<   2008年 03月 ( 10 )   > この月の画像一覧

 

中古のケンコーSE200N

 先日ネットの望遠鏡ショップを見ていると、なんと中古のSE200が新品の半額で出ている。新品でもけっこう安い望遠鏡だが(中国製なので)、中古なので新品よりさらに安い。

 同じ物を持っている人がいて以前木星を見せてもらったことがあったが、値段の割にはよく見えた記憶がある。今回の中古は程度が「B」なので、それがちょっと気にはなる。しかも現行品は「SE200N」だが、今回のは「SE200」と表示されていて、Nが付くのと付かないのではどう違うのかがわからなかった。とりあえず注文して、実物を見てみようと思った。

 数日後、届いてみてその大きさにびっくり。印象としては自作25cm鏡筒とあまり変わらない。重さもけっこうある。試しに屋上でポルタ経緯台に載せたら、鏡筒の重みでフォークの腕がたわむし、微動部分に隙間ができてあぶない。でも一応月と土星を見ることが出来た。予想どおりよく見える。

 鏡筒にはしっかり「SE200N」のシールが貼られていたので、「N」がないのは単なる誤植のようだ。でも程度Bなのは、塗りなおされてはいるが鏡筒に大きな塗装のはがれがあるせいだとわかる。しかし使うのは夜だし、自作の素材なのでそんなことは気にしない。

 この鏡筒は、実は双眼望遠鏡の素材として手に入れたのだった。以前から双眼望遠鏡を作ろうと考えてはいたのだが、屈折式では1本あたりの値段が高いのでちょっと無理がある。市販のものは高すぎて論外だ。反射式ならば集光力のある口径20cmでも安いし、現実的な気がした。

 ところが赤道儀に載せてじっくり使ってみると、とんでもない弱点が判明した。200倍程度でピントを合わせようとすると、視野の中の土星が上下する。ネット上の書き込みでも同様のものがあったし、ビクセンのポルタとセットの13cm反射でも同じ症状があった。どちらも同じような構造で、原因は同じ「接眼部の作りの悪さ」だと思う。製造元が同じかどうかはわからないけど。
a0095470_2305360.jpg

 天頂プリズム使用でも、工夫すれば改造なしにピントが合うことも確認したのに、実に惜しい。ピント合わせで視野がずれると、左右の鏡筒でピッタリ同じ視野にするのは至難の技だ。これは困った。300倍を超えてもけっこうきれいに土星が見えるのに。まったく残念。

 この鏡筒をどうするか、ちょっと考えてみた。
1、接眼部をちゃんとしたものに取り替えて、もう1本中古で見つけて双眼望遠鏡にする。最初の予定どおりに。
2、架台を作って観望会用ドブソニアンにする。子どもの目の高さにぴったりでおすすめ。これはけっこういけそう。
3、主鏡がF5なので、星雲用写真鏡筒に改造する。最近写真撮りに行かないので、使わなさそう・・・。
4、とっとと売る。でも程度が良くないので、いい値段はつかないだろうな・・・。それももったいない。
5、しばらく寝かし、活躍の場を待つ。いったいいつになることやら・・・。

 希望としては1番か2番だ。買ったばかりなので売るのはもったいない。部品を使って旅行用折り畳みドブソニアンを作るという手もあるが、それは25cmか30cmでやるつもりなので(材料を集めてすでに3,4年になるが・・・)20cmでは今はパス。

 単体で使うにしても、この接眼部では使いにくい。そのうち何かと取り替えてみたい。とりあえずドブソニアンに仕立ててみようと思っている。そしていつかは双眼望遠鏡を。
[PR]

by anettait | 2008-03-23 23:05 | 天体望遠鏡 | Comments(7)  

観望会2日目は晴れ、3日目は曇り。

 観望会2日目はよく晴れた。お客さんは2組の親子、合計5名。どちらもかなりの星好きで、とても楽しい時間を過ごすことができた。

 前日の強風はおさまり、寒くなくなっていた。上空の気流もなかなか良く、40cmで見た土星はシャープだった。火星は550倍でも小さくて見栄えはしないが、模様はどうにか見えた。ちょうど満月で、PLフィルターを付けて40cmで見ると、とてもシャープだった。

