 | 太陽 | Comments(0)  

この8月は記録的な猛暑と少雨

今朝の新聞によると、この8月の沖縄は記録的な猛暑と少雨らしい。
確かにめちゃくちゃ暑いし、雨も少ない。
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画像は今日の正午過ぎに撮影したものだが、空が青い。めちゃくちゃ青い。
透明度がいいので星を撮りに行きたいが、昨日も観望会、今日も観望会で撮影するヒマがない。
もうすぐ小学校の夏休みも終わるので、観望会も最後の追い込みみたいな感じなので仕方がない。

最近は入道雲も増え、観望会中の突然の雨の心配をしなくてはならない。昨日も途中で少し降った。観望会中でなければ、もっと降ってもいいと思う。



by anettait | 2017-08-26 15:03 | 気象 | Comments(0)  

LX200GPSを使ってみる

LX200GPSの修理ができたので、確認のためにグスクロード公園に行った。
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よく晴れていたが透明度はいまいち。上の画像は強い画像処理をしている。
望遠鏡にふちどりが出来ているのは画像処理やりすぎの証。

はじめに書いておくが、この機種はLX200GPSの初期型だ。このひとつ前はGPSなしだったような気がする。つまり10年以上前の機種。だから現行機種と比べて導入精度は劣っているんじゃないかと推測する。現行機種のLX200を使ったことはないけど、これと同じ精度ということはあるまい。

さて、まずM8を撮ってみたが、カメラがkissX6i改なので、F10の暗いシュミカセと組み合わせると、ライブビューの液晶画面でピントを合わせることができない。暗すぎる。だから写して再生、ピント確認を繰り返してピントを追い込み撮影したが、パソコンで拡大するとややピンボケだった。
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Fが暗いので、2コマ加算でも激しく露出不足。露出を伸ばすと流れるし、伸ばさないでも流れるし。F10シュミカセは星雲向きではないなと再確認した。今回のM8は10コマ中3コマは流れてない。

カメラをα7sに交換してM22を撮ると、ISO4万で流れずに撮れる。
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初期設定でアライメントを取る時、基準星がファインダーにすら入っていない。そこをコントローラーのボタンで視野に導入するのだが、2個目の基準星もファインダーに入らない。
それをまたコントローラーを使い、という感じ。GPSの役割は?と思うが、時刻と緯度経度、方位の取得に使っているんだろう。

水平も自分で半周回って水平出しするし、かなり努力しているのだが最初の基準星が入らないあたり、自動導入黎明期という感じだ。すべて自動だが、最近の自動導入ドブソニアンの方が導入精度はいいかも。

M8を撮った後にM27を導入すると、この画像の感じで「OK」が出る。焦点距離3000mmだし、昔の機種だし、上出来だと思う。一応カメラの写野に入っているから十分か。
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天頂付近の追尾は経緯台の宿命で、苦手のようだ。天頂付近にあったM27もM57もすべてのコマが流れている。これも仕方ないな。

ついでに高度が下がった土星も撮ってみたのだが、出来がひどい。シーイングも良くないが鏡筒内気流?もあったかも。光軸ももう一息。これがこの鏡筒の実力ではないんだが。条件がそろえば、実はかなりすごい。条件をそろえるのがまた大変だが。
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とにかくフォーク一体型になった鏡筒が非常に重い。ひとりで三脚に載せるのは無理。今回はアスファルトの上に直接置いてテストした。それでも翌日は腰痛だった。重量が最大の欠点だな。ひとりで運用できないあたり、35cmや40cmのGOTOドブソニアンと同レベルだ。ひとりだと趣味というより苦行のレベル。

これはドームの中に設置するか、タイヤをつけて使うときに屋上に引っ張り出すという使い方に限るな。惑星は良く見えるんだが、星雲星団の撮影には不向き。


by anettait | 2017-08-22 22:40 | 自動導入機 | Comments(0)  

Windows10標準のフォトで天体写真を画像処理してみる(手順説明)(長文注意)

天体写真の画像処理ができるソフトで無料で簡単なものはないかという質問が時々ある。

つい最近も天文雑誌ではPhotoshopLEなどが紹介されているが、初心者だと「1万円近く払っても使いこなせないのでは」という不安があるらしい。
フォトを使って、とりあえず星がはっきり出るような処理ができる、ということについ最近気づいた私は、自分が忘れないよう記事にしてみた。

想定しているのは以下のような初心者だ。スマホで天の川を撮ろうという完全一般人か超マニアは想定外。数年以内にスマホで天の川が撮れる時代になるとは思うのだが、今はまだ無理だはず。で、今回の条件は
1.星が写るデジカメ(デジ一眼またはミラーレス)を持っていること。
2.そのデジカメで星を点像に撮ることができること(画像処理の素材を撮れること)
3.windows10のパソコンを持っていて、その基本操作ができること。

