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カメラレンズ(2)シグマ15mmF2.8魚眼(マニュアルフォーカス・ニコン用)

 カメラレンズ第2弾。今度もシグマだ。ただし今回のは古い。15年ほど前、オーストラリアで全天写真を撮影しようと考えて買ったレンズだ。
 35mm版用対角魚眼レンズだが、その時は自作67カメラを使い、ブローニー版で天の川を撮影した。自分としてはけっこういい写真が撮影できたと思った。その後四季の星座を全天写真で撮ろうと思い少しは撮影したがそこで挫折。それ以来ほとんど活躍の場もなく、初代kissデジタルを買った時に少し使っただけ。
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 全天写真を撮るのに邪魔だったので、固定フードは買った直後さっさとカットした。切り口は黒く塗るべきかも。今回出してみると、円筒型をしたキャップがべとべとになっていた。そういえばこの時代のシグマは、外装がべとべとになる素材を使っていたっけ。

 全天写真ではピントを外して半分は失敗だったが、どうやら無限大の位置が少し指標とずれているのが原因だったようだ。今回はライブビューでピント合わせしたので大丈夫。

 APS-Cサイズのデジ一眼では対角魚眼にはならないが、35mm版換算で24mm相当の広い範囲が写るので、けっこう使い道はある。ただし魚眼なので、風景を撮影すると直線がゆがむ。星景写真に使う場合は注意が必要だ。
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 最初に、拡大した部分を示す。中心部はなかなかシャープ。
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 絞り開放2.8から4.5まで絞りながら撮影した。開放30秒、ISO感度1600で撮影。露出が同じになるように、絞るごとに露出時間は少しずつ伸ばしてある。スカイメモNSでガイド撮影。

 撮影してみて驚いたのは、絞り開放の周辺部の像の悪さ。かなりひどいが、絞ってもあまり改善しない。F4.5まで絞ってやっと良くなる。色収差もあるので、もしかしたら中でレンズが傾いているのか、あるいはアダプターの平面性に問題があるか。これは反対側に明るい星を写して検証しなくてはならない。もしかしたら単なるレンズの組み付け不良かもしれないけど。

 今回の画像は差がわかりやすいように周辺部、中心部とも等倍で表示した。

 普通ここまで拡大して星像を見ることはないので、周辺部の像の悪さはあまり気にしなくてもいいかもしれない。現在売られているものは光学系もコーティングも変更されているはずだから、良くなっているかもしれない。

 画像を貼った後に気がついたが、F3.5とF4の画像が入れ替わっている。でもどちらもあまり変化がないような気がする。色収差の部分だけ変化しているので、F4の方が少しだけいい。

 銀塩ではここまで星像が悪いとは、まったく気がつかなかった。フィルムをここまで拡大することは私の場合ありえなかったからだ。これもパソコンで気軽に拡大表示ができるようになったためだ。レンズにとっては厳しい時代になったものだ。

by anettait | 2008-09-30 21:08 | カメラ関係 | Comments(0)  

カメラレンズ(1) シグマ20mmF1.8 ニコン用

数年ぶりにデジ一眼レフを買ったので、レンズの紹介もしたい。まずは私の常用広角レンズ、シグマ20mmF1.8だ。
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20mm広角レンズで絞り開放が1.8の明るさは驚異的で、それだけでも買う価値はあると思い数年前に中古で購入。当時はニコンマウントもデジタル用レンズに絞りリングなしタイプが出始めたころだった。このレンズは絞りリングがあるが、現行型に絞りリングはない。
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 星像は中心部では開放からいいが、最周辺部は収差が大きい。F2.4まで絞っても少し良くなるだけで、劇的な改善はない。それ以上はテストしてない。訂正)F4の画像は下に示す。周辺減光は少し絞れば良くなる。この傾向は月刊天文に載っていた28mmF1.8のテストレポートと同じだ。最周辺部に明るい星を持ってこないフレーミングをすれば解決する。

 画像は画面最周辺部に2等星を入れて撮影したものを、原寸の2分の1で掲載した。こんな大きさでプリントすることはあまりないと思うので、それほど深刻に考える必要はないと思う。

 一般撮影ではオートフォーカスもニコンボディでは快適、マニュアルフォーカスも操作性が良く、とても快適だ。何より明るいのでファインダーを覗いていて楽しい。

 35mm版換算でニコンなら30mm相当、キャノンだと32mm相当。標準ズームレンズの最広角側に近い明るいレンズとして、存在価値は十分あると思う。しかも値段はメーカー純正レンズに比べればかなり安い。流星群の撮影には特に重宝する。

