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カテゴリ:自動導入機( 27 )

 

DOB GOTO8の実力 木星を撮ってみた

ちょうど一週間前の話だが、ケレス食の翌日、梅雨前線の接近で雲は多いものの木星が見えたので、自動導入ドブソニアンDOBGOTO8の実力を見ようと木星を撮影してみた。
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展示品を安くで買ったためか高倍率での追尾が水平方向に間欠的で落ち着かないが、眼視ではけっこうよく見えている。ただし追尾がスムーズでなくクッ、クッと木星が横に動くので模様の詳細を落ち着いて見ることができない。
それでも何とかなだめすかして木星を撮影してみた。
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薄雲越しの撮影で画像処理が強めになってしまったが、けっこうよく写っている。口径20㎝F6の、現在の基準ではややFが長めなニュートン反射だが、口径の分の性能は十分出ている。この時はパソコンの調子も良くて、60秒間に静止画にして4000コマくらい撮影できた。惑星カメラASI290MC恐るべしである、調子がいい時限定だが。ひどい時は60秒間で500コマ程度というのもよくある。

いつもこのくらい見えれば、観望会用の望遠鏡としては十分すぎるくらいだ。惑星撮影用としても悪くない。まあシーイングにもよるが。いやすべてはシーイングが支配しているのだが。

ただし以前も書いたとおり鏡筒の構造には問題がある。光軸の調整ネジを手で回せるようにするか、この鏡筒の利点である伸縮式をあきらめて伸ばしっぱなしにしておかないと、標準のままでは伸縮させるたびに惑星撮影用に光軸を追い込むのにイライラすることになるだろう。特にシーイングが最高の日は気が狂いそうになるような予感がする。だから私は木星の衛星で光軸を追い込んで伸ばしっぱなしで置いてある。

架台の間欠的な追尾については、以前から使っているもう1台がいつのまにか直ってしまっていることから、ぐるぐる回していればそのうち何とかなるのかもしれない。でも来月初めには観望会に使うので、手っ取り早く販売店に聞いてみるのもいいかなとは思う。
このところ毎日雨で、望遠鏡を出せないので架台ぐるぐるができないし、ずっとこのままという可能性もあるからだ。

DOBGOTOシリーズをちゃんと使うつもりなら、クランプの付いた30㎝以上を勧めたい。重いけど導入精度がいいような気がする(客観的な証拠はない、気がする程度)し、光学系の性能は割といい。口径の暴力が楽しめる。30㎝、35㎝、40㎝と使ってみたが架台の間欠的な追尾は経験したことがない。クランプのない25㎝もまともに動いているから、今回の架台はたまたまハズレだったんだろう。

ここまで書いてきて、今使っている20㎝は水平回転のクランプネジに相当する部分を締めるか緩めるかすれば直るような気がしてきた。今度やってみよう。自己責任になるのだろうけど。早く晴れないかな。


by anettait | 2019-06-23 23:36 | 自動導入機 | Comments(0)  

SE-AT100N vs マルチファンクションGOTOマウント 比較してみた

同クラスの自動導入架台が手元にあったので、比較してみた。
どちらもジャンクを購入したので、新品と同じとは限らないのは最初に断っておく。
名前が長いので、ここではSEATとマルチFに省略することにする。
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さて、どちらも口径10㎝以下の反射鏡筒に使うことを想定していると思われる。
なぜ反射かというと、長い屈折鏡筒は構造的に天頂に向けることができないからだ。
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とにかくアームが短すぎる。特にマルチFの方はアーム下の電池ボックスカバーがひどく邪魔。
どうしてこんなデザインにしたのか不明だ。カバーと中の電池ボックスを外さないと画像にある赤いニュートン反射すら引っかかって載せられない。アームの長さを画像で比較してみる。
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導入精度はどちらも同レベル。アライメントをちゃんとすれば、10cmF4.5反射に25mmアイピースを使った18倍の視野のどこかには入っているというレベル。マルチFのSynScanコントローラーをSEATにも使ったのでコントローラーによる違いは出ない。架台の精度による違いが出てもよさそうだが、倍率が低いので、その程度での差はでないということだろう。

重量はマルチFが2.5kg、SEATは3.7kg。どちらも実測値、鏡筒・電池なしの重量だ。電源はどちらも単3電池8本。今回は12V外部電源を使用した。マルチFは電池ボックスが1個ないことでジャンクだったし、SEATは単3電池では電力不足で自動導入中に止まってしまうからだ。

