<   2007年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧

 

社会教育用望遠鏡

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 国立天文台の社会教育用望遠鏡で金星、月、土星を見てきた。口径50cmカセグレンの三鷹光器製フォーク式赤道儀で、びっくりするほどコンパクトだった。焼津の80cmもコンパクトだと思ったが、これは小さすぎると言っていいほどだ。大赤道儀室の60cm屈折より口径が10cm小さいだけということはとても信じられない。

 気流の状態は焼津の時よりずっと良く、土星の見え方は良好だった。条件がもっと良ければもっと見えそうな気がした。コンパクトで取り回しも楽そうで、三鷹得意のワンダーアイ付き。いい望遠鏡だが値段はとても高いに違いない。ドームがほぼ無音で回るのがうらやましかった。
もちろん天体自動導入付きで、望遠鏡の動きに合わせてドームも自動で回転する。

 50cm望遠鏡の入ったドームは広場の端にあるが、一般公開の観望会にはその広場に他の望遠鏡もたくさん並んで観望会が開かれるとの事。一度は参加してみたい。

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ところでお昼は天文台の食堂で沖縄そばを食べた。「こんなところに沖縄そばが!」と思って注文したが、よく考えてみると石垣島に電波と光学望遠鏡がそれぞれあるわけだから、別に不思議はないのかもしれない。長崎ちゃんぽんもあったし。
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by anettait | 2007-05-24 21:37 | 星旅 | Comments(0)  

国立天文台 大赤道儀室

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国立天文台でパオネットの総会があったので自費で参加してきた。総会の前に天文台内の見学ができたので、60cm屈折がある大赤道儀室だけ見てきた。

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ドームも歴史を感じさせる、とても古い建物だった。中に入ってびっくり、とんでもない大きさの望遠鏡がそこにはあった。望遠鏡のあまりの大きさに驚いたのは岡山の188cm以来である。どちらも鏡筒の長さは約10メートル。とにかくとんでもない大きさだ。大きすぎて全体をカメラの写野に入れることが出来ない。

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人間と比較すると、接眼部の大きさがわかると思う。いや、わからないかも。天文雑誌でこの望遠鏡が使われなくなって見学用になっていることを知った時、もったいないからもらえないかと考えたものだが、これではもらっても置く場所がない。しかもこんな長い望遠鏡は使いきれない。
とにかく望遠鏡も建物も歴史と迫力のある、すごいものだった。平日は見学できるそうなので、わざわざ見に行く価値はあると思う。ただ残念なことに、この望遠鏡で星を見せることはできないとのこと。昇降式の床は固定されているらしい。赤道儀が動くかどうかはわからない。観望会には50cm反射を使うとのこと。
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by anettait | 2007-05-23 21:09 | 星旅 | Comments(0)  

ディスカバリーパーク焼津

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 ディスカバリーパーク焼津は海のすぐそばにある。望遠鏡や建物への塩の影響が気になるところだ。上の画像はすぐ前の海岸で撮影したもの。この道の先に富士山が見えるとのことだが、すでに日没後で見えなかった。
夕日を見る人たちのために、日没まで屋上が開放されていることをあとで知った。惜しいことをした。屋上からなら富士山が見えたかもしれないのに。

歩道には星座のタイル絵がいくつもあって、なかなかいい雰囲気だった。ただし海岸は玉砂利が多く、沖縄の砂浜とはまったく違う。

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望遠鏡は法月技研の80cm。フォーク式赤道儀のためか、口径の割りにコンパクト。カセグレン式のため子どもでも覗きやすい。しかも床が上下するので、望遠鏡の向きに関係なく安定した楽な姿勢で見ることが出来る。とてもうらやましい施設だった。

夜空の状態も那覇市内よりはいい。雲が多い夜だったので正確なことは言えないが、星座を作る星はそこそこ見えた。気流の状態が悪すぎて土星がものすごい勢いで踊っていたのは残念だった。
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※ 建物の画像は見やすいように明るくしてある。実際の照明はそれほど明るくない。
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by anettait | 2007-05-22 20:42 | 星旅 | Comments(0)  

