カテゴリ:カメラ関係( 113 )

 

SONY α7ⅢはHαが写りやすいかも(当社比)

オーストラリアに行く直前、ソニーの最新型ミラーレスα7Ⅲを買った。このカメラで写さねばとか、特に目的があったわけではないが、α7sⅢがなかなか出てこないもので、つい。
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大きさ比較のためにバナナを並べてみたが、バナナを早く食べなければ傷んでしまうという写真になってしまった。
相変わらずフルサイズ用の純正レンズは持ってない。マウントアダプターでキャノンかシグマレンズを使っている。

さてオーストラリアで流星狙いでオリオン座付近を撮影していたら、何となく赤いものが写っていた。
下は撮って出し(加工なし、リサイズのみ)の画像。20秒露出の固定撮影。絞り開放なので周辺減光が目立つ。
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ステライメージ8で赤を思い切り強調してみたら、下の画像になった。
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バーナードループ、バラ星雲などオリオン座付近のHα領域が写っている。オリオン座の左側に写っている広い赤い領域だが、こんなにHαの星雲があるのか、または別の何かが写っているのかは知識不足でわからない。この方向のさらに左側には町もあるので、人工の光が影響している可能性がなくもない。

他の画像は露出不足でろくなものが写ってないのが残念だ。今度、どのくらい赤い星雲が写るのか、空の暗い場所で検証してみよう。確かα7sはこんなに赤は写らなかったような気がするんだが、あまり気にしたことはなかったな。いつも2秒とかの短時間露出だったし。APS-Cのα6500ではまともに星の撮影はしていないし。それも合わせて検証したい。

タイトルの「写りやすい」だが、赤い星雲の写りで定評のあるフジのカメラは持ってないので、比較してない。改造カメラとはレベルが違うが、私の使っているカメラ(主にキャノンEOSとソニーα)の中でという意味だ。

実はロケーション(オーストラリアの透明度)によるもの、なんて結論が出たらいやだな。とりあえず晴れを待とう。今も外は雨だし。


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by anettait | 2018-11-04 13:14 | カメラ関係 | Comments(0)  

480円スマホで土星を撮ってみた

つい最近、11年使ったガラゲーからスマホにしてみた。さすがに11年前の機種では緊急地震速報とか入らないし、併用していたタブレットもアンドロイドのバージョンが古すぎて使えなくなったアプリもいくつか出て、いろいろ不都合が生じたので仕方なく変えた。どうせならカメラの性能がいいものにしようと思いソニーの一つ前の機種が安くなっていたのでそれだと思ったらどの店に行っても在庫なし。仕方なく機種代金がいちばん安いシャープの480円のものにした。

しかしカメラが付いていると星を撮ってみたくなるのがマニアの習性。とはいえシャッタースピードの下限が8分の1秒では星座は無理。月か惑星に限定される。とりあえず土星を撮ってみた。
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このスマホはマニュアルモードが付いているがちっともマニュアルではない。シャッタースピードを上げると感度も自動的に上がっていくという、大昔のコンパクトカメラのような仕様だ。拡大率変更以外での露出調整ができない。買った当日にもう捨てたくなったが、そのうち気に入った機種を買うまでのがまん。まあ練習用のつもりで買ったし。

スマホにはワイドレンズしか付いてないので禁断のバーロー2段重ね(2倍+5倍+7mmアイピース)で土星を思いっきり拡大して撮影した。3900mm÷7mm×2倍×5倍=5571倍。バーローレンズ2段重ねでは倍率はどう計算するべきなのかがよくわからないけど。

感度は最大の1600になっているが、これは拡大率で被写体の明るさを調整するという、まるでケンコーのデジアイピースみたいな撮影方法でしか適正露出にできないからだ。

撮影時はシーイングが悪いのでこんな写りだが、シーイング良くてもあまり変わらないと思う。今回の撮影で気がついたのは、写野の真ん中に土星を持ってくると副鏡の影?で土星が消えてしまうこと。だから土星は中心にない。

上の画像は画像処理はリサイズのみ。画面全体に占める土星の割合がここまで大きくなると、中心にもってくればスマホの方で自動で露出を合わせてくれそうだが、副鏡の影でそれはできなかった。なお撮影にはシュミットで売っているスマホアダプターを使った。うちにある3種類のうちいちばん新しいもの。他の2種類はそのうち試す。
スマホ持ってないのにアダプターを3種類持っていた方がどうにかしているとはわかっている。しかも今回の結果で、機材テスト以外でスマホで撮影することはもうないと思う。やはり撮影はちゃんとしたカメラでやるべきだな。


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by anettait | 2018-08-22 23:08 | カメラ関係 | Comments(0)  