さてこの架台をどういう状況で使うかだが、軽いマルチFは旅行用にいいかもしれない。しかし普通に使える鏡筒は最大でセット販売の9cmマクストフ以外には選択肢はないと思う。口径9㎝のマクストフでは倍率は下げられず星雲星団は厳しく、惑星と二重星以外を見るのは難しい。だから空が暗い場所に持っていくメリットは薄い。やはり旅行用はあまり意味はないか。下の台を外してさらに軽量化して三脚つければまあいいか。
結局は自宅で手軽に月惑星や二重星向きか。卓上用だし。9cmマクストフはビクセンのを持っているが、あれは惑星がそこそこ見えるので、セットの鏡筒もたぶん月や土星の環、木星の縞模様を楽しむことは可能だろう。

SEATは、さらに微妙だ。元々自動追尾のみの架台だから、自動導入化にはコントローラーを別に入手しなければならないので、お金がかなりかかる。
10㎝短焦点ニュートン用架台なので空の暗い場所なら低倍率で星雲が楽しめるとは思うが、やや重いので公共交通機関で持ち運ぶのには向かない。
私みたいにすでにSynscanコントローラーを持っているという人以外は、自動導入化はお勧めしない。なんといってもコントローラー単体の値段が最近人気のAZ-GTi本体価格とあまり変わらないからだ。
やはり自動追尾のみで使うのが良さそうだ。卓上用だが下に三脚を付けるのも可能なので、テーブルがない野外でも三脚があれば使える。ただし自動追尾の精度は以前にも書いたがセッティングの精度に依存する。

自動導入の軽量コンパクトな架台なら、いまやAZ-GTiマウントが三脚付で4万円弱で入手できる。あちらは搭載できる鏡筒も屈折や反射などいろいろ選べるので、実用性、将来性を考えるとAZ-GTi一択だな。

いや、長いレポートを否定するような結論になってしまった。このふたつは鏡筒もセットなので、気軽にお金をかけずに星を楽しむ望遠鏡だと私は考えている。

自動導入できてもセットの鏡筒では星雲などの暗い天体は見えないというのは、自動導入望遠鏡のよくある落とし穴なので、小口径の自動導入機にあまり期待しすぎてはいけないと思う。

by anettait | 2019-04-20 22:09 | 自動導入機 | Comments(0)  

ケンコーSE-AT100Nで自動導入してみる

4年ほど前にジャンクで買ったケンコーSE-AT100Nは自動追尾経緯台だが、「別売りのNEWスカイコントローラーを使って自動導入も可能(コントローラーは近日発売)と商品説明のwebサイトにある。
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しかし口径10㎝ニュートンを自動導入するためだけにコントローラーを買うのはもったいないので、これまで手元にあるコントローラーを付けて試したことが2回あるがだめだった。
セレストロン製はもちろんだめだろうが、同じケンコーのSE赤道儀用をつないでも正常に認識しなかったところまでは数年前に確認した。

そういえば去年はskywatcherのGOTODOBのコントローラーをつないだらちゃんと認識したので期待して試したら、何回やっても基準星を導入中に電源が落ちて使えなかったこともあった。
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今回はふと「大容量のバッテリーならいけるかも」と思い、4年前に購入した機体で試してみた。去年は標準の単3電池8本使用だったので、ちょっと期待。コントローラーは左に写っているskywatcherのマルチファンクションGOTOマウント(なんて長い名前)のを使用。

結果は大成功。なんとAZ-GTiと同等の精度(当社基準)の自動導入が可能なことがわかった。まあかなり甘い基準なんだが、25mmアイピースを使った18倍の視野のどこかには入る程度の精度。マルチファンクションGOTOマウントとほぼ同等の精度があるのは確実。主鏡の焦点距離が450mmしかないので、そこは有利か。
もちろん光害地でのテストなので、恒星しか導入していないが、対象の恒星が5mmアイピース90倍の視野から15分間逃げなかったので、観望には十分だと思う。

ついでに本来の性能である自動追尾についてもチェックしてみた。
これは毎回ばらつきがあり、視野から3分間逃げない場合もあれば、1分で視野外に消えることもあった。追尾しない場合は日周運動で1分以下で消えるので、調子の悪い時は微妙だ。もちろんこれは4年前にジャンク品で買ったので、新品がこの性能かどうかは不明だ。また、ばらつきは初期設定で真北に合わせられたか、緯度設定が正確かなども影響するはずだが、原因を特定できるほどは使ってない。