月と金星の接近

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昨日(5月20日)金星と月の接近が夕方の西空であった。旅行中だった私はそれを静岡県で見ることが出来た。

 その日は午前中から浜松市科学館でプラネタリウムを3本続けて見た後(けっこう疲れたけどナレーションは聞いていて気持ちのいい語りだった、特に銀河鉄道の夜の担当の人)、同じ静岡県内で最大口径80cmの天体望遠鏡があるディスカバリーパーク焼津の観望会に参加した。月と金星の接近はそこで見た。

 月と金星の接近はきれいだった。ただし三脚をもっていなかったので写真はブレブレだった。

さすが大口径80cm,400倍でも土星はまぶしいばかりだった。月もまぶしかった。アルクトゥルスは目が痛いほどまぶしかった。しかしシーイングがとても悪く、土星の詳細はわからなかった。ピント合わせにも苦労するほどで、シーイングが悪いのは口径10cm屈折の80倍程度でもはっきりわかった。まったく残念である。

できればシーイングのいい時にこの望遠鏡の実力を見てみたいと思った。今は亡き法月技研の立派なフォーク式赤道儀だ。鏡は池谷鏡とホームページにあった。
 
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 上の画像はディスカバリーパーク焼津の前にいた甲虫。タクシーを待っている間に街灯に激突して落ちてきたが、またどこかへ飛んでいった。
 ところで、観望会参加の際は帰りの足に気をつけたい。観望会が終わる時間より先に、焼津駅までのバスがなくなってしまうのだ。日曜に観望会があるのは今回の日程ではありがたかったが、帰りのタクシー代が駅まで2300円ほどかかった。予想の範囲内ではあったけど。
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by anettait | 2007-05-22 00:29 | 星旅 | Comments(0)  

38cmから40cmへ

 先週のことだが、梅雨入り前にシーイングのいい夜があった。いや、シーイングは良くないが気流の落ち着いた瞬間に木星の表面がものすごくよく見える日だった。

 木星の表面の模様を見ながら、「眼視で口径2cmの差がわかるかどうか、試してみよう」ということが頭に浮かんだ。
 この望遠鏡は45cmの主鏡に38cmのマスクをかけて使っている。鏡筒の構造上ケラレが発生するので45cmフルには使えないが、40cmまでなら大丈夫。
 
 ということで、さっそく試してみた。38cmのマスクを取り外して45cm×40cmの楕円形主鏡(円の両端が直線で2.5cmずつ切られた形)にしたとたん、淡い模様が消えてなくなった。特に極近くの小さな白斑は、最初からなかったように消えてしまった。ベルトの細かいでこぼこの細部も見えない。これには驚いてしまった。

 この状態ではよく見えないのを確認した後、40cmのマスクを付けた。すると淡い模様がまた見えた。38cmの時より少しだけ淡い模様が薄くなったような気がしないでもないが、よく見える。38cmとの明確な差はわからなかった。計算上は光量は1割増えるはずである。

 以上の事から、光量は別にして、主鏡は円形の方が良く見えるらしいということがわかった。昔の本かどこかのサイトに、「直線によるケラレは星像にかなりの悪影響を与える」とあったので、今回のはそれかもしれない。または主鏡の周辺部に大きなエラーがあるのか。それにしても見え方が違いすぎる。よく考えたらフル口径では光軸修正はしなかったが、光軸はそれほどずれている感じはなかった。

 45cmフルではどのような見え方になるか気になるが、そのためには鏡筒を作り変えなければならないので、当分無理だと思う。梅雨に入ってしまったし。
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by anettait | 2007-05-19 00:19 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

25cmの次は30cmだ!

