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カテゴリ:天体撮影用コンパクトデジカメ( 14 )

 

低価格デジカメテスト番外編(5)期待できそうな新製品が出たけど買わない!

CanonからPowershot S110の後継機が発表された。S120とS200の2機種だ。

名前からもわかるように、S120は撮像素子がCMOSでS110の正常進化版。
なんと最長露出が250秒、星空モード搭載らしい。最高感度12800、レンズは広角側が24mmF1.8と明るい。カタログに星景写真が使われているところを見ると、何か本気っぽい。

天体写真専用のEOS20Da・60Daを出した実績のあるCanonのことだから、コンパクトデジカメでも本気かもしれない。パナソニックの「星のあまり写らない星空モード」と同じということはないだろう。
そのうち天文雑誌にテストレポートが載ると思うので、それを待ちたい。これまでのCMOS機は長時間露出だと強制的に低感度になったので、すぐに手を出すのは危険だ。リモコンが使えるかも未確認。

待つといっても買うわけではない。直販価格が5万円もするからだ。1年待てば安くなるだろうが、値段と写りと機能のバランスを考えれば、今買うならマイクロフォーサーズのE-PM2(標準ズーム付き実売価格3万2千円程度)でいいと思う。
今ならモデルチェンジ前のソニーNEX-5Rがレンズ付きで5万円ちょいで買えるはずだし、CanonのEOS KissX5もレンズ付きで買える。星を中心に考えれば間違いなくKissだ。

もう一方のS200はCCD機で、レンズの広角側が24mmスタートになり、WIFI機能が付いたS95と言ってもいい。映像エンジンがDIGIC5になったので、高感度がどれだけ良くなったのか気になる。最長露出時間はS95と同じ15秒なので、星座写真に使える程度か。

直販価格は3万5千円くらい。これなら2万円台前半まで安くなるのを待ってもいい。太陽の写りは誰かが買ってテストしてくれるだろう。雑誌のテスト結果を待ちきれずに買ってしまったという人が。

自分がその人にならないよう気をつけねば。

by anettait | 2013-08-22 23:10 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)  

低価格デジカメテスト番外編(4) IXY DIGITAL 900IS の衝撃

デジカメテストは資金難で終了したつもりだが、中古で安いのを見つけたので、つい買ってしまった。
確か1980円。ストロボが発光しない訳あり品なので安かった。ちょっと性能を見てみようか、という感じ。
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光学ファインダーが付いているのが懐かしい。ボディ表面にはキズも多い。確か700万画素くらいのCCD機だ。メニュー画面は最近の機種とほとんど変わらないので操作しやすい。

高感度はISO1600まで、レンズは広角側28mmでF2.8、長時間露出は15秒まで、ピントは遠景モードがあって星を撮る最低条件はクリアしている。

自宅の光害の多い環境だが、星を撮影してみて衝撃を受けた。これまでテストした低価格デジカメの中で星がいちばん良く写る。ノイズの大きさが揃っていて、星がわかりやすい。キャノンS95より少し落ちるくらいか。
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新品の頃は低価格ではなかったかもしれないが、時代を考えると大健闘だ。いや、これまで知らなかっただけで、普及品クラスのデジカメは数年前の方が星が良く写った可能性もある。事実キャノンはそういうことになる。

今回の作例はISO800だが、ISO1600はノイズが多くなるし、街中では露出オーバーになる。ISO400でもいいような気もする。
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上は望遠側の作例。こと座が写っているが、レンズがF5と暗くなるのでISO800の10秒では露出不足だった。望遠側ではISO1600を使うべきかも。

この機種は生産終了から数年たち、もはや新品では買えない。それにこの個体のように、故障も出てきているようだ。ネットオークションでは、ジャンク状態のものが何台も出ている。製品としての寿命を考えると、数千円以上出して買う機種でもないと思う。1万円台前半でS95の中古が買えるし。

何か面白い機種が手に入ったら、またテストしてみたい。

by anettait | 2013-08-18 01:01 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)  

低価格デジカメテスト番外編(3) S90のジャンクが・・・

久しぶりのジャンクあさりの目玉はS90だった。
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パッと見はまとも。キズも少ない。レンズ先端のカバーがないだけ。
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しかしレンズが出たままなのが変だ。横から見ると鏡筒が曲がっている。たぶん撮影中に落下したと思われる。
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とにかく購入して帰宅。S95のバッテリーを入れ、電源を投入するとレンズエラーのメッセージが出る。レンズを手で直そうとするが、ピクリとも動かない。