さて自動導入の性能はそこそこいいとして、ではこの架台のためにsynscanコントローラーをわざわざ買うかという問題が出てくる。仮にAZ-GTiと同等の性能があったとしても、コントローラーは別売りでは高そう(調べてない)。
安く自動導入を実現したいなら、wi-fiアダプターを付けてスマホでコントロールする手もある。理論的には可能なはずで、試そうとしたらwi-fiアダプターが行方不明だ。年末の掃除の時までは確かにあったんだが。これはwi-fiアダプターが見つかってからテストしたい。



by anettait | 2019-03-31 22:19 | 自動導入機 | Comments(0)  

DOB GOTO8で月を撮る

やっと晴れたので、自動導入のDOBGOTO8を出して、月を撮影してみた。
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直焦点はなかなかシャープ。2倍バーローでも撮影した。
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主鏡はF6なので像もシャープだ。なかなかいいが、追尾は安定したりしなかったり。南西と東の方向に鏡筒を向けると、カタッ、カタッと追尾が引っかかるような音がする。一応追尾はしているが間欠的というか、何か引っかかっている感じ。
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今回は光軸は割と合っていた。鏡筒の伸ばし方で変わる可能性も十分ある。
追尾が安定してくれると非常にいい機材になるのだが。


by anettait | 2019-03-20 00:02 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTiで遊ぶ(9) ミード150Makを載せてみる

晴れたので、久しぶりにミードの15㎝マクストフカセグレン、150Makを載せて使ってみた。
販売元のデータでは5.1kgだが、2インチ天頂ミラーが重いのでもう少し重いはず。経緯台の搭載重量を少し超えるので、最初からバランスウェイトを使った。
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かなり重そうだが、とりあえずちゃんと動く。自動導入で目標天体はファインダーの視野内には十分入るが、アイピースの視野内には入ったり少しずれていたり。
焦点距離が1800mmもあるので、15cm短焦点ニュートンと同じアイピースを使っても倍率は2倍以上高くなるので視野に入りにくいのは仕方がない。25mmアイピースで73倍になるのだから。
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ファインダーの位置が下になるので、その点は不利だが使えないことはない。ただ倍率が高くなりがちなのでファインダーは大事だ。使いやすい位置にファインダーを付けた方がいい。
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もうひとつ気になったのが、鏡筒が太いためにアリガタを固定するネジが鏡筒に干渉して締めにくいこと。長いネジに変えれば大丈夫。

実際に天体を見てみると、250倍くらいの高倍率で微振動が気になる。5mmアイピースで360倍になるとリゲルの伴星はよく見えるが、ひどい振動だ。焦点距離が長いせいで倍率がやたらと高くなりすぎる。重量オーバーと太い鏡筒、長い焦点距離はすべて風の影響を受けやすく、この架台には厳しい。

マクストフカセグレンなら127mmまでにした方が実用的だし、15㎝を使うならビクセンの軽量15㎝ニュートン(昔のやつ)がぎりぎり許容範囲で、余裕を持ってニュートンを使うなら13㎝程度にした方がいいと思う。

150Makを使いたいなら高倍率で惑星を見たいし、倍率を抑えてAZ-GTiで使うのはあまり意味がないと思うのだ。150Makにはもう少し大きい架台が必要だ。


by anettait | 2019-03-16 22:27 | 自動導入機 | Comments(0)  

観望会用に Skywatcher DOB GOTO8 を買った

最近、SkywatcherのDOB GOTO8の展示品を見つけ、急いで買った。
口径20㎝のニュートン反射で、架台はドブソニアンタイプの自動導入経緯台。
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このタイプを買うのは5台目で、時々使うものも含めれば口径20㎝から40㎝までのシリーズのすべての機種を使ったことになる。手放したものもあるが、重すぎてめったに使わない40㎝もまだ持っている。

以前この架台だけを買ってケンコーの20㎝を載せて使っているのだが、これが小学校等での観望会で実に使いやすい。この架台は重いのと鏡筒が手動で動きにくいという欠点があるのだが、それが観望会では利点に変わる。子供がちょっと押したくらいでは動かないので、実に安定した状態で使えるのだ。赤道儀に載せたケンコー20㎝ニュートンだと安定性に欠ける。

