「宇宙の学校」が那覇市の公民館で開催されるようになって5年目になる。
今回、5周年記念講演会がおこなわれる。
日時:平成25年11月24日(日)午前10時〜12時
場所:那覇市牧志駅前ほしぞら公民館ホール
内容:「宇宙教育と子どもたちの未来」
講演者:的川泰宜(NPO法人KU-MAの会会長)
遠藤純夫( 〃 副会長) 他
参加費:無料
申込:ほしぞら公民館 098-917-3443
定員:100名
的川先生の講演は沖縄ではかなり久しぶりになると思う。他にも宇宙の専門家の方が数名出席するとのことなので、宇宙や宇宙開発の質問がある方はぜひ参加するといいと思う。
「宇宙の学校」とはKU-MAの会(子ども・宇宙・未来の会・的川泰宜会長)とJAXAと地域主催者が共催する、小学校低学年の親子向けプログラムだ。
内容は、年4、5回の公民館等でおこなうスクーリングと、家庭で親子でおこなう工作や実験となっている。
家庭学習(家庭実験?)用の充実したテキストがもらえる。
特徴的なのは、家庭での実験は子どもが興味を持つ内容だが、親の手助けがないとできないようになっていることだ。
つまり、休みの日に親子で一緒に実験をおこなうことで、親子関係が自然により良いものになっていくよう考えられている。
現在、全国50箇所以上で開催されている。宇宙の学校の詳細については、KU-MAの会のウェブサイトを参照してほしい。
以下は私の個人的な意見である。
宇宙の学校の意義と手法は画期的なことだと思う。
親子で何かしたいが何も思いつかないので、行楽地に行って疲れて帰ってきておしまい、だったのが、家庭で宇宙の学校の教材で休日を親子で楽しく過ごせる。
低学年の時期は、いい親子関係を育む大切な期間だと思う。子はやがて思春期になると親に反発し、親から離れていくようになる。
それは成長の過程としてごく自然なことだが、その前にいい親子関係を築いているかどうかで、その後の展開に大きな違いが出てくると私は考えている。
「宇宙の学校」は新しい形の家庭教育であると私は思う。
これまで学校教育・社会教育関係者共に、問題のある家庭の親に、どうやって話を聞いてもらうかが大きな悩みだった。少なくとも私はそこに大きな困難を感じていた。
未だにその答えは出てない。
しかし宇宙の学校は、低学年でいい親子関係を築くことに大きな助けになる。すると思春期に家庭で起こりそうな親子の問題が多少なりとも減る。そういう意味での家庭教育である。
問題はそんなに単純ではない、という方もいると思う。これはあくまで私個人の考えだ。
もうひとつ、宇宙・科学のサポーターが増えれば、日本の未来が明るくなると私は思う。
ただしみんなが理系になってほしいわけではなく、文系でも科学に興味を持つ人が増えて欲しいということ。
これも私の個人的な意見だが。
何だかいつもと違う感じになった。ではこのへんで。
▲ by anettait | 2013-11-20 10:02 | 宇宙教育 | Comments(0)