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NGT-18復活計画(6) また屋上へ

 森林公園から帰った翌日、NGT-18を車から降ろすことにした。いつまでも車に乗せておいたら一人乗りワゴン車になってしまう。

 しかしこれがまた大仕事だ。降ろしても居間に置いておくと苦情の嵐だし、助手2号の家庭訪問だってまだ終わってない。仕方がないのでまた4階に持っていくことにした。

 再び助手1号に手伝ってもらってらせん階段を上がる。今回はNGT-18を極限まで分解してから持って上がることにした。なので少し時間がかかった。

 分解するとひとつあたりの重さはふたりで持てる程度なので、主鏡以外はそれほど苦労はなかった。主鏡は分解しようがないので仕方がない。
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 何往復もして、どうにかすべてを屋上に広げることができた。この望遠鏡は製造時期によって分解できる度合が違うらしい。説明書によると、うちのは分解できる方らしい。よかったよかった。

分解したままにしてもいいのだが、昨日使っている時に異音が気になったので、そのチェックも兼ねて組み立ててみた。

 異音はそれほど問題はないようだった。組み立てて土星を見たが、すでに西側の壁が邪魔になってきていて、よく見えなかった。最近何度も組み立てているので、組み立てるスピードが速くなってきたのはよかった。
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 この夜も快晴だったので、明け方まで放置して木星を撮影しようかとも考えたが、沖縄は天気予報に反して快晴の日に雨が降るのはざらなので、再び分解した。とはいっても今度はドアを通る程度にとどめた。完全にばらばらにしては次に組み立てる時に面倒だから。

 翌朝起きた時は夜が明けていた。なので木星は見られなかった。予想通りというべきか、外に望遠鏡を放置しなくてよかった。朝片付けるのは大変だ。

 NGT-18は重すぎて、自分ひとりで持ち出すのは体力的にもう無理なのではないかと最近考えている。そもそもこの望遠鏡はガレージに入れておいて、星を見たい時にがらがら引っ張ってきて見る、という使い方をするものだ。いちいち4階から降ろすこと自体が間違っている。

 というわけで、これからは手伝いがいる時だけ出動することになるだろう。でも45cmの集光力は捨てがたい。いっそのこと光学系だけ使ってドブソニアンでも作るか。でも主鏡そのものが重い。これをひとりで持ってらせん階段を降りるのは危険だ。

 いちばんいいのは、やんばるあたりに観測小屋を作って、そこに移すことだ。以前からなんとなく考えていたのだが、体力を考えるとそろそろ実行に移すべきかもしれない。

 今回外で使ってみて、光学系の温度順応がかなり遅かったのが気になった。自分ひとりで使う場合は問題ないが、観望会では温度がなじむ前に終了時間が来てしまうかも。ということはそのすごい能力が発揮できないので、持っていく意味がなくなってしまう。

 すばやい温度順応には付属のファンだけでは足りないので、小型扇風機でも取り付けるとか何か対策を考えなくては。または低倍率専用にするか。でも街の中では星雲星団は見えないし。どうしたものか。
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by anettait | 2008-04-30 00:37 | NGT-18関係 | Comments(2)  

NGT-18復活計画(5) 森林公園へ持ち出した。

 先週、珍しく土日と晴れの予報だったので、NGT-18を国頭村にある森林公園へ持ち出すことにした。とはいえNGT-18は4階に置いてあるので、これを車まで降ろさなくては出発できない。

 というわけで、土曜日に助手1号に手伝ってもらい作業をした。ふたりで持っても重いものは重い。しかも狭いらせん階段を降ろすだけで、すっかりくたびれてしまった。車に乗せるのも一苦労。確か前回乗せた時はもっと楽に乗ったと思ったんだが、どうやったかすっかり忘れている。

 くたびれてはいたが、せっかく乗せたので出発する。すでに日は落ちていた。夕方の渋滞を心配したが、高速を使い名護まで約1時間で着いた。ところがそこで買い物に40分も費やしてしまい、森林公園に着いたらもう午後9時前。

 さっそく望遠鏡を降ろし、組み立て開始。いつもの駐車場には誰もいないが、離れたところから乾杯の声とビンゴ大会の子供たちの歓声。少なくとも2か所でキャンプか何かをしているらしい。こんなに星が見えているのに子供たちにビンゴ大会ではもったいない、とはいえ乱入するわけにもいかないので、急いで望遠鏡を組み立てる。