ということで、昨年末頃に観望会用にあと2台揃えて3台体制にしたいなと考えていたところ、先月末くらいに輸入販売元のシュミットのアウトレットコーナーに安い展示品が出たのですぐに注文した。3台体制なのは、沖縄の小学校は1学年3クラスというのが標準的だから。

さて口径20㎝F6なので光学性能は口径どおりなのはいいとして、うちのは架台の追尾がちょっと変だ。まだ2回しか使ってないのだが、高倍率で惑星を見ると、しゃっくりをするように惑星がピクリと動く。つまりスムーズに追尾できてない。
そういえば以前買った20㎝用架台も最初はそんな感じだったが、いつの間にか直ってしまったような気がする。あれは改造して30㎝を載せたりしていたから参考にはならない。
これが初期不良なのかはもう少し様子を見たい。なんといってもまだ2回しか使ってないし。

導入精度はまあまあ。ただ、30㎝と40㎝はもっと導入精度が良かったような気がするが、並べて比べたわけでもないので気のせいかもしれない。
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最も困るのが光軸修正のネジ。シリーズの他の機種と違い、ネジを手で回すことができない。下の画像は鏡筒底部のネジだが、このとおりプラスのドライバーと六角レンチが必要。これは実に困る。
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伸縮式ドブソニアンの宿命である使うたびの光軸修正。これが工具なしではできないというのは、大きな欠点だ。とても面倒。しかも工具が2種類必要。
もちろん低倍率では気にならないが、私のように常に200倍以上で惑星を見るとなると光軸のズレが気になってしょうがない。先日の木星撮影で光軸を調整できなかったのは、工具を探す時間が無かったからだ。そんなことをしてたら夜明けに間に合わない。光学性能はいいのに調整に手間がかかるのは実にもったいない。

ということで、20㎝も他の機種と同じように手で回せるネジに変えるべきだと提案したい。せめてプラスドライバー1本だけで済むようにするとか。間違えないためにネジの種類を変えているのかなとも思うのだが、そこはちょっと違うと思う。まあ私は自分でネジを付け替えようと思っているんだが。
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ところでもう1台同じものが安く出たら買う予定だが、これを買ったので今はお金がない。今年中に3台体制にできればいいかなと思っている。

架台の重さは20㎝も25㎝もあまり差はないので、25㎝の3台体制というのも考えた。しかし値段が違うし、そもそも今の車には25㎝3台は厳しいのでやめた。月、木星、土星なら20㎝でけっこう楽しめるし。でも迅速なセッティングが求められる平日の学校観望会で光軸修正に時間がかかるのはやはりいやだな。

by anettait | 2019-02-28 22:51 | 自動導入機 | Comments(4)  

AZ-GTiで遊ぶ(8) 導入精度が悪かったのは三脚ねじが緩んでいたから?

久しぶりにAZ-GTiで遊ぼうと、一式持って屋上に上がった。今回は古いビクセンの反射鏡筒「スーパーポラリスR150S」の修理が終わったので、載せてみようと思ったのだ。

R150Sは名前のとおりビクセンSP赤道儀と一緒に販売されていたものと思われる(SPはスーパーポラリスの意味)。ただ、私はその頃ビクセンの製品に興味はなかったようで、まったく記憶にない。そういえば友人がこれの13cmをGP赤道儀と一緒に買っていたので、GPの時代まで販売されていたのか。

私が入手したのはもちろん中古、しかもジャンク状態のもの。いつだったかはすでに忘れたが、5,6年前だったような気がするから10年近く前だな。接眼部は特徴的なスライド式だが、そこが壊れていた。最近部品を入手して、やっと修理したのだった。
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前置きが長くなったが、これを載せようと考えたのは重量がAZ-GTi搭載限界いっぱいの5kgだったからだ。ケンコーのSE150Nはこれより1kgくらい重いし、鏡筒も太い。ファインダーもケンコーは5cmなので重い。

