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太陽像投影:双眼鏡対決

前回のブログにコメントをくれた方のように、双眼鏡で太陽を投影するのもいい方法だ。しかし太陽熱による双眼鏡の光学系の劣化が気になり、なかなか踏み切れない。オペラグラスで試したことはあったが。

ところがカメラのキタムラで698円の双眼鏡を見つけたので、試してみた。
単独ではつまらないので、数年前に入手したオペラグラスと対決させてみた。

まず698円の方。普通の双眼鏡の形をした、ケンコーの8倍22ミリ。中はプリズムかミラーか不明。光学系はケプラー式と思われるが未確認。対物レンズ、接眼レンズともにコーティングなし。プラスチックレンズかも。
本体も安っぽい(実際とても安いが)プラスチック。
アイレリーフが短く、非常に覗きづらい。対物レンズのすぐ内側に絞りがついていて、口径がちゃんと22ミリあるか疑わしい。
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一方のオペラグラスはメーカー不明のJC-430という機種。4倍30ミリが名前の由来だと思われる。JCは何の略かは不明。対物レンズはコーティングされたアクロマート。接眼レンズはコーティングなし。覗きやすいが視野は狭い。確かジャンク扱いで1個数百円だった。本体は金属製で重量感がある。
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まだ梅雨が続いているが、夕方晴れたので実際に太陽を投影してみた。夕日なのでオレンジ色。
まずはケンコー。
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太陽像は暗い。倍率が高いためだろうが、意外に大きく投影できる。ただし影で太陽を導入するのはとても難しい。そのままでは三脚にもつかないので、一般人にはおすすめできない。

オペラグラスのJC-430は簡単に太陽を導入できた。太陽像も明るいが、倍率が低いためか太陽像は小さい。視野は狭いはずだが、太陽が投影される範囲がなぜか広く、使いやすい。他のオペラグラスも同じかは不明だ。
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大きな太陽像にするためには投影板との距離を取らないといけないが、太陽投影中に子供がうっかり覗いてしまう危険もあるため、十分な注意が必要だ。
それはケンコーも同じではあるし、太陽投影の基本なので安全第一を忘れないようお願いしたい。

さて対決なので結論を出さないといけない。

今回は、使いやすさでオペラグラスのJC-430を勝ちとしたい。ケンコー8×22は太陽の導入に手間取りそうなので、三脚併用は必須だろう。JC-430は手持ちで使えないことはない。

太陽を投影する場合は、太陽像を見やすくするため影を作る遮光板も付けた方がいい。そうなるとケンコー8×22はなおさら導入しにくくなるのが困ったところ。

また、天気がいい日の太陽を投影すると、太陽像がかなり明るくて金星が見づらい可能性がある。その場合は口径を絞るために、事前に画用紙かボール紙でドーナツ状のものを数種類用意しておくと便利だ。

双眼鏡は2個の太陽が投影されるが、子供たちに見せる場合は危険防止のため、片方の対物レンズにはキャップをした方がいい。子どもは時々予想もできない行動を取るので、安全には十分に注意した方がいい。

双眼鏡対決はもっとやってみたいところだが、新たに買うのはお金の無駄かも。高い双眼鏡は太陽投影に使う気にもなれないし。ホームセンターでも行ってみようか。

by anettait | 2012-05-31 23:46 | 金星太陽面通過 | Comments(0)  

「10分で完成!望遠鏡」を金星太陽面通過用に仕上げる

日食の時と材料は一緒だが、同じ太陽を観察するので仕方がない。
ただしまったく一緒ではない。投影像に金星が見えてないといけないので。

まずは完成したもの。今回は拡大率を上げるため、牛乳パックを2本つないでみた。
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現象は低空で始まり、天頂を過ぎて終わる。観察場所を探すことを考えると、高度が高い方が楽。
しかし6月の太陽は強烈だ。帽子は必須だろう。日傘でもいい。

まずは作り方。牛乳パックに穴を開け、望遠鏡の接眼部を差し込む。これは前回と同じ。だから一枚画像にまとめた。光量と分解能が不足しそうなので、対物レンズ絞りの口径を大きくしてみた。
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実際に投影された太陽像はこれ。牛乳パック1本と2本バージョンの比較。
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2本は少し拡大しすぎだ。これでは追尾が大変。1本と2本の中間がいいくらいかも。口径ももう少し絞りたい。
天気が悪いので、きれいな投影像が得られなかったのが残念。

次は他の自作品を紹介したい。

by anettait | 2012-05-28 21:38 | 金星太陽面通過 | Comments(2)  

金星太陽面通過に向けて(思い出話と前置き)

2012年6月6日は8年ぶりに金星の太陽面通過がある。

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(この画像はイメージです)
8年前はひどい土砂降りだった。県庁前の広場を借りて昼間の観望会をする予定だったのに。
フランスの何とかという報道関係の日本支局から電話があって、「ひどい天気で悔しいでしょうね」なんて事を(もちろん日本語で)聞かれたものだから、「想定の範囲です。8年後もあるし。」と負け惜しみを言った。
なぜそんなところから電話があったのかは謎のままだが。