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 25cmが完成して気を良くしたので、勢いに乗って次は30cmに挑戦した。
 とはいっても以前に分割30cm鏡筒は一応完成してるし、棚用の木製フレームで作った鏡筒もあるのでそのまま同架しようとも考えた。しかしどちらも38cmに同架するには加工が必要だ。その上、それぞれの鏡筒にはいろいろと不具合がある。

 考えた結果、25cm鏡筒をそのまま使って、鏡筒後端に分割鏡筒の下の部分を継ぎ足す方法が一番簡単な気がした。そこで、さっそく工作にかかった。

 25cm主鏡セルを取り付けたねじ穴にを使って30cm主鏡部分を付けてみた。しかし30cm主鏡はかなり重く、その方法では取り付け部分から鏡筒がくの字形にたわみ、使い物にならない。考えた結果、もう少し25cm鏡筒を押し込んでねじ穴をたてに2列作り、合計12本のねじで止めたらどうにか光軸が合うようになった。
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 この時期にしてはよく晴れていたので、ちょっと高度は低いが木星を見る。光軸は完璧ではないが、予想に反してけっこうよく見える。
 主鏡は中国製の中古ということで、素性は明らかではない。笠井トレーディングで買ったので、おそらく銀次300の主鏡と同じものと推察されるが、確証はない。「ドブソニアンには十分な精度」とだけ書かれていたが、これくらい見えれば十分すぎるほど。
 撮影結果も良好だった。欲を言えばもう少し拡大するべきだった。

 わずか6時間であっさり完成してしまった30cm鏡筒だが、やはり同架するには重過ぎる。感覚的には15kg以上ある。また、筒内気流があるので惑星にはフレーム鏡筒にするべきだと思った。今度は棚フレームの軽量鏡筒を載せてみようと考えている。
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by anettait | 2007-05-14 23:49 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

今度こそ完成!撮影だ!

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 けっこう苦労した主鏡セル削りも終わり、また鏡筒に主鏡を組み込んだ。鏡筒が少しだけ長すぎ、アイピースによってはピントが合わないものもあるが、とにかく木星を撮影。

 本体の38cm鏡筒と向きがやや違うので木星の導入に時間がかかってしまう。その時間を主鏡の温度順応に使っていると考えればそれほど苦でもない。
 どうにか木星を導入したら、主鏡はまだ温度順応が終わっていない。眼視で木星を眺めながらしばらく待って、撮影開始。

 眼視でもけっこうよく見えていて、撮影結果も良好。ただ焦点距離がF4.5(主鏡の裏にも書いてある)1125mmと短いので、高倍率を出すのに手間がかかる。バーローレンズは必需品かも。それに現状では拡大しても350倍弱が限度。もっと光軸を追い込めばいいとは思うが、像が暗くなり見づらい。
 紙の筒のせいか、温度順応に時間がかかるのも難点だ。それは主鏡が青板という点が大きいのかもしれない。

 というわけで一応完成した。しかしこれを惑星用に使うのは中途半端だ。この鏡の重量を考えると、離島に持っていく旅行用ドブソニアンが最適なのではないかと思っている。30cm主鏡の重さで挫折してしまった「飛行機で持っていけるドブソニアン」だ。

 というわけで、夏までには旅行用ドブソニアンを完成させたい。来年の夏になるかもしれないけど。
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by anettait | 2007-05-13 23:57 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

鏡筒完成、ファーストライトだ!

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 接眼部も出来たら、後は簡単。主鏡セルには取り付け用のM3ネジ穴が6個開いているので、紙でできた鏡筒に穴を開けたら、あっという間というほど簡単ではなかったけど完成。

 完成後すぐに38cm鏡筒に同架する。鏡筒バンドは笠井トレーディングの蔵出しで入手したGINJI250用のもの。蔵出しはすぐに売れてしまうので、2本そろえるのに数ヶ月かかった。
 それをビクセンアリガタプレートでつないで、38cm鏡筒の自作アクセサリープレートにネジ止めする。2本の鏡筒は平行ではないが、テストなのでこれでよし。

 木星を見ると、なんとひどい筒内気流。とても久しぶりに筒内久流を見た。そういえば開放鏡筒でないニュートンを使うのは久しぶり、いやいやNinja320があった。あれではあまり気にしたことはなかった。
 これって鏡が青板のせい?そうなると鏡が温度になじんでいないためか?よくわからない。ちゃんとピントを結ばないのも温度のせい?

