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60cmドブソニアン自作記(71) 主鏡セルの部品が届いたが・・・

鉄工所に外注に出した主鏡セルの部品が届いたので、急いで組み立ててみた。なかなかいい感じだ。現在も円高だが、それでも個人輸入するよりだいぶ安くなった。
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さっそくミラーボックスに組み入れようとしたら、大問題発生。

なんと主鏡の位置が変だ。主鏡を真ん中に持ってくるとセルがミラーボックスからはみ出す。これでは使えない。

どうやら私の設計ミスのようだ。最近思考力が低下しているが、その状態であまり考えずに設計図を作ったのが原因だ。やれやれ。

ちゃんとしたものを設計して作ってもらおうとも考えたが、それではアメリカから個人輸入するのと値段が変わらなくなってしまう。

とりあえず三角プレートはちゃんと出来ているので、主鏡セルのフレームをどうにかしたい。それにしても、今回のダメージは大きい。まさかこんなミスをするなんて・・・。
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by anettait | 2011-10-31 23:45 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

木星が衝

今日は木星が衝らしい。衝というのは、太陽ー地球ー外惑星と一直線に並ぶ位置関係のこと。つまり外惑星が満月状態なわけだ。だから地球に一番近くなり、明るいし観察に最適。

ということで、久しぶりに木星を撮影してみた。

ドームのスリットを閉めてあるネジが回らずにあせった。いろいろ準備に時間がかかり、気力が低下。この動画を撮影した直後、雲が多くなったので撮影を終了。
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シーイングはそこそこだったが、眼視ではそれなりに見えた。衝だけあって木星はかなり明るかった。

追記

翌朝見てみると、画像が暗い。だから明るくしてみた。色が悪いのは、元動画が暗いせいだろう。
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by anettait | 2011-10-30 01:07 | 惑星 | Comments(2)  

60cmドブソニアン自作記(70) 鏡筒を補強してみた

木星が300倍までなら見えるまで調整できたが、それから先に進まない。主鏡セルを作り直さないとこれ以上は無理な気がする。だがそれはしばらく先になりそうだ。

というわけで、今回はそれ以外の部分で簡単に直せそうなところを考えてみた。

やっぱり、四角の鏡筒がやわで困る。そこは補強が簡単にできそうなので、さっそく取り組んでみた。

ホームセンターでアルミの平板を買ってきて、X字型に鏡筒にネジ止めした。時間がなくて半分しかできなかった。
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強度は多少上がったようだが、筒先が重くなってバランスが悪くなった。それも予想してはいたが、対策はそのうちに。

部品が増えたことで、組み立てに時間がかかるようになったのも気にはなる。

強度は上がった気がするが、木星の見え方は悪くなっている。これが補強のせいではないと思うが、よくわからない。
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by anettait | 2011-10-23 00:38 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(69) 斜鏡ホルダーを作ってみた

現在の斜鏡ホルダー(昔は斜鏡金具と呼んだ)はアメリカ製で、数年前に斜鏡と一緒に日本の販売店で買ったものだ。
確かホルダーはアストロシステムズ製、鏡はディスカバリー製で、ドームの中の40cmニュートンと同じ組み合わせ。1/10λという高精度が売りだが短径100mmなので、60cmF4用としてはちょっと小さい。

ケラレないよう筒外焦点距離をぎりぎりにしているが、とても使いにくい。今回主鏡セルを厚い木で作ったために主鏡が3cmくらい前に出たので、たぶんケラレが出ている。何とかしなければ。

イギリスのオライオン社から60cm主鏡とセットで買ったのは短径130mmという巨大斜鏡。これに合うホルダーを探してみたのだが、アメリカ製の既製品では探せなかった。たぶんインチサイズでは中途半端になるから?日本製も探せなかった。

笠井トレーディングから出ている張り付けるタイプのホルダーを使う手もあったが、斜鏡が大きく重いので、使用中に落ちるかも、と考えると不安だ。そういうわけで1年9ヶ月も放置状態だった。

もちろんずっと放置していたわけではなく、最初のうちは直径がちょうどになる空き缶を探しまわった。しかし直径130mmの缶というのが見当たらない。ペンキの缶が一番近かったが、中身のペンキの処理ができないので買わずに断念。蚊取線香の缶も近いが、長さが足りなかった。