 観望会3日目は、昼から曇り。一応観望会の準備をしてみたものの、風も強く、低空の月がうす雲を通して見えるのみ。パソコンのデータを外付けハードディスクに移す作業をしていると、そのうち雲がきれて土星が見えてきた。

 シーイングはそれほど悪くないが、透明度が悪い。雲の切れ間から出たり入ったりを見ているうちに、また厚い雲の中へ。そうして土星は見えなくなった。結局お客さんはひとりも来なかった。

 明日からはまた天気は崩れるらしい。土星が見えている間に、また観望会をしたい。
 
[PR]

by anettait | 2008-03-23 00:01 | 観望会 | Comments(0)  

観望会1日目はとても寒かった。

 突然思いついた3日連続観望会の1日目。朝からいい天気だったが、北風が異常に強く、気温が上がらない。春分の日なので仕事は休み。午後からゆっくり観測室の片付けをした。久しぶりに人が来るので。

 ついでに同架していた35cmシュミカセを降ろした。あまりに重過ぎて、40cm鏡筒や赤道儀への負担は相当のものだろうと思ったから。かわりに25cmシュミカセを同架した。重さは35cmの半分。反対側には10cmF5屈折も同架してバランスを取る。

 日が暮れると、なんだかとても寒く感じた。風が強すぎて、ドームのスリットは風上側を閉めて、半分だけ開いた状態にした。観測室のドアが北向きなので、もろに北風が吹き込む。そのせいで、並べておいたスリッパが風で飛ばされる。

 北風で40cm鏡筒は揺れまくる。土星はけっこうよく見えているのだが、とにかく寒い。お客さんは誰も来ないので、とりあえず撮影体制に入る。ドアを閉め、動画を1本撮影。

 画像処理してみると、眼視よりも劣る。ひどく劣る。でも風が強い時はこんなもんだ。
a0095470_21204538.jpg

 次にシュミカセも土星に合わせる。これでも撮影しようかと思ったが、ガイドマウントのせいか土星が小刻みに震えて見える。おまけに大きな雲がやってきて、土星は見えなくなる。

 なんだかんだで気がついたら観望会終了の午後9時になっている。結局誰も来なかった。1月に観望会をした小学校の先生に宣伝はしたのだが、よく考えたら明日は小学校の卒業式だ。ちょっとタイミングが悪かったか。おまけに寒いし。次はもう少しタイミングを考えて観望会をやろう。おっと、明日も観望会か。
[PR]

by anettait | 2008-03-20 21:25 | 観望会 | Comments(0)  

久しぶりに観望会を開催します。

 本家のページにも書いたけど、久しぶりに亜熱帯天文台で観望会を開催します。

3月20日(祝日)、21日(金)22日(土)の3日間。午後7時開始。午後9時終了。雨天曇天は中止。
ただし3日間もあれば1日くらいは見えるはず。天気予報は3日間とも「晴れ時々曇り」だし。詳細は本家の「亜熱帯天文台ホームページ」の「県内星空観望会案内」を見てください。

 今回は見るのは土星のみ。参加者が少なければ月も見せられるかもしれないけど、満月近い月は見ても凹凸がはっきりせず、あまり見栄えがしないので、今回は見ないでいいかな、と。

 望遠鏡は主砲の自作40cmニュートン惑星仕様、というほどすごくないけど、見た目はすごい。こんなものでちゃんと見えるのか、という意味で。でもシーイングさえよければ、大きくてシャープで色彩豊かな土星が見られます。ご期待ください。

 梅雨前まで、何回か観望会をやる予定ですが、別の場所でも考えています。道端とか、公園とか、駅前とか。でもモノレール駅前だと、モノレールが高い位置を走っているので、星を見るのに駅の灯りがけっこうじゃまになるかも。

そうそう、観望会は参加費無料です。ただし安全管理は自己責任で。脚立登って望遠鏡を見ないといけませんので。
[PR]

by anettait | 2008-03-18 23:27 | 観望会 | Comments(0)  