そして、その8年後がもう目の前。今回は午前7時10分過ぎから午後1時半過ぎまで、6時間以上続く。
天気がいい場合、まともに太陽の相手をしていたら日射病か熱中症で倒れる危険がある。日焼けも要注意だ。

しかし少しでも晴れてくれないと困る。とはいえ雲の間のシャッターチャンスを外で待ち続けるのもいやだ。
8年前の情熱はすでになく、できれば日陰で快適に見たいと思っている。
そんな方法はそのうち考えるとして、まずは観察方法を考えたい。

日食グラスの販売サイトには今回の現象が日食グラスでも見えると書いてあるようだが、「金星が小さいので十分な視力が必要」だと某天文台の方に書いてある。どうせそんなことだろうと思っていた。

月や星がくっきり見える視力が必要らしいが、私の視力だと厳しいし、太陽面で視力検査などしたくないので、望遠鏡に頼ることにする。

最近は大人も子供も目が悪くなっているので(当社比)、簡単な道具で観察できる方法をいくつか考えてみた。

以下次号に続く。

by anettait | 2012-05-27 23:40 | 金星太陽面通過 | Comments(0)  

5月25日の太陽

今日も梅雨とは思えないほど天気がいい。仕事が終わって、急いで太陽を撮影してみた。
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割とおとなしそうな太陽面。プロミネンスも控えめ。

PowershotS95を使う場合は、ビクセンのPL20mmよりもLV25mmの方が撮影しやすいようだ。

LVアイピース(旧バージョン)は見口のゴムが厚くて長いので、カメラをくっつけても重さに耐えるし、周りから光も入りにくい。ただし太陽高度が低い場合限定。

他のコンパクトデジカメは太陽撮影に使ったことがないが、このデジカメは太陽がよく写る。
おかげで安定して撮影できるようになったが、、画像処理は安定しない。まだ最適な処理とはいえないと思う。

by anettait | 2012-05-26 00:00 | 太陽 | Comments(0)  

近い月と遠い月

まるで梅雨明けのように空が青い。透明度は最高。週間天気予報も晴れが多い。

しかし日食疲れが残っていて、撮影に行く気力がない。金星を撮影しようとしたが出遅れて、結局沈む直前の月を撮影しただけだった。

そこでふと思った。今月6日は今年で一番近い月で、新月は金環日食。月がそれだけ遠かったわけで、今日の月も小さいに違いない。

というわけで、5月5日撮影の月と今日の月を比較してみた。カメラと望遠鏡は同じものである。
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やはり今日の月が少し小さいように見える。気のせいではないと思う。
11月の小さい満月を撮影すれば比較が簡単だが、撮影するのを忘れてしまいそうだ。

by anettait | 2012-05-25 00:36 | | Comments(0)  

太陽が大爆発直前に見える画像

日食の2日前。割といい天気だったので太陽を撮影した。

雲もあって画像にムラができ、しかもプロミネンスを強調しようと無理な画像処理をしたらひどい結果に。
まるで大爆発直前の赤色巨星のようになってしまった。
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いちばん上に細長くプロミネンスが伸びている。他にもそこそこ出ている。太陽活動は活発なようだ。
でも太陽の質量だと、超新星爆発はないらしい。太陽の最後まで50億年くらいあるらしいし。

by anettait | 2012-05-24 00:02 | 太陽 | Comments(0)  

日食は晴れのち曇り

朝6時前に公園に着いて、さっさと準備をした。
荷物は一人で運べるだけにしたので、準備も早い。

眼視用はGP赤道儀1台に7cm短焦点屈折(アストロソーラーフィルター付)を2台搭載。
拡大撮影用に、カメラ用三脚にBORG50EDⅡ(D4フィルター付)+オリンパスE-620。

昨夜までの大雨がウソのように晴れあがり、絶好の日食日和。金環食でないことだけが残念。

時間通り日食は始まり、どんどん欠けていく。
公園にいた人たちが日食を見に来たりして、いよいよ食の最大7時13分まであと2分、と盛り上がったところで雲がやってきた。
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撮影はできたのだが、雲がかかったので眠い画像になった。
どうにか8時前までは雲間から時々撮影できたが、その後太陽は厚い雲に覆われ、見えなくなった。
残りの画像を処理する元気がないので、今日はこれだけ。

とても涼しくて、これまでの日食で一番快適だったと思う。でも睡眠不足で疲れた。これで暑かったら、確実に倒れていたと思う。

by anettait | 2012-05-21 21:03 | 2012年日食 | Comments(0)  

日食観望会開催予告(晴れ・薄曇り限定)

今回の日食は沖縄では部分日食だが、金環日食になると誤解している人も多いような気がする。そのためかどうかわからないが、日食メガネはよく売れているそうだ。

しかし条件は悪い。沖縄では日食時の太陽高度が低く、始まる時間が早いし梅雨の時期だ。

朝早いのが私にとって最大の難関だが、メイドの土産的なものを考えると、観望会をやっておくことにした。
この次大きく欠ける日食は、2019年だったか2020年まで待たないといけないのだ。