で、重い鏡筒を載せるのでバランスウェイトをつけてみた。シャフトはホームセンターで買ったM12ボルト、ウェイトはスカイメモRSのを流用。他のは穴の直径が大きすぎたり小さかったり。スカイメモRSのも少し大きいが、許容範囲だ。シャフトのボルトは一番長いので13cmしか売ってなかったが、少し短い。ねじを奥まで入れたらバランスウェイトが本体に干渉する。シャフトはせめて15cmは欲しい。
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で、ウェイトをつけて揺らしてみたらぐらぐらだ。調べてみたら三脚のねじが緩んでいた。もしかしたら送られてきた時からこの状態だったかも。とりあえす六角レンチで締めたら、その後の挿入精度が良くなった。いや今までが悪すぎたので、普通になったといった方がいい。
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で、R150Sを載せたら、バランスウェイトの効果と三脚ねじ締めの効果か、導入精度もそこそこいいし、使っていて楽しい。光害地なので15cmでは星雲などはしょぼいが、ぎょしゃ座の散開星団はみっつとも個性が違うのもよくわかるし、二重星も見て楽しい。

導入は最悪でもファインダー内に入るし半分以上はちゃんとPL25mmの30倍の視野の中に入ってくる。ウェイトなしでの導入実験はやってないが、これだけ大きい鏡筒になると導入精度への影響もありそうなので、ウェイト必須だと思う。

この組み合わせならスーツケースにも全部入るし、旅行に持っていくことも可能だと思う。軽いので重量制限も関係なさそうだ。



by anettait | 2018-11-13 00:00 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTi で遊ぶ(7) ポップアップドブと対決

AZ-GTi が有効に使える場面を考えてみた。少人数で観望会なら使えそうだが、それよりも軽さを生かした旅行などにいいと思われる。南半球で見たこともない星団を自動で導入してくれる。これはいい!と思った。今回はその適性を調べることにした。

旅行でもできるだけ大きな口径が欲しいので、今回の鏡筒はHeritageP130にした。口径13cmのニュートン反射だが、収納時は短くできるし重量はなんと2kg台。架台への負担が少なくていい。
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ただしこの鏡筒、国内ではすでに販売中止で、しかも買ったままでは斜鏡金具(スパイダー)が1本足なので、ちょっとしたことで斜鏡がくるくる回るという構造上の欠点がある。私のは自分で足を1本追加した(改)になっている。
もうひとつ欠点は、接眼部が眼視以外に考慮されてなくカメラを付けるだけの強度がないところ。これは望遠鏡の値段と性格を考えたら仕方がないか。
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さて対決するのは、10年以上前にマニアの間で少し話題になった、ポップアップドブ10インチだ。正式名称は忘れたが、アメリカ製で京都の望遠鏡販売店が輸入販売していた。
口径は20cmと25cmの2種類あり、うちのは25cm(10インチ)。プラスチック製のたる型の頑丈なケース付で、重量は15kgあるが、頑丈なケースから出せば布製ケース込みで10kgになる。これが入るスーツケースがないので重い専用ケースで運ばなくてはならないのが欠点だ。

前置きが長くなったが、よく晴れた連休の晩、自宅の屋上で対決した。
光学性能では13cmと25cmでは比較にならないので、その勝負はなし。火星、天王星、海王星、M57、M31を手動導入と自動導入でどちらが早いかを競う。ドブの星図はタブレットに入れたスマートステラというアプリ。アストロアーツで1000円で売っている。星雲星団はメシエ天体しか表示しないという、ディープスカイにはほとんど使えないアプリだがこれしかないので仕方がない。

結果はポップアップドブの圧勝だった。いや5cm正立ファインダーの勝利というべきか。レッドドットファインダー+自動導入では光害地では力不足だった。以下は詳細な結果。

火星:自動導入では26倍のアイピースの視野に入った。手動も楽々導入。
天王星:自動は数日前には入ったが、今回はダメ。手動は5分程度かかった。
海王星:自動は無理だった。どれが海王星かわからない。手動は10分で導入成功。
M57:自動は無理。近くまで行っているのだが。手動は1分で成功。
M31:自動は成功。26倍の視野に入った。手動は30秒で成功。

自動導入の場合でも、5cmファインダーがあれば修正は可能だったかもしれない。となると、5cmファインダーを備えたSE120と対決か、いやあれは重い。そうなると軽い10cmクラスの屈折なら互角に戦えるのか。

AZ-GTiセットは星見が主目的でない旅行にはいいと思う。あるいは星の撮影をしながらちょい見。鏡筒も合わせた重量は5,6kgにはなるので(鏡筒重量による)、とても軽いというわけではない。星を追尾してくれるのは楽。

見ていて楽しいのは当たり前だが25cmドブの方。光学性能は優秀で、300倍で火星の模様もちゃんと見えるし海王星もちゃんと丸く見えるし、M57のドーナツもはっきり見える。透明度のいい晩だったので、5cmファインダーで見えたのには驚いた。ということは、繰り返しになるが自動導入も大きなファインダーで補完すればもっと使えるということになる。旅先で見たい星が導入できないのは残念すぎる。