初木星

 今朝早起きして、今シーズン初の木星を撮影した。木星の高度があまりに低いのに驚いた。

 この分だと、今年の木星撮影は去年以上に苦戦しそうだ。惑星の撮影では高度が大きな意味を持つ。地上の熱気の影響をもろに受け、空気のゆらぎはひどくて良い画像が得られにくい。

 これが熱源のない大草原の真ん中や、シーイングのとてもいい場所なら影響はそれだけ少ない。しかしここは都会の真ん中だし、「沖縄は最高のシーイング」と言われたのは昔話になってしまったのかと思うほど、ここ数年のシーイングは悪い。

 今朝の木星も、ひどく揺れていた。眼視では模様の細かいところが見えない。一応撮影し、強めに画像処理したら、少しは模様が写った。衛星の影は眼視でもよくわかった。
a0095470_164469.jpg

 風邪気味なのに無理して起きたおかげで、今日一日は体調が悪く、すばるの会の例会も行かなかった。でもまた晴れてきたので、先ほど土星を撮影した。やれやれ。明日はゆっくり休まなくては。
[PR]

by anettait | 2008-03-16 01:09 | 惑星 | Comments(0)  

期待どおりのシーイング

 ついに期待通りのシーイングになった。気流はとても落ち着いていて、肉眼でもシリウスがあまり瞬いていないのがわかる。しかも快晴。透明度は夕方から悪くなったが、これを逃してはいけない。

 ということで土星を撮影。火星も撮りたかったところだが、いろいろあって撮影開始が遅くなり、しかも大口径2連装のおかげで西側の空に望遠鏡を向けることが出来ないので火星はあきらめた。

 まず眼視で土星を見る。まだ鏡が冷えてないためすこし揺らいでいるが、とてもシャープな見え方。4mmアイピースで550倍ではよく見える。さらに1.5倍バーローレンズで(アイピースとの間にスペーサーもあるから)推定800倍以上で見てもまだまだシャープ。でもやや暗い。透明度が悪いのが残念。

 さっそく撮影に入る。なんとパソコンのモニター上で土星表面に白斑があるのがわかる。撮影してから、眼視で見てもあるようなないような。よくわからない。とりあえず簡単に画像処理。白斑が見事に出てきた。
a0095470_0135631.jpg

 今回は思い切って大きく撮影した。結果には十分満足。でも去年は2月初旬にはこのくらいいいシーイングがあったのに。今年はなぜか1ヶ月遅れだ。

 眼視でエンケが見えるかどうか気をつけてみたが、見えるような、見えないような。環がこの角度では無理かも。見えるような気がしたのは錯覚か。
[PR]

by anettait | 2008-03-07 00:16 | 惑星 | Comments(0)  

シーイングが回復した、でも・・・。

 昼間もいい天気で、そのまま夜まで晴れが続いた。寒いけど黄砂もどこかへ行ってしまい、透明度もいい。しかしいろいろあって撮影に出かけることはできない。

 仕方がないので屋上で自作30cm鏡筒の調整をして遊ぶ。光軸が狂っているのを調整したら、土星がけっこうよく見える。このシーイングなら40cmで撮影すればいい画像が撮れそうだ。

 急いでドームを開けて撮影準備に入ると、なんと北東から大きな雲がやってきた。土星はとてもシャープに見えている。550倍でも像はきっちりしている。それ以上の倍率で確かめることなくカメラをセット。ピントを合わせたところで雲が来た。そらを見上げると、なんと全天曇り。しかも北東の雲は切れそうにない。

 待つこと1時間。時間切れだ。結局撮影はできなかった。明日も忙しいので夜更かしはできない。30cmで遊ばなければ良かった、とはいうものの、30cmは金曜日の観望会で使うための調整だったので、これもやらないわけにはいかなかったし。

 撮影は明日に期待するか。天気予報では明日の夕方から曇りだけど、ここまでシーイングが回復したら、次の晴れにはきっといい画像が撮影できると思う。
[PR]

by anettait | 2008-03-06 00:16 | 惑星 | Comments(0)  