 組み立てが終わるとまず土星を見てみる。しかし像の乱れがひどい。ピントをずらすと不規則なモヤモヤが見える。主鏡の温度順応ができていないために像が乱れているようだ。低倍率で星雲星団から見ることにする。ちょうどさそり座が昇ってくるところだった。
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 沖縄には珍しく快晴だった。星座がよくわかる、ということは昔の「星座もわからないような満天の星空」ではないようだ。光害もひどくなっているし。でもいつも行くグスクロード公園よりはずっといい。

 かみのけ座を肉眼で本当に久しぶりに見た。M104ソンブレロ星雲を探すが、10年以上見てないので、位置が特定できない。しかたなく持っていた「星空の探訪」という本で位置を確認。なんとファインダーで見えていた。大口径45cmの威力というには見え方があまり良くないような気がする。デジタル一眼で撮影するが極軸が合ってないのでわずか30秒露出で流れた。当然の結果だがちょっとがっかり。
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 鏡の温度順応が終わったと思ったら土星は西に傾き、林の陰になってしまった。せっかく惑星撮影用のパソコンも持ってきたのに。木星が出るのを待つことにする。

 M51子持ち星雲もよく見えた。しかし25年以上前に東村で初めてM51を見た時には、友人の20cmで子どもの銀河にのびる腕が見えたと記憶している、しかし今回は45cmでも腕はよくわからなかった。空が悪くなったし、見る方も年をとって目も悪くなったし。

 すでにおおぐま座の上半身は光害の中に没していたので、そのあたりの銀河を見るのはあきらめた。なんだか東南の空が明るい。月が出てきたようだ。その直後、一気に星が見えなくなる。ビンゴ大会はいつの間にか大人のカラオケ大会に変わっている。キャンプ場でのカラオケは迷惑だ。数百メートル離れているようだが、下手な歌が聞こえてくる。同じような年代だということは曲でわかる。やれやれだ。

 空が明るくなってきたので、球状星団を見ることにする。M13がすごい。とにかくすごい。星がいっぱいだ。そういえばこれよりすごいオメガ星団はどこだと探すが、南側が林になっていて、見えなかった。そういえばもう西に傾いている時刻だ。もっと早く気がつけばよかった。

 やっと木星が出てきたが地表近くのシーイングがひどくて模様がまったく見えない。それに雲が出てきた。あっという間に全天曇った。どうやら霧かもやも出ていたようだ。透明度が悪かったのもそのせいか。
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 まだ午前1時過ぎ。木星の南中まで4時間以上あるし、それまでに晴れるとは限らない。望遠鏡を外に出しているので寝るわけにもいかない。片付けたらもう1度組み立てる気力体力はない。車に乗せたら中で寝るスペースはない。カラオケはまだ止まない。というわけで、帰ることにした。

 片付けは30分かからなかった。もうすっかり霧の中だ。ゆっくり車を走らせて、山を降りる。家に着くのに2時間以上かかった。

 帰ったら晴れていたので、木星を撮影しようとドームに上がり、撮影準備をする。眼視では木星がよく見えたのでカメラをセットすると、モニターに木星が出ない。なんとわずかな時間で曇ってしまっていた。空も白んできて結局撮影できず、ドームのスリットを閉めると倒れこむように寝てしまった。NGT-18を持ち出すのは今の私には重労働だと確認できた。
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by anettait | 2008-04-28 21:49 | NGT-18関係 | Comments(0)  

新惑星カメラ、やっと本領発揮!

 買って何ヶ月たったかもう忘れたが、新惑星用カメラ「DFK21AF04」が、試行錯誤の末にやっと普通に撮影できるようになった。

 いろいろやってみてわかったが、大きく撮影すればするほど、これまでのToUcamProⅡとの差が出るようだ。ただし感度には限界があるので、土星のような比較的暗い惑星では、拡大するとシャッタースピードが遅くなってしまう。風が強くて鏡筒がぶれる時などはぶれた画像しか撮れない。

 というわけで、透明度が良くて風の強くない日に撮影した土星がこれ。シーイングもけっこう良かった。シャッタースピードを30分の1にしたので暗い動画になったが、画像処理で明るい静止画になった。
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 それから3日後。快晴でシーイングもとても良く、月がとても明るく輝く夜のこと、今期最高の土星を撮影することができた。シャッタースピードは少し遅めの23分の1秒。画像処理して白斑があることに気づいた。もっと眼視でよく見ておけばよかった。
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 これより前にもDFKでは何度も撮影したが、たいした結果は得られなかった。シーイングが良くなかったせいもあるし、色の調整やシャッタースピードなど明るさ調整がうまくいかなかったせいもある。