今年の8月、別の目的で倉庫に眠るボイド管の直径を測った時、ピンときた。これだ。

ピンときてから1カ月以上たったが、やっと製作を始めた。

まずボイド管を斜めに切る。当然だが事前に型紙を準備して、切る部分に線を引いておいた。後部の円盤はホームセンターで合板を円形に切り出してもらい、カッターを使って最適な大きさにした。
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斜鏡を取り出し、切ったボイド管に合わせてみた。まあまあだ。
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0.5mm厚のアルミ板を型紙に合わせて切って、ボイド管に巻きつける。これはもっと厚くてもよかった?
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鏡に当たる部分のアルミを曲げて、植毛紙を貼って鏡に傷が付かないようにして組み上げた。アルミ板は木ネジでボイド管と合板に固定する。
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この作業がわずか1日で出来てしまった。問題は、最後のアルミを曲げる部分できれいな楕円を作りきれなかったところ。これはやり直す必要があるかもしれない。

とりあえず使ってみてからやり直すか検討したいが、天気が当分悪いようなので、いつになるかわからない。
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by anettait | 2011-10-15 23:57 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(68) 木星を撮影してみた

主鏡セルはまだ木製である。金属製のセルは部品を作るのにも時間がかかりそうなので、当分はこれで遊ぶことになりそうだ。

主鏡セルの支持板を回転させると、木星の見え方が少し良くなったり、大幅に悪くなったり。悪くなる方が多いような気がする。そのうち、いちばん良く見えていた状態に戻せなくなってしまった。
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調整はあきらめて、とりあえす木星を撮影してみた。野外でも使えるToUcamとバーローレンズで撮影。

2倍バーローレンズだと焦点距離が5m近くなるので、視野からすぐ逃げる。とても撮影しづらいのだが、途中で変更するのも面倒なので続行。ピントが合っているかどうかもわからない状態だったが。

1回あたり40コマ弱しか撮影できない。1時間近くかけたが、5秒程度の動画が3本しか撮れなかった。赤道儀の便利さを思い知った。
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画像処理してみると、一応模様が出ている。しかし眼視の10分の1も表現されていない。もう少し小さく撮ったほうがごまかしがきいたかも。これだけ大きいとピント合わせも大変だし、小さいと視野にいる時間が長く、動画が長く撮れる。画像処理にはその方が有利だ。次はそれでいこう。

ところで今回、TMBモノセントリック8mmを使った300倍で、ガニメデの模様が見えた。見えるかなと思ったら、意外に簡単に見えた。一応それなりの分解能は発揮しているようだ。
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by anettait | 2011-10-12 01:06 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

60cmドブソニアン自作記(67) 27点支持主鏡セルの試作(2)

今回は長い。結論を先に言うと、そこそこうまくいった。以下は詳細。

27点支持セルをドブソニアンに取り付け、さっそく使ってみた。セルに主鏡を載せてからミラーボックスに取り付けるという、いつもとは逆の手順でおこなったため、時間もかかったし、腰も痛くなった。ちょっと失敗。

星に向ける前に、まずは光軸修正。レーザーコリメーターでトップリング(四角だけど)の角度調整(レーザー光がちゃんと主鏡の真ん中に来るように)、その後主鏡の光軸修正。

設置作業開始から1時間半後、やっと木星を見る事が出来た。そして再び光軸修正すること30分。驚いた事に、この望遠鏡ではこれまで見た事がないような、すごい木星が見られた。
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TMBモノセントリック8mmのアイピースを使い300倍で見る木星像は、光軸が合ってないことを示す光のずれが少しだけ左側に見える。しかし木星表面は、ドームの中の惑星用40cm反射並に細かい模様が見えた気がした。

もちろんそれは印象だけのことで、TMBモノ6mmのアイピースで400倍に倍率を上げたら、像は簡単に破たんした。模様はまだ見えるものの、木星の輪郭がはっきりしなくなった。やはり無理があるようだ。でもこれまでよりはずっといい。今までは400倍なんて使う気にもなれなかったから。

ガリレオ衛星の周りには、三角の光のしっぽが出ている。ピンボケの像も三角なので、主鏡が歪んでいると考えられる。主鏡セルが完全ではないからか。

主鏡の裏を確認すると、主鏡を支えるべき三角プレートの1枚は、完全に浮いていた。試作とはいえ、作りがいい加減すぎたようだ。

今回のことから考えると、これまでの失敗の原因は大部分が主鏡セルにあるようだ。鏡が歪んでいるので、どこをどう調整しても直らないわけだ。あるいは、鏡筒はこれまでの修正で良くなってきたのかも。

口径600mmに厚さ45mmでは薄すぎて、27点支持が必要ということだ。支持はもっと多くてもいいと思うが、「The Dobsonian Telescope」には27点支持までしか載ってないし(今回はこれを見て作った)、ネットでも探せなかった。