大口径2連装計画(4)

 今日も雲の間に火星が見えるが、風が強すぎて(昼間は北の風9.4m)ドームのスリットが突風で壊れる心配があるので、撮影は休み。

 ところで先日、南西の星を見ようと40cm鏡筒を東側に回したらなんと!同架した35cmシュミカセが赤道儀に当たり、南西の空が見えないことが発覚した。

 まったくまぬけな話だが、このところ東側の土星しか見なかったので気がつかなかった。火星も南中前にちょっと見ただけだし。

 さて、ここまで使いにくい条件がそろったら、シュミカセを同架しておく意味がない。シュミカセの見え方は相変わらずだった。眼視でのシャープさ、コントラストの高さはニュートンの方が上だった。シーイングが悪すぎるのと振動がひどいので、撮影結果を比較することはできていない。

 ここで一度、シュミカセを降ろすべきだろう。また同架するなら同架用プレートを作り直す必要がある。もっとしっかりしたものを。でも、あの重い鏡筒を下ろすには元気な時でなくては。ほんの1年前には、47キロもあるシーフシュピーグラーをひとりで載せ替えていたとは思えないほど、最近は疲れている。35cmシュミカセはたった25キロしかないのに。

 こんなことでは、次の大口径望遠鏡は実現できない。今のところ資金難で無理だが、星雲の色がもっとはっきり見えるような、初心者でも惑星の詳細がよく見えるような、大口径の反射鏡をそのうち導入したいと考えている。もっと口径の大きなニュートンなら、35cmシュミカセと比較しようなんてことはないだろう。鏡の精度と鏡筒の出来にもよるが。

 そのためにも、とりあえず体を鍛えなくては。貯金も。いや、宝くじか。そういえばグリーンジャンボ売ってたっけ。
[PR]

by anettait | 2008-03-04 23:49 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

大口径2連装計画(3)

 ここ数日天気が回復したおかげで、大口径2連装を試用することができた。結果は「振動が激しくて使い物にならん・・・。」

 北風が強いのでニュートン鏡筒が揺れるのはいつものことだが、シュミカセの取り付け部分が弱いようで、ニュートン鏡筒の揺れが増幅されて、シュミカセで見る惑星は非常に揺れやすい。これは困った。

 25cmシュミカセを同架していた時はガイドマウントを使っていたので、振動の原因はガイドマウントにあると思っていた。しかし今回の35cmシュミカセはプレート直付け。ガイドマウントを使っている時よりはまだましだが。もしかしたら間にはさんだスペーサーが悪さをしているのかもしれない、といろいろ原因を考えてみる。

 振動が解決できなかったら、大口径2連装計画は失敗に終わるかもしれない。赤道儀への負担という問題もあるし。いくら赤道儀が強化仕様とはいえ、限界はあるだろう。今のところ調子はいいが、壊れないうちに計画を中止するべきかもしれない。
[PR]

by anettait | 2008-03-03 23:26 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

天気はいいけど・・・

 今日は沖縄星観の会の例会だった。いつもより早めに終わり、しかも快晴だったので、ちょっと土星を撮影。夕方火星を撮影した時にもシーイングが悪いとは感じていたが、南中した土星もひどくゆれていた。

 常用最高倍率の550倍はまったく使えない。どこでピントが合っているのかわからない状態。400倍もつらい。快晴なのに、ひどいシーイングだ。でもせっかくなので撮影する。
a0095470_1381021.jpg

 慎重にピントを合わせたこともあって、どうにかカッシーニの空隙はわかる画像になった。でもがっかりしてしまう出来だ。

 今年はシーイングが悪すぎる。去年の今頃は、連日すばらしい土星の画像を撮影できた。今年はいい画像は撮影できてない。透明度もあまり良くないのは黄砂の影響か。しかし土星は明るく感じた。明日からは黄砂がひどくなるらしい。困ったもんだ。
[PR]

by anettait | 2008-03-02 01:43 | 惑星 | Comments(0)