当然のことだが太陽は他の天体とは違い、強烈な光と熱を放っている。おかげで液晶画面が見えにくくピント合わせには根性と慣れが必要だ。
しかも直射日光下での撮影は、かなりつらい。日射病や熱中症の危険もあり、長時間の撮影は体にキツイし、続かない。5分程度で気分が悪くなってくる。
というわけで、試行錯誤の結果、素早く撮影できるものを組んでみた。
可視光はE-P1とminiBORG50EDⅡにD4フィルター、HαはE-620とP.S.T.という組み合わせ。

可視光はこれ。500mm直焦点なので、太陽像はやや小さめ。D4では減光が足りず、絞りを少し絞ってある。D5フィルターに変更するか、テレコンで拡大するかしたい。中央左に黒点が出ている。

Hαはこれ。E-620の液晶画面は向きが変えられるので、とても便利だ。フランジバックの関係で、同じアダプターを使ってもE-P1よりE-620の方が大きく写るし、高感度にもやや強い。ただし強拡大すると物足りない。

可視光とHαは方向を合わせてある。画像の上がだいたい北。画像はクリックで拡大する。
フォーサーズ/マイクロフォーサーズは軽いし小さいのが最大の利点。しかも撮像素子が小さいので拡大率が大きくなり、光量のある太陽や月の撮影には便利だ。E-620の可動液晶もポイントが高い。
しかしP.S.T.は思ったより像が暗く、拡大すると露出を長くしないといけないのは誤算だった。
もう少し高感度に強いマイクロフォーサーズが欲しいところだ。
いや、その前に撮影の修業だろう。
▲ by anettait | 2012-03-30 01:07 | 太陽 | Comments(0)