 しかしこれからはどんどん撮影できる。撮影時の色はまだ改善しなくてはならないが。と思ったらもうすぐ梅雨だ。いつもゴールデンウィーク前から天気が悪くなるし。

 
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by anettait | 2008-04-22 00:17 | 惑星 | Comments(0)  

NGT-18復活計画(4) 久しぶりに使う。

 天気が良かったので、平日にもかかわらずNGT-18を屋上に出してみた。今回はドアをはずすのが面倒だったので、分解したまま出して、外で組み立てた。

 45cm主鏡はやはり重かった。とにかくひどく重い。組み立ててみたら光軸も狂っている。久しぶりに調整したのだが、意外なことにそれほど時間はかからなかった。肉眼ではレグルスが見えないほど透明度の悪い空だったが、シーイングは良くて500倍でシャープな土星が見えた。やはりこの鏡はとてもいい。内臓バッテリーも便利だ。
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 見え方に満足したので、1階に下りて遅い夕食を食べ、ノートパソコンを持って再び屋上に上がったらなんと曇っている。がっかりしてしばらく座って雲を見ていたら、だんだん雲が切れてきた。30分後にはまた快晴。急いで撮影準備。

 撮影を始めるとまた雲が来た。とりあえず動画を2本撮ったところでまた曇り。雲の間からの撮影なので写りは良くなく、拡大率も低いが仕方がない。そこであきらめて望遠鏡の分解を始める。
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 すっかり分解し終わったところでまた晴れた。しかし再び組み立てる気力は残ってなかった。気力を振り絞ってNGT-18を部屋の中に片付ける。片付けしながら画像処理。写りは期待したほどではなかったにせよ、納得できるレベルだ。

 翌朝、体が思うように動かないのに驚いた。NGT-18を動かすのにかなり無理してしまったようだ。腰だけではなく、背中、肩、腕も痛い。とりあえずシップ薬を貼って出勤する。

 痛みが抜けるのに2日かかった。はたしてこの体力で、この望遠鏡を観望会に持っていけるのだろうか。何か対策を考えなくては。
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by anettait | 2008-04-09 22:59 | NGT-18関係 | Comments(4)  

記念切手

 今日、中古部品が届いた。小さい部品なので郵送してもらった。その封筒に貼られた切手はなんとあの「日本天文学会100周年記念切手」だった。
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 確か10枚1組で発売されていて、これはその一部。買おうと思っていたがすでに忘れていた。送られてきたのは小惑星探査機「はやぶさ」とハワイにある「すばる望遠鏡」の2種。残りはどんな絵だったっけ。
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 切手の下側には「日本天文学会100周年記念」の文字がある。100年前の日本の天文学はどんなだったんだろう。望遠鏡はどんなものがあったんだろうか。

 そういえば岡山にある188cm望遠鏡の絵が入った切手を昔買ったことがある。あれは何の記念切手だったっけ。調べてみなくては。
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by anettait | 2008-04-05 19:32 | その他 | Comments(4)  

カメラを売る

 最近いろんなものを買い込んだおかげで、資金が不足してきた。こういう場合は使わない機材を売却するのが手っ取り早い。そしてまた別の(必要と思われる)機材を買うのだ。

 今のところ確実に使わない機材は、銀塩カメラだ。今はやめてしまったが、以前はカメラマニアだったこともあってカメラは割と持っていたし、カメラの売買には多少経験がある。けっこう思い入れのあるカメラやレンズもあるが、ここ1、2年間まったく使ってないし、これからも使う予定もない。ここで思い切って売るのがいいと思う。
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 いや、実際には売る旬を4,5年も前に逃してしまったものばかりだ。名機、銘玉と言われた物もあり、フィルムでは素晴らしい天体写真を撮影できるものもあるが、フィルムで撮影することもなく、デジタル一眼に付かないレンズはこれからも使いようがない。残念だけど。

 もっと早く売ればよかったのだが、愛着というか、もったいないという心が決断を鈍らせた。いいカメラなんだけどねぇ。レンズも。今売ったって数年前の半分の値段で売れればいい方だろう。でもこの先もっと安くなってしまうし。中古カメラ店はけっこうシビアだ。銀塩カメラ人が絶滅する前に売らなくては。

 というわけで、次に買う機材もほぼ決まっているので、これは売るしかない。こういうものを売って、さらなる大口径にステップアップするという手もあるな。でもそれにはこれだけでは足りないのが残念なところ。
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by anettait | 2008-04-01 21:57 | その他 | Comments(2)