外せるネジはすべて外してみたがレンズ鏡筒には関係ないようだ。
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そのうちペンチやらプライヤーを持ち出し、力任せに曲げたりしたら、なんと先端のレンズがポロリと外れた。
どうやらレンズ外周のプラスチックが割れて、レンズの固定ができなくなったようだ。内部のレンズはまだ残っている。

いろいろグリグリやってみたら、どうにかレンズは真っ直ぐになった。喜び勇んでバッテリーを入れ電源投入。

しかしレンズエラーが出る。再びグリグリやったら、どうにかレンズは収納され、エラーメッセージは出なくなった。しかし再度電源投入してもオートフォーカス、ズーム共に動かない。グリグリやったのがまずかったのか。

今回もジャンクがジャンクのままに終わってしまったが、直せそうな気がしていただけに、何だか精神的なダメージが大きい。

次回は内側のレンズもとっぱらって、拡大撮影専用に挑戦してみたい。現状でも撮影機能は生きているようだし。

by anettait | 2013-07-30 22:18 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)  

低価格デジカメテスト番外編(2) ジャンクの暴走デジカメ

先日めったに行かないカメラ屋で、ジャンクのデジカメを3台仕入れた。
ジャンクは10台以上あったが、所有しているデジカメとバッテリーが共用できそうなものを選んだら、この3台になった。合計1575円。1台あたり525円だ。

まずは1台目。パナソニックのDMC-FX9という600万画素モデル。製造年代から考えるときれいな方だ。
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背面液晶も問題なさそう。バッテリーは先日テストしたパナソニックのものが使えた。
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600万画素なのに星空モードがある。これは期待できそうなので、観望会に持っていった。

観望会の途中でカメラのことを思い出してカバンから取り出そうとしたら、何だかカバンの中が明るい。
光源はデジカメの背面液晶だった。何かの拍子でスイッチが入ったようだ。

スナップを1、2枚撮影して、カメラをカバンに入れようとして異変に気がついた。スイッチを切っても、勝手にスイッチが入ってしまう。スイッチを切ろうと何回かやってみたがダメで、あきらめてバッテリーを抜いた。ジャンクの理由は電源スイッチの暴走だろう。

これでは使えない。また無駄なものを買ってしまった。ジャンクなので無駄なのはわかっていたが。

by anettait | 2013-07-29 23:48 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)  

低価格デジカメテスト(5) まとめ

低価格デジカメとはいえ1万円近くする。資金も尽きてきたし星が写りそうな機種ももうないので、まとめに入る。
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テスト結果を表にしてみた。詳細はそれぞれのテストページを見てほしい。高級コンパクトのS95は表には入れてない。クラスが違うからだ。
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キャノンのCCD機は星が写るがCMOS機は写らないし、星を撮影するには設定が面倒。
パナソニックの星空モードは設定は簡単だが、ちゃんと写るのは二等星くらいまで。
フジフィルムはデジ一眼など上級機は天体撮影向きだが、コンパクトは意外なほど天体撮影に向かない。

最初に述べたとおり、この表に載っていないニコン、オリンパス、リコー等の低価格コンパクトは書類審査で落ちた。天体撮影に向かないことがカタログから読めたためである。

今回は新品で1万円以下で買えるという限定付きだった。3万円くらいのコンパクトデジカメはもっとよく写る。
しかし3万円以上カメラに出せるなら、一眼デジカメを買った方がいい。写りがコンパクトデジカメとは大きく違う。

デジカメの場合新型が出ると、これまでの機種の値段が大幅に下がるので、それを買うとお得だ。その場合、どの機種が天文向きか事前に調べておくことが大切だ。

今回の自腹企画はこれで終了する。今回買ったカメラは、そのうち一眼デジカメの下取りに出すことになるような気がする。まだその資金はないけど。

by anettait | 2013-07-20 16:16 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(2)  