オーストラリアならポップアップドブ一択だな。ただしこれが入るスーツケースが売ってない。前回はカートに乗せていったらカートが3個目の手荷物として危うく追加料金(1万円!)を取られるところだったし。タイヤのついてないケースが5kgあるのはきつい。

AZ-GTiは重量制限が厳しい国内旅行(飛行機で離島とか)に向いていると思う。離島での少人数での観望会には十分使える。月や惑星がメインになるので、口径10~12cmで十分だろう。
HeritageP130は光軸さえ合わせればLV2.5mmアイピースで260倍はちゃんと使えた。暗いけど。
ただしヘリコイドはガタガタだし、どうにかして5cmファインダーを付けないといけないが。いや5大惑星と月だけならドットファインダーで十分か。その方が軽いし。やはりこれを持って離島に行かねば。でも船なら25cm持って行っても平気だし。迷うところだ。



by anettait | 2018-09-18 23:31 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTiで遊ぶ(6) 観望会では使いにくいという話

週末に観望会があったので、AZ-GTiを使ってみた。鏡筒はSE120で、金星を見せた。
他の機材は20cmGOTODOB、20cmシュミカセ+iOptron自動導入経緯台、画像には写ってないが15cmF5屈折+EM100赤道儀で全部で4台。今回はスタッフが少ないので、できるだけ人が付かないでも見せられる機材を主体にした。
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しかしちょっと失敗だった。まずAZ-GTiにSE120はこの場合、重量オーバーだった。
誰かが動かしたのか、終わってみたら三脚台座に取り付けるためのねじが緩んでいて、勝手に回る状態だった。誰かがそばについていないと望遠鏡を手で動かしてしまうのはよくある話で、ちょっとうかつだった。

また、iOptronの自動導入機は前の型なので、上下のストッパーが緩く、子供が鏡筒の接眼部を強く押すと動いてしまう欠点がある。これも放置できない機材だ。割とちゃんと追尾するので観望会では便利なんだが。

今週は金星、木星、土星、火星に加えて月まで見えるので、欲張ってあれこれ見せようと望遠鏡を4台準備したのだが、扱える人間がいないと望遠鏡が目標からずれても修正できず、結局見えないということになってしまう。

そういう意味ではAZ-GTiはスマホという非常にプライベートなものがコントローラーになるため、望遠鏡のそばに置いて勝手に修正してということがやりにくい。私の場合はタブレットなのでそばに置いてあったのだが、スタッフの誰もそれを理解してなく、ずれを修正できなかった。

結論として、AZ-GTiは持ち主がつきっきりの状態でないと観望会では使えない架台ということになる。他の人にまかせられる機材ではない。また、口径12cm以上は重くて不安定になり、持ち主が見る場合はいいが、観望会では実用的ではない。さらにスマホを持っていない人にとっては(今回の私がそう)スマホの値段も本体価格に上乗せになることも忘れてはならない。しかも私のスマホではAZ-GTiを認識できなかった…。昨日も無理だったので、きっと無理みたいだ…。

観望会ではビクセンGP赤道儀(またはポルタ経緯台)+10cm~12cmの短焦点屈折が誰でも扱えていい、という数年前に出した結論に戻ってしまう。もちろん1台にひとり望遠鏡を操作する人が付くのが条件になるが。


by anettait | 2018-09-17 14:45 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTi で遊ぶ(5) 観望会で使ってみる

特別支援学校で観望会があったので、AZ-GTiを使ってみた。
鏡筒はSE120で、三日月を見てもらった。
40倍程度なら、20分くらいは月を視野に留めておけた。
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今日はアストロHS関連で公民館のベランダで火星の観察をしたので、月や木星を見るためにAZ-GTiを出してみた。アライメントがいいかげんだったので、導入精度はいまいち。ちゃんとアライメントすれば、そこそこの精度は出るような気がした。
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この火星は、上の画像にある25cm自動導入ドブのアイピースにコンパクトデジカメのS120を押し付けて撮影した。火星も少し小さくなったが、コンデジでもこのレベルなら誰でも写せると思う。ただしスマホでは無理だ。

by anettait | 2018-09-15 00:22 | 自動導入機 | Comments(0)