月曜日の朝、学校や仕事が始まる直前まで日食は続くので、仕事をしている年代や子供たちの参加は想定していない。主に年配の方向けだ。

というわけで、年配の方が朝早くウォーキングやラジオ体操に集まる新都心公園で、勝手に日食観望会を開催する。もちろん晴れ・薄曇り限定。

開催時刻は21日午前6時30分頃から7時50分頃まで。

太陽が見えそうな薄曇りだと現場で待機しているが、雨天や雲の厚い曇天だと中止。

当日の連絡は取れないので、見てみたいと思う方は各自で判断してほしい。

機材は口径5cm程度の太陽観察フィルター付望遠鏡と、日食メガネ、牛乳パック+老眼鏡で作った太陽投影望遠鏡など。

場所は駐車場とウォーキングコースの間あたりで。
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できれば日食の風景写真を撮影したいが、今回は天気が厳しいので、難しいようだ。太陽と地上との光度差も大きく、露出も難しいが、デジタルカメラなので失敗がすぐにわかるのがいい。

by anettait | 2012-05-19 18:44 | 2012年日食 | Comments(0)  

日食観望会の下見で散歩中のカメに会う

日食観望会の下見に公園に行った帰り、歩道で散歩中のカメに会った。
西表では普通にあることだが、那覇では実に30年ぶりだ。ということは日食より珍しい。

30年前はスッポンだったが、今回はミドリガメ。西表で遭遇するのはセマルハコガメ(天然記念物)。
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けっこう一生懸命歩いていたが、私に気がつくと警戒したのか、止まって頭を少し引っ込めた。立ち止まって見ていると、数十秒後に再び歩き出した。
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その後20mほど離れて様子をうかがっていたら、なんと通りかかったおばさんが、ひょいと捕まえて連れて行ってしまった。

川や公園の池にミドリガメは多いが、いちばん近い公園の池まで300mはあるし、川はもっと遠いし。なぜ単独で散歩していたのか。実は連れて行ったおばさんが飼い主だったのか。または拉致したのか。謎は多い。

by anettait | 2012-05-19 18:12 | 2012年日食 | Comments(0)  

日食観察用望遠鏡(1) 「10分で完成!天体望遠鏡」で作ってみた

最初にお断りしておくが、これは望遠鏡製造元の想定外の使い方だと思う。説明書にも「太陽見るな」とある。今回は直接太陽を見るわけではないが。

太陽観察は常に強烈な熱・光との戦いなので、自作される方は危険性を十分理解した上で、自己責任でお願いしたい。子どもだけの使用は不可、大人と一緒に使うこと。

太陽観察は特殊なフィルターを使わない限り、望遠鏡で直接見るのは厳禁である。しかもそのフィルターは沖縄ではネット販売、通信販売以外では入手困難。

というわけで、太陽を安全に投影して観察する方法をいくつか考えてみた。

今回は大きな書店で1580円で買える「10分で完成!天体望遠鏡」シリーズの第一弾(20倍)を使って、太陽投影望遠鏡を作ってみた。
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原理は簡単。普通の望遠鏡に太陽投影板を付けて観察するのと同じである。
ただしこの望遠鏡は材質が接眼レンズを含めてプラスチックでできている。熱が集中したら燃えてしまい危険だ。
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だから対物レンズマスクを作り、口径をぎりぎりまで絞り熱対策とした。口径約4mm×2個。
穴を2個開ける理由は、ピントが合っている状態が誰にでもわかりやすくするため。
ピンボケなら二重像、ピントが合ったらきれいな太陽が投影される。
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投影板には、家庭に普通にあるような牛乳パックを使う。
牛乳パックの片方に穴を開けて、対物レンズマスクを付けた望遠鏡を差し込む。これだけ。
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ただし望遠鏡は2点止めにしないとグラグラして使えないので、牛乳パック内に接眼レンズ支えを付ける。
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対物レンズマスクは観察中に外れないよう、セロテープなどでしっかり固定しなくてはならない。
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ピントはしっかり合わせる必要があるが、牛乳パックの長さなら8~9mm繰り出せばいいようだ。
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材質がプラスチックなので、長時間太陽に向けるのは厳禁。燃えなくても熱でレンズが歪んでしまう恐れがある。接眼レンズの前には黒くて薄い絞り板もある。

太陽の導入は望遠鏡の影でおこなう。影がいちばん小さくなった時に牛乳パックの底に太陽が投影される。
好みで影を使った太陽ファインダーを付けると使いやすいはずだ。

牛乳パックの底に白紙か画用紙を貼れば、太陽がもっときれいに見える。
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これで黒点が確認できた。金星の太陽面通過も観察できると思う。

by anettait | 2012-05-17 00:03 | 2012年日食 | Comments(0)