(追記)わかりにくいといけないので、元画像のどの部分を拡大したかを示し、F4まで絞った画像も載せる。ちょっと縮小率が違うけど。
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 F4まで絞ると、同心円方向に出ていたフレアっぽいものは消えるが、中心部と周辺部で微妙なピントのずれがあり、それは完全には解消されない。ただしこれはアダプターを使用しているので、このレンズ本来の無限大のピントではない。
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星景写真にはほどよい広角なので、重宝する。レンズが明るいので露出が短くて済み、星を点像に止めることができる。
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by anettait | 2008-09-28 22:04 | カメラ関係 | Comments(0)  

カメラアクセサリー(1) NikonーEOSアダプター

 ニコンのレンズがキャノンイオスのカメラボディに付くという、とても素晴らしいアダプターだ。イオスの短いフランジバックがこれを可能にしている。逆のニコンボディにイオスレンズはそのままでは無限大のピントが出ないので、補正レンズが入っているようだ。(追記)そんなアダプターは存在しないようだ。これは確か10年ほど前、銀塩(フイルム)カメラの時代に入手した。1万円以上したような気がする。

 キスデジなどのデジタル一眼でも使えるが、注意する点がいくつかある。まず、当然だがオートフォーカスは使えない。フォーカスエイドだってダメだ。しかも絞り優先などの自動露出も使えない追記)絞り優先は使えるとアダプターメーカーのホームページにある。私の持っているニコンボディはレンズが付きさえすればフォーカスエイドも絞り優先も使えるのに、キャノンはなんてケチなんだ、とこのアダプターを買った時に思った。(追記)よく考えたらカメラメーカーの想定外の使い方なので、メーカーにそこまでする義理はない。しかしニコンも安いボディは今では同じ状態になってしまった。
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 もっとも注意しないといけないことは、絞りリングのついたニコン用レンズでないと、カメラに付くものの絞りの操作ができず、きちんと撮影するのは困難だ。現在販売されているニコンデジカメ用オートフォーカスレンズ(レンズメーカー含む)のほとんどは絞りリングがないらしいから、使えないことになる。私は主に銀塩カメラ時代のレンズを使っているから、特に困らないけど。

 私はキャノン用単焦点レンズをほとんど持ってないが、このアダプターのおかげでイオスを使う天体撮影にはそれほど不自由していない。ニコン用レンズがたくさんあるからだ。ライブビューがあるおかげで、ピントの不安からも解放されたし。
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 とても便利な道具だが、欠点がひとつ。このアダプターはレンズに付きっぱなしになるので、レンズ交換の時はいちいちレンズからアダプターを外さなくてはならない。しかもこれが暗闇では外れにくいときている。迅速な撮影は無理だ。天体写真でそんな場面が出てくることはほとんどないと思うが。また、このアダプターは回転方向に少しガタがある。ネットで検索したら、最近は「ガタがない」ことを売りにしたアダプターがあるようだ。それがちょっと欲しい。

by anettait | 2008-09-28 00:16 | カメラ関係 | Comments(4)  

アイピース(7) TMBスーパーモノセントリック6mm 満足度97点

 惑星観測用として最強という噂のあるアイピース。見かけ視野はかなり狭く、30度くらいしかない。つまり惑星以外だと、とても狭く感じてしまう。しかしそれも惑星用の設計だから、らしい。
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 惑星用というだけあって、惑星面の模様がよく見える。惑星面がよく見えると定評のあるアッベオルソよりも一段上という感じ。アイレリーフは短く覗きにくいが、視野が狭いので無理しなくても全視野を見渡すことができる。惑星をよく見るのなら、持っていて損はないと思う。ただし覗きにくいことを考えると、初心者用ではない。

 このアイピースはかなり高い。私が6mmを買った時は今より少し安かったが。今では製造中止なのか輸入中止なのか、短いものはすでにない。4mmを買おうとしたら売り切れだった。もっと早く決断するべきだった。6mmでは少し倍率不足だが、バーローレンズを使うと倍率が高くなりすぎて不便だ。