低価格デジカメテスト(4) FINEPIX F550EXR フジフィルム

1万円以下のデジカメで天体撮影に向いているのはどの機種か、という自腹企画も4機種目だ。

先日カメラ屋に現行機種でいちばん安いFINEPIXを買いに行ったのだが、少し前の上位機種が中古で出ていたので、つい買ってしまった。確か6千円ちょっとだったと思う。新品の下位機種は8千円くらい。
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この機種なら安い最新機種程度の性能はありそう、という発想だ。
1600万画素で最高感度はISO6400、画像の大きさをSにすればなんとISO12800まで仕様可能!
最新機種に劣らないスペックだ。期待は高まる。
天体撮影も考慮したS・Proシリーズという一眼デジカメを生み出したメーカーだし。

しかしコンパクトデジカメに過度の期待は禁物だった。
結論から言うと、このカメラで星を撮影することは不可能に近い。
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まずピントを無限大に固定することができない。この時点でアウトだ。マニュアルフォーカスモードがない。

さらに高感度にすると、シャッタースピードの低速側に制限が出てくる。ISO800で1秒まで。
ISO3200だと2分の1秒、つまり0.5秒まで。これでは星が写るわけがない。

一応テスト撮影はしたのだが、どのコマにも星は満足に写っていなかった。
画像は誤って削除したっぽいが、惜しいとも思わない。夜なのに雲は白トビして、夜空の部分には何も写っていない、変な画像だったし。

というわけで、コンパクトのFINEPIX系は天体撮影には向かないみたいだ。
また無駄なものを買ってしまった。ただし所有機材の中で唯一GPS付きなので、何か使い道はあるかも。

追記:夜景モードに設定しても、律儀にピントを合わせようとし続け、撮れた画像はピンボケという痛々しさ。努力が結果に結びつかないという、世の中の不条理を体現しているのか・・・。いや、設計者が悪い。夜景では素直に無限大固定すればいいだけだと思うが。

by anettait | 2013-07-20 00:34 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)  

低価格デジカメテスト(番外編) Powershot S95

今回のデジカメテストは番外編だ。理由は、今回の機種が低価格ではないから。
Powershot S95 は新品登場時には4万円以上した高級コンパクト機で、後継機のS100が出た時に3万円を切る価格になり、私は急いで購入した。

太陽のHα像がよく写ることで知られ、現在でも太陽撮影の定番として使われている。
しかし星を写した例が少なく、私自身も星を撮影したのは今回のテストが初めてだった。

なぜ他の人が星を写さないかについては推測だが、私の理由は、星は一眼レフで撮影した方がいい結果が出ることがわかっているからだ。

モデル末期のデジ一眼なら、新品で3万円程度で買えることもあるし、S95は星の写りに関してはデジ一眼やミラーレスにはかなわない。星に限定すれば、コストパフォーマンスが良くないのだ。

という前置きはいいとして、実力を見ていただこう。
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コンパクトデジカメにしてはいい写りだ。ISO1600なのに変な横シマのノイズがない。わずか6秒露出で夏の大三角がこれだけ写るとは、初期のミラーレスよりいいかも。

こと座のあたりを拡大してみる。
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けっこう暗い星まで写る。光害地なのでこれ以上の露出は無理だが、星のよく見える場所で感度を800にして露出時間を伸ばせば、もっといい結果が出るはず。

今回星を撮影して初めて、S95の液晶画面で一等星が見えることを知った。開放F2のレンズのおかげか。
他のコンデジに比べてフレーミングが楽だ。

高級コンパクトなのでマニュアル露出、マニュアルピント、高感度設定、すべて設定可能。リモコンはないけどセルフタイマーがある。デジ一眼のような大きく複雑なものはいやだが星の写真を撮りたいという人におすすめ。

ただし現在では中古で探すしかないのが困ったところ。

後継機のS100とS110は撮像素子がCMOSになり、前回テストしたのと同様に1秒を超えるシャッタースピードでは感度が100に固定されてしまい、星は写らないのが残念だ。

※追記
初期のマイクロフォーサーズより星が写るというのは間違いだったので訂正する。初期のE-P1の画像を見ると、この機種よりもよく写っていた。

by anettait | 2013-06-16 00:21 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(2)  

低価格デジカメテスト(3) Canon IXY430F

低価格デジカメテストも3機種目だ。低価格とは私の基準では1万円以下。
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今回は期待の現行機種、Canon IXY430Fだ。キャノンのCMOS機だ。CCD機との比較が気になる。
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しかし結論から言おう。このカメラは星を撮るために買ってはいけない。
驚いたことに、星がほとんど写らない。同じキャノンでもっと安い機種がそこそこ写ったので、とても期待していたのだが、衝撃は大きかった。またつまらぬものを買ってしまった・・・。