Windows7についてはきっと誰かが書いていると思うのでパス。天体写真の撮り方はビクセンとか他のサイトにあるので、そちらを参考にしてほしい。

さて、まずはフォトを起動して、処理したい画像を表示する。私の場合は画像一覧から処理したい画像をダブルクリックするとフォトで立ち上がるので、どういうふうにそんな設定になるかは調べてない。

表示させたら、最初に画面右上の「編集」をクリックして編集画面に入る。下の画像で黄色矢印で指しているところだ。
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編集画面の最初の画面は自動補正や色補正になるが、自動では天体写真が白く飛んでしまうほどの処理がかかるので、右上のボタンをクリックして、調整画面に入る。
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実際の画像処理自体は、ほとんど下の調整画面でおこなう。「ライト」で明るさ、「明瞭度」で星の強調、「ふちどり」で周辺減光の調整をおこなう。「色」は色の濃さ調整なので、好みの応じて。
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調整してみた画像がこれ。
a0095470_15423569.jpg
背景の色が茶色っぽいので、どうにかしたい。光害が多い自宅での撮影なので仕方がない部分だが、どうにかしたい。そこで編集画面に戻って、青いフィルターをかけてみる。
a0095470_15500195.jpg
フィルターの種類は右側ボックスの中から選び、効果の調整は画面下のスライダーでおこなう。

左上の白いもの(自宅屋上にあるコンクリートの壁)が邪魔なので、切り取ることにする。
画面右上の「クロップと回転」をクリックしてトリミング画面に移る。
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左上をカットしたいので、画面左上の白い丸をドラッグして好きなだけ切り取る。
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これでだいたいできあがり。左上の白いものを切り捨てた。保存するには、右側の終了を押して編集画面に戻る。
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「コピーを保存」をクリックして、名前を付けて保存する。元の画像は変更しないまま、処理画像を別名で保存するのが画像処理の基本である。再度処理をしたくなった時や別のソフトで処理がしたくなった時のためでもあるが、オリジナルはそのまま保存するべきである。
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出来上がった画像がこれ。クリックで拡大画面に行くので、大きくして見てもらうと、はくちょう座からカシオペヤ座までの秋の天の川までが写っているのがわかるかも。中心上にはアンドロメダ銀河も。ちなみにこの日は透明度がとても良く、1年に1回見えるかどうかの秋の天の川が肉眼でうっすら見えた気がするほどだった。
カメラはα7s(APS-Cモード)、レンズはSIGMA14mmF1.8art。ISO8000、露出2秒。

欠点としては地上の風景が写っていて、そこそこ明るい場合は対応できない(今回もドームが明るくなってしまった)が、そこは仕方がない。それはちゃんとしたソフトでも難しい処理だし。

もうひとつ、処理してできた画像はJPEGで保存されるが、オリジナル画像よりファイル数が小さくなるので、確実に画質は低下しているはずだ。オリジナル画像を残しておくのはそういう意味もある。また、JPEGとTIFFは開くことができたが、RAW画像は開けないものもあるが仕方がない。





by anettait | 2017-08-19 16:34 | 初心者向け画像処理 | Comments(0)  

今年の夏は透明度が良すぎる

今年の夏は空の透明度が良すぎる。8月半ばになっても空が青いのだ。
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空が青いのは当たり前だといわれそうだが、青すぎる。まるで梅雨明けの青空。
梅雨明け後はとても青い空なのは毎年のことだが、普通なら7月の2週目から空が白っぽくなってくる。青というより水色。ところが今年はまだ青い。

そういえば去年の夏も空が青かったが、あれは7月後半までの話。それに子年もとても暑かったが、今年は去年より暑いし、空の青いのも続いている。高気圧が南に偏っているせいか?

おかげで星は見やすいが、今年は体調がついていかない。暑い時に無理するとろくなことがない。まあ、ゆっくりだな。

画像は先月森林公園に行った時に撮影した夕焼け。この時も透明度は良かった。レンズはニッコール180mmF2.8ED、カメラはEOS5D3。かなり狭い範囲を撮影している。ステライメージ7で現像したら色が青っぽくなってしまったが、それがまたいい。


by anettait | 2017-08-16 22:51 | 気象 | Comments(0)  

土星を久しぶりに撮影したら意外によく写った

昨日の夜から、夜が少し涼しくなった。だから土星を撮影してみた。昼間の熱によるドーム内気流が改善されているんじゃないかと期待して。

光軸は完全ではない。今日もまたいじったが、あまり改善されない。しかし時間をかけすぎても土星は低くなるばかりなので、あきらめて撮影した。
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思ったよりよく写っている。カッシーニの空隙が途中でぼやけているのは、光軸不良のせいだと思う。この後ASI290MCで撮影したものは写りが良くない。