 値段が高いにもかかわらず、性能がいいので満足度は高い。これまでの最高点、97点だ。

 惑星用で名高いラジアンと比較したいが、ラジアンはもっと値段が高いので実現できてない。まわりに持っている人もいないし、ラジアンが好みでなかったらと考えると、大枚はたいて買う気にはなれない。人によるとラジアンよりもオルソの方が中央部はシャープだというので、こちらの方がもっといいことになる。やはり4mmを買っておくべきだった。

by anettait | 2008-09-27 00:28 | Comments(0)  

今日の木星080925 その2

 台風15号のせいか何のせいか、風がけっこうある。涼しくていいのだが、望遠鏡への影響が少し気になる。

 木星はどんどん高度を下げ、シーイングはどんどん悪化する。大赤斑が中央に来る頃は、ひどい状態だった。ピントを合わせ直すが、少し良くなったような、そうでないような、よくわからない。とにかく撮影。3本撮った動画を処理して、いちばんまともなものをアップする。
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 木星の高度は下がる一方、しかし空は快晴に近いほど晴れている。これはグスクロード公園あたりに撮影に行った方が良かったかなと半ば後悔しながら撮影を続ける。

昨日も行ったし、今日もグスクロード公園に行ったら明日の仕事に差し支えるのは確実だし、そこまでの体力は残っていない。昨日は雲が多かったので無理せずに今日行けばよかったかな、などと考えてたらおっと電話だ。次の小学校観望会の打ち合わせをしながらも撮影は続ける。また観望会スタッフを集めなくては。

 望遠鏡がドームの壁にかかりそうなほど木星の高度が下がり、大気のプリズム効果を高度補正プリズムでも補正できなくなった頃(慎重にすればできたかもしれないが)、最後の撮影。
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 この高度にしてはまあまあいい方か。もうすぐ木星のシーズンも終わりだな、と考えながら画像処理。画像処理が強すぎだ。コントラストを上げすぎた。今日はこんなところで。

by anettait | 2008-09-25 23:08 | 惑星 | Comments(0)  

今日の木星080925 その1

 今日はよく晴れていたのだが、グスクロード公園まで行く体力、気力がない。すっかり睡眠不足なので、今日は自宅で木星撮影。

 40cm鏡筒を西から東へ移すと、あっさり光軸がずれた。これは斜鏡のせいだとわかっているので、すぐに光軸修正。大きなずれではなかったが、修正前と後では木星の見え方が大きく変わった。

 大赤斑がよく見えた。久しぶりに大赤斑を見た気がする。
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 すぐに撮影すると、大赤斑の南(画像では上)に黒い模様が出た。これは眼視では気がつかなかった。もっときちんと観察するべきだと反省。しかしここでカメラを外すとまたピント合わせからやらないといけないので、そのままにする。

 高度はどんどん下がっていくので、ただでさえよくないシーイングが、さらに悪化する。画像処理が強めになってしまった。

by anettait | 2008-09-25 21:38 | 惑星 | Comments(0)  

ペガスス座

 今日は晴れたり土砂ぶりだったりの変わりやすい天気。透明度は良さそうだったが、雲が早くいつ降ってくるかわからないので撮影はパス。

 今日の画像は前回グスクロード公園で撮影したもの。薄雲が広がったおかげで、いつもはわかりにくいペガスス座がわかりやすく写った。
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 でも、もともとわかりにくい星座なので、星座線を入れてみた。前足の部分はどこまでだったか忘れたので、短く入れてみた。後ろ足の部分は雲の中という設定なので、もともとない。右下にはアンドロメダ座がくっついている。
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 それにしても、すっきり晴れる日が少なくなった。9月に入り台風の影響が多くなったせいだろうか。この夏やっと新しいカメラを買ったので、もっと撮影したい。

 そういえば昨日カメラ屋で値段をチェックしたら、2か月前に買った時よりも5,000円値下がりしていた。デジものの値下がりは早いのは理解しているが、これだけ早いとちょっと・・・。でも2か月で5,000円しか下がらなかったと考えればいいかも。発売直後はもっと値下がりは大きかったはずだし。

by anettait | 2008-09-23 21:20 | | Comments(2)  

アイピース(6) Tele Vue  NAGLAR 4.8mm  満足度50点

 高級アイピースで有名なナグラーの4.8mmだ。22mmがとてもよかったので、中古が出た時にろくに調べもしないで買ってしまった。ナグラーにしては安いな、と思ったのも背中を押した。