 時間とともに木星がよく見えるようになるかと思ったけど改善しない。筒内気流は収まったが、木星の模様がほとんど見えない。ピンボケ状態だ。38cm鏡筒はドームのスリットを開けた直後から実用になるのに。

 しばらく考えた結果、どうも主鏡に圧迫があるのではないかという気がしてきた。撮影はあきらめて、25cm鏡筒から主鏡を外す。確かにセルはきつめだった。圧迫がありそうだ。主鏡抑えも抑えすぎている気がする。

 それから2日がかりでまた主鏡セルを削った。やすりの刃が削れにくくなった気がして、作業は思うように進まなかったので、また適当なところで妥協。ゴムの3点支持で主鏡を浮かせることにした。
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by anettait | 2007-05-07 23:06 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

25cm鏡筒を作る!(次は接眼部!)

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 さて、斜鏡まわりができたら次は接眼部だ。接眼部は笠井トレーディングからジャンクで出ていたラックピニオン式のものを使った。もちろんジャンクには理由があって、内側に切ってあるべきねじが切ってなく、アイピースを固定するリングなどが付けられなかった。それで定価8800円が1200円だった。
 
 もちろんアイピースアダプターなんか付いていない。しかしそんなことはたいした障害ではなく、手持ちの適当なリングを付けたらすぐに使えるようになった。

 ストロークは短めだけど、これで十分。それよりも完全に繰り入れた場合、鏡筒の内側へ出る部分がけっこう長いのが気になった。鏡筒が主鏡に対して十分大きいので問題はないと思うけど。
 鏡筒が紙なので穴あけも簡単。カッター1本とキリ1本で工作はできあがり。ちょっと時間はかかったけど。
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by anettait | 2007-05-06 01:21 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

25cm鏡筒を作る!(次は鏡筒だ!)

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主鏡セルが出来たら、次は鏡筒本体を作る。これには手持ちの直径30cmのボイド管(巨大な紙の筒。コンクリートを流し込んで家の柱などを作るときに使う建築資材)を使った。
 これは30cm鏡筒を作ろうとした時に買ってあったもの。数年前に製造元から取り寄せようとしたら送料が本体価格より大幅に高くなるということで(確か本体と送料の合計で2万円くらい)断念したが、去年豊見城市にできたホームセンターに数千円で売っていたので即購入。 しかし4mでしか売ってくれないというので、3つにカットしてもらった。

 去年の分割ドブソニアンに使ったものを使おうといたら短すぎて、使わないでいた1.5mの筒から切って使った。あと1.5m残っているけどこれはいつか使うために置いておく。

 予想通り、笠井トレーディングの主鏡セルに内径、外径ともそこそこ合う。しかしもともと鉄板の筒に使うセルなので、紙の筒では厚すぎてぴったりとはいかない。

 斜鏡とスパイダーは30cmの実験用に買っておいたものがあるのでそれを使う。このスパイダーは紙筒にはちょっと短いけど、どうにか使える。斜鏡は短径63mm。主鏡の直径比25%ちょっとなので、どうにか惑星に使えるというところ。

 これまで書くのを忘れていたけど、主鏡は254mmF4.5というスペック。少し前のドブソニアン用らしい。斜鏡を小さくして惑星用にするには筒外焦点距離の関係で限界がある。ということで63mmでよしとする。

 筒の中は植毛紙などを貼るか黒のペンキを塗るべきだが、急いでいるので省略。早く完成させないと梅雨になってしまう、というかもう梅雨だ。鏡筒の下からフラッシュをたいて写真を撮ると、ドーム天井の青がきれいに反射して写った。このままではコントラストはかなり低そうな気がする。
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by anettait | 2007-05-06 01:08 | 自作望遠鏡 | Comments(0)