カメラとの相性もあるような気がする。私の場合、前から使っている120MCの方が新しい290MCよりもいい結果が出る。
290MCの場合感度が高いので、無駄に拡大しすぎという可能性も考えられるが。

さて来年の火星はどうするか。私の場合、一般向け観望会をやらないといけない状況に追い込まれるはずなので、撮影は深夜になってその元気が残っていれば、ということになる。
だから惑星用カメラの心配は不要という気もする。どうせマニアはみんな撮影するだろうし。


by anettait | 2017-08-15 23:20 | 惑星 | Comments(0)  

SIGMA14mmF1.8 DG で流星を撮るとしょぼくなる

今回はうんちくが長いので、結論を先に書く。画角の広いレンズは流星がちっちゃく写るのでしょぼい。画像を見ればわかると思う。

さて、私がこのレンズを買った目的は、ただ単に欲しかったというだけではない。
流星をビデオで(α7sはデジカメだが)臨場感たっぷりに撮ろうと考えたからだ。

これまで私はシグマの20mmF1.8という古いレンズで流星動画を撮影してきた。このレンズは古いニコンマウントで絞りリングがついていてマウントアダプターでも使いやすいが、開放絞りでは星が三角に写るというどうしようもない欠点があった。しかし他に明るい広角レンズを持ってなかったので、仕方なく使っていた。
キャノン純正の24mmF1.4を中古で買ってはみたものの、高かったのに24mmでは画角が狭いことがわかり、かなりがっかりした。

サムヤン14mmF2.8も買ったが流星には暗い。これで流星となると、どうしてもシャッタースピードを遅くしなくてはならないので不自然な流星になる。そこに出たシグマ14mmF1.8だ。買わないはずがない。かなり無理したけど。
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このレンズ、画角がとても広いので、APS-Cのクロップ撮影をすることにより、α7sの欠点である超高感度時(ISO10万以上)の画面左側の熱ノイズを画面から切り捨てることができるのだ。それでも20mm相当の画角を確保できる。感度を上げることでシャッタースピードが稼げ、自然な流星が撮れる。

今年のペルセウス座流星群は体調も悪いので自宅撮影。ついつい欲張ってフルの画角で撮影してみたら、流星がちっちゃくしか写らない。
眼視ではけっこう見事な流星だったが、画像ではこれ。もっと小さい流星は、とても小さくなる。

本来なら輻射点を真ん中に持ってきて、放射状に出る流星群、という画像に向いている。
それはまたそのうちに撮ってみたい。

これまで使っていた20mmF1.8は、EOS5D3に使って静止画を撮っていた。こちらもartシリーズの20mmF1.4に切り替えたいところだが、もうお金がない。

by anettait | 2017-08-15 00:19 | 交換レンズ | Comments(0)  

windows10標準装備の「フォト」で画像処理してみる

windows10に標準装備されているソフト(最近ではアプリという表現になるのか?)に、フォトというものがある。windows7にも似たようなものがあって、その発展版だと思っていたが、本来写真整理のためのソフトとの認識だった。

しかし今日ほぼ初めてフォトをいじってみて、天体写真の画像処理に使えるんじゃないかと思ったので試してみた。
まずは昨日のペルセ群流星の画像。前の記事に出したのと同じ画像だ。元画像をトリミングしただけ。
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それをフォトでいろいろいじってみた。
a0095470_21505099.jpg
なんと山奥で撮影したのかという感じのものになった。星が多くなった。ただしweb掲載のためステライメージでリサイズしたら、流星が切れ切れになってしまった。リサイズで星もかなり消えてしまったのは残念。

次は先月に撮影した南の天の川の画像。まず撮って軽くコントラストをいじっただけの画像。先月掲載済み。
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フォトでコントラストや色をいろいろいじったもの。
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ちょっといじりすぎの気もするが、かなり派手な天の川になった。周辺減光補正のツールがあるのは驚いた。本来は周辺を暗くして真ん中に写ったものを強調するツールのようだが、逆に動かせば周辺が明るくなる。

windows10のパソコンとデジカメはあるけど画像処理ソフトがない人、試してみてはどうだろうか。
直感的な操作で、結果がすぐ画像に表示されるので、かなり面白い。ついついやりすぎてしまうほど。

ただし自動補正は明るくなりすぎ、天体写真には向いてないような気がするがそれは手動で。それに画像にもよるのだろう。
非力なパソコンでは表示に少し(数秒?)時間がかかるとか、機能は本格的な画像処理ソフトにはかなわないのは仕方がないが、どうせ標準装備なのだし。お試しで。

他にも気付いている人がいそうなものだが、検索してもそれらしいサイトが出てこない。天文雑誌には出ているのかとも思ったが、最近雑誌もまとおに読んでいないのでわからない。手軽なので、もっと使われてもよさそうなものだが・・・。何か欠点があるのだろうか。


by anettait | 2017-08-13 22:01 | 初心者向け画像処理 | Comments(0)