操作系は基本的に前回の機種と同じだが、ボタンではなくタッチパネルで、スマートフォンに慣れた人なら問題ない。私は慣れてないので、少し時間がかかった。
操作系は暗闇でもモニター上にあるから、夜は操作しやすい。ただしモニターで星は確認できない。

いつものように感度を1600にして、露出を15秒にして固定撮影。
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何も写ってないように見える。この時点で気がついてしまった。
同じキャノンでも星がよく写るPswershotS95の後継機S100とS110が長時間露出したら強制的に感度が100になってしまうという。今回も同じだ。同じキャノンのCMOS機だから、そういう設定なのだろう。

こと座の部分を切り出し、一応レベル補正してみる。背景にもやもやがある。星もろくに写っていない。
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買う前によく考えてみたらこの可能性に気がついたはずだが、あまり考えなかった。
今回のダメージは大きい。新品9900円を買ってしまったのだから・・・。

ついでに太陽も撮影してみた。これはS95と似たような感じで、そこそこ写る。
長時間露出は、せめてISO400固定だったら良かったのに。
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ところで太陽がそこそこ写るからといって、太陽撮影に使いやすいわけではない。
操作性は悪い。まず無限大固定がないのが大きなマイナス。
オートフォーカスなので、時々ピントを外してしまう。

露出も固定できない。オートに露出補正をかけるしかないので、露出が安定しない。
どうせ買うならS95の中古を買った方がいい。

by anettait | 2013-06-11 23:54 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)  

低価格デジカメテスト(2) LUMIX DMCーFX100

さて、低価格デジカメテストの2機種目だ。今回はパナソニックを選んでみた。

パナソニックのデジカメには星空モードというのがあって、以前から興味を持っていた。しかし一眼レフを持っているのにコンパクトデジカメで星を撮るわけないだろうと思い、これまで使ったことはなかった。

今回の企画でカメラ屋の店頭で展示品をいじってみた結果、星空モードでは星が写らないのでは?という疑問が湧いた。
とはいうものの、店頭展示品で星空を試し撮りするわけにもいかず、たまたま出ていた中古品を買ってテストした。
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今回の機種はFX-100。ちょっと前の機種だが、機能満載で最近の機種に見劣りしない。
星には関係ないが、光学式手ブレ補正も付いている。最高感度がISO1250なのが微妙だ。
値段はなんと2980円。中古だから可能な超低価格。
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星空モードは露出時間を15秒、30秒、60秒の3種類から選べる。店頭でいじったものは15秒の時にISO100に固定されたままだった。だから星が写らないのでは、と思ったのだ。

梅雨の雲間に星が見えたので、検証のためにさっそく撮影。
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これでは星が写っているのかどうかわからない。ステライメージ6でレベル補正してみる。
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どうにか星が写っているのはわかる。真ん中より下にこと座も見える。
しかし30秒露出時に何とISO80に固定されている。こりゃダメだ。星座写真専用かも。

念のため60秒露出も撮ってみる。
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結果は同じ。これでは彗星を撮影することは厳しい。星空モードは何のためにあるのかわからない謎の機能だ。とりあえず無限大にピントは合っているようなので、そこはまともだ。

星空モードは設定が簡単なだけに、実に惜しい。せめてISO400固定だったらよかったのに。
マニュアルモードがないので、好きなように設定できないのが残念だ。

by anettait | 2013-06-05 00:14 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)  

低価格デジカメテスト(1)ー3 A2600で撮り直し

晴れたので、近所の公園で取り直してみた。
そこそこ雲は多いが、透明度は抜群にいい。梅雨の晴れ間の特徴だ。
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北斗七星がまともに写っている。光害が多い場所だが、透明度に助けられた。
拡大してみると、ミザールろアルコルが分離して写っている。
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こと座のダブルダブルも分離していたから、当然かも。
意外によく写る。そこそこの感度で長めに露出するのがいいようだ。
とはいうもののISO400で5秒露出。

無限大にピントが固定できるのもいい。ちょっと見直した。
詳細はまた後日。

by anettait | 2013-05-31 01:06 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(0)