これで今後やるべきことが決まった。まず金属製の27点セルを作る。そしてその後、トラス式鏡筒を作り直そう。現在の四角の鏡筒は剛性がなく、動かそうとすると、すぐに歪んでしまう。

ところで上の画像、主鏡と斜鏡の間に赤いレーザーが写っている。デジカメの性能もすごい。もしかしたら改造デジカメだから?
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by anettait | 2011-10-10 00:04 | 超大口径ドブソニアン | Comments(4)  

60cmドブソニアン自作記(66) 27点支持主鏡セルの試作

トップリングを改良しても、星像に大きな変化が見られない。像が三重くらいになっている。
もしかしたら主鏡セルに問題があるのかも。

ということで、ついに27点支持の主鏡セルを作ってみることにした。
ただし金属加工はハードルが高いし時間もかかるので、とりあえず木製で。
ベースのフレームは18点支持のものを流用する。

1枚30円の32cm角の端材をホームセンターで見つけ、30円×3枚=90円に材料カット代が約300円。
ネジ類が意外に高く、700円くらいかかった。黒いゴムパッドは100円ショップで24個105円。

完成して撮影してたら、ネコが様子を見に来た。
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主鏡を支持する三角の形が変なのは試作だから、というのは半分ウソで、18点支持を板で作り直そうとしていて、途中で気が変わって27点支持になったのだった。

だからゴムパッドも24個しか買ってなかった。不足分の3個はあとで買った。材料費の追加105円。

三角板の向きも、一部変なのがある。これは主鏡を載せる時に直すとしよう。
主鏡の重さで板が割れないかが心配だが、これでうまくいったら金属製で作るつもりだ。
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by anettait | 2011-10-08 23:19 | 超大口径ドブソニアン | Comments(0)  

9月末のホタル

先日、名護市の源河川上流に撮影に行った。車で適当に山の中を走って見つけた撮影場所には、ホタルがいた。それもたくさん。

とりあえず周りの状況を記録するために撮影した画像には、しっかりホタルが写っていた。画面中央の緑色の線がそれだ。
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露出はわずか20秒。その間に写り込んだのだから、運がいい。わざわざ狙って撮影したものには写っていなかったのに。

沖縄のホタルは11月でも飛んでいることがあるが、9月にこれほど飛んでいるのは記憶にない。それほど自然が豊かなんだろう。

画像は南の方向で、画面下の光害は名護市街地のもの。オレンジ色は山火事ではなくナトリウム灯だろう。光害は南がひどく、北、西、東にも少しある。天頂方向はとても良く、先日アップした北アメリカ星雲もこの時に撮影した。

那覇から高速を使って1時間半くらいの場所。辺土名の森林公園よりは短時間で行けるが、山なのでトイレも何もない。昼間に下見をして、近くのトイレを探しておく必要がある。

まわりに電照栽培がないので、冬場は森林公園よりも自然な色で撮影できるはずだ。この時は体力がなく、雲も多く、赤道儀も不調で3時間ほど撮影したが、あきらめて帰った。帰る頃にすっきり晴れたのはいつものことだ。
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by anettait | 2011-10-04 23:53 | 星の見える場所 | Comments(0)  

億首川河口の実力

久しぶりに金武に行ってきた。ちょうど夜になり、星も少し見えたので撮影してみた。前回行った時は天気が悪く、どの程度星が見えるか不明だったので、今回はその実力測定だ。

さて東の空。この方向は海なので、雲は多いものの、けっこう星が見える。画像に写っている明るい星は木星。
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次は北の空。こちらもそれなりに星が見える。画像には雲に半分隠れたカシオペヤが写っている。
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西の天頂近く。天の川が眼視でわかる。改造デジカメなので、うっすら北アメリカ星雲が写っている。思ったより星が見える。
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西の地平線。これはひどい。この方向には金武ダムの建設現場があり、照明がものすごい。露出は天頂付近と一緒だが、雲がすっかり露出オーバーになっている。
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南の地平線。こちらも天頂と同じ露出だが、ここも露出オーバー。金武の市街地、基地などがある。さらに南の石川や沖縄市なども影響していると思う。
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今回の結果から、東、北、天頂は星が見えるが、西と南は全滅。ただし撮影するとダムや街灯のナトリウム灯の影響が大きく、オレンジ色のカブリが出る。撮影には向かない。

昼間はのどかな田んぼや畑、マングローブ林が広がるので、とても良い場所だ。自然観察がメインで星はついでに、という楽しみ方が向いていると思う。
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by anettait | 2011-10-03 23:41 | 星の見える場所 | Comments(0)