 ナグラーにはいろんなタイプがあるらしくて、4.8mmは最も初期のものらしい。TMBのプラネタりーシリーズの処分品よりもこの中古の方がずっと高かった。TMBはドブソニアンでも使いやすかったので、さらに広視界のナグラー(なんと見かけ視野が82度)なら、ドブソニアンに最強だろうと考えたのだ。
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 しかし期待はみごとに裏切られた。見かけ視野は広いかもしれないが、アイレリーフが恐ろしく短く、アイピースに目を張り付けるようにして覗いても、全視野を見ることが私にはできない。たぶん個人差もあるかもしれないが、眼鏡をかけていない私でも無理だった。

 アイレリーフが短いアイピースはドブソニアンではとても使いづらい。40cmドブに使うつもりだったのに。見え味自体は悪くない。惑星はよく見える。もちろんTMBのスーパーモノセンには負ける。

 焦点距離が4.8mmなので、やたらと高倍率になってしまうから、ひどく覗きづらいのと合わせて、赤道儀限定のアイピースではないかと思ってしまう。それならTMBモノセンでも同じだ。値段はちょっと高くなるけど。

 というわけで、これを買うよりも、TMBのスーパーモノセントリックを買った方が幸せになれそうだということに気がついた。でもこれを買ってしまったので、当分モノセンは買えないだろうな。ナグラーの短焦点は最近のタイプがいいらしい。でもすごく高いので買わない。高いものはちゃんと調べてから買えという反省の意味も込めて、満足度は50点。

by anettait | 2008-09-23 01:06 | アクセサリー関係 | Comments(1)  

アイピース(5) Burgess/TMB Planetary Series 4mm ・ 8mm 満足度90点

 今回紹介するアイピースの名前は長い。いや、どこまでが名前なのかよくわからないので、とりあえず全部書いてみた。

 見かけ視野はけっこう広く、アイレリーフも長めなので、覗くのも楽だ。4mmだと倍率が高くなるが、視野が広いのでドブソニアンでも使いやすい。
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 確か国際光器の処分品で出てたのを買ったような気がする。PlanetarySeriesということで、TMBの惑星用広角アイピースというのが宣伝文句だったような気がするが、定かではない。実際に惑星を見てみると惑星面がやや白っぽいが、谷光学のオルソとそれほど差がなく模様が見えた。しかし同じTMBのスーパーモノセントリックには完全に負ける。

 4mmと8mmを所有しているところがちょっともったいない気がする。8mmに2倍バーローレンズを使えば4mmと同じになってしまうからだ。しかしこのアイピース、ビクセンのLVシリーズと同じようにスマイスレンズ(アイピース組み込みのバーローレンズのようなもの?)が使ってある。確認はしてないが、一般に「スマイスレンズ系はバーローと相性が悪い」と言われているので、バーローを当てにするのは良くないかも。
 できれば6mmが欲しいところだが、もう取り扱ってないみたいだ。

 値段は処分品ということもあり、安かったと思う。いくらだったか記憶にないけど。ドブソニアンにも使いやすいので、最近の主力アイピースになっている。しかし使っているうちに8mmに付いてるゴムの滑り止めが劣化し、切れてきたのは困る。よって満足度は90点。

by anettait | 2008-09-22 22:00 | アクセサリー関係 | Comments(0)  

そろそろ秋の星空

 台風14号の影響で、飛び石連休後半は天気が悪くなるという天気予報を聞いて、グスクロード公園へ撮影に出かけた。出発する時、那覇はよく晴れていた。

 しかしグスクロード公園はどん曇り。木星付近だけ晴れている。今回はレンズのテストなので、とりあえず撮影してみた。
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 これはやぎ座付近。右下の明るい星は木星。雲のおかげで、写真に写りにくいやぎ座が画面中央より左上になんとなくわかる。できれば雲はもっと少ない方がよかった。カメラはKissX2、レンズはシグマ20mmF1.8という明るいレンズ。ライブビューのおかげでピントに迷いがなくなったのは楽だ。

 この後も少し晴れ、一気に曇るの繰り返し。そのうち月も出たが、撮影は続行できたので、何本かのレンズはテストしてみた。しかし雲と月明かりのせいで長い露出ができず、それぞれのレンズの写り方を比較できるほどではなかった。また行かねば。

by anettait | 2008-09-22 21:01 | | Comments(0)