太陽撮影デジカメ対決 powershotS120 vs SONY α6500

台風一過は沖縄では珍しいのだが、今回はそうなった。ちょうど休みで時間もあったので、以前から気になっていた太陽カメラ対決をしてみた。

今回の対決は、太陽撮影の定番、キャノンのパワーショットS120と、ソニーのミラーレスでAPS-Cクラス最上位機種のα6500だ。
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どちらも新品購入、金額はα6500がS120の4倍。値段ほどの差が出るのか。
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まずは定番S120.これはいつも太陽を撮影しているので実力はよくわかっている。
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静止画JPEGを100コマほどスタック、レジスタックスで処理は木星などの惑星撮影とほぼ同じ。その後ステライメージ8でRGB分解、それぞれ露出調整してRGB合成。

次にα6500.こちらも100コマの静止画をレジスタックスで処理は上と同じだが、R画像の写りが原因でステライメージでのRGB合成は断念した。おかげでプロミネンスが出ない。
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α6500のR画像はこれ。
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何が何だかわからない。赤の感度が高すぎるのか?レベル調整してみたのがこれ。
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ステライメージ8ではこれがせいいっぱい。太陽回りのにじみが消えない。何回か繰り返せばいいのかも。面倒だけど。

S120のR画像はこれ。
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露出オーバーだがこのくらい露出しないとG画像やB画像が露出不足になるので仕方がない。

α6500は撮影時のピント合わせから難しい。赤がにじみすぎて、太陽の輪郭を出すための露出調整が難しいので、ピント合わせに時間がかかる。今回は太陽面を拡大してピントを合わせたが、太陽の下での液晶の見易さはα6500の方がよかった。他は連射速度が速かった。なんと秒11コマだ。

撮影できる画像サイズはα6500の方がはるかに大きく連射速度も速いので、大量に静止画を撮影するには有利だ。また、B画像はこちらの方が写りがいい。だから太陽面だけならα6500というのもありか。

撮影方法はミラーレスだとアイピースによる拡大撮影になるので、S120のコリメート撮影より露出がかかるのは仕方ないし、太陽撮影には無駄に大きいAPS-Cサイズの撮像素子がそれに拍車をかける。
今回の撮影はα6500はシャッタースピード8分の1秒、ISO5000だ。太陽撮影でISO5000を使うとは思わなかった。もしかしてバーローレンズを使った直焦点撮影が良かったのか?
ちなみにS120はシャッタースピード20分の1秒、ISO800だ。

また、ミラーレスは撮像素子上にゴミが付きやすいのも気になる。これは惑星用カメラも同じ。今回は太陽のところに目立つゴミはなかったようだ。

ということで、結論は総合的に見てS120の勝利だ。高い方が何でもいいというわけではない。
ただし太陽面に限定すればα6500もありかも。しかしこれまでの経験から、太陽面だけは写るというのは他にもあったので、このためだけにα6500を買うのはどうかと思う。ついでに太陽というのはありかも、ということだ。

ミラーレスは全部ダメかと言うとそうではなくて、数年前にテストしたオリンパスの安い方のミラーレスは使えそうな感じはした。しかも動画がそのままレジスタックスか何かで処理できた。今度調べてみよう。

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by anettait | 2018-06-17 14:25 | カメラ関係 | Comments(0)  

キヤノン、フィルムカメラの販売を終了

国内カメラメーカー最大手(と私は思っている)のキヤノンが、フィルムカメラの販売を終了したとのこと。

記事によると、最高機種EOS-1vのみ今まで販売していたが、製造自体は2010年に終了していたようで、在庫の販売をおこなっていたようだ。

正直なところ、まだ売っていたのかと思ったが、ネットの情報によるとニコンではまだ2機種の販売を継続中とのこと。さすがニコンというべきか、やっぱりニコンというべきか、ニコンさんまだやるんですかというか。

私はキヤノンはフィルムEOSを620やRTなど何種類か持っていたが、フィルムの時代が終わる前に手放した。ろくに使いもしないNewF-1の方を長く持っていたな。それも手放したけど。2001年のしし座流星群が撮りたくて中古のT-70を4台も買い集めたこともあった。中古のT-90は使っているうちに壊れて、修理に出したら部品がないで戻ってきた。FDレンズはまだ何本かあるはず。

ニコンはF4などは処分したけど、レンズはまだα7sで時々使っている。マウントアダプター経由で。デジタルのボディは初期のD50を持っている。ライブビューが使えない機種なので、天体写真には厳しいから使ってないけど。

私はデジタルカメラを使い始めて数年後、デジタルの方が自分の撮り方に合っていると気がついた時に、フィルムカメラへの執着がなくなった。フィルムカメラの方がいいという人もいるはずだが、それは趣味の世界なのでどちらもありだと思う。

30年後にはデジタルカメラも念写に変わっているはずなので、私のデジカメへの執着もなくなっているはずと予想する。念写にレンズが必要ならレンズへの執着は残るとは思うが、それはまだわからない。



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by anettait | 2018-05-30 23:15 | カメラ関係 | Comments(0)  

α6500で木星を撮る

α6500はソニーのデジカメで、ソニーのAPS-Cミラーレスでは最高機種だ。

連射速度は秒11コマで、カタログによると連射で340コマまで保存できる。約30秒分だ。私が調べたところ、この機能は40万円以下のどのデジカメよりも優れている。
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α9という同じソニーのすごく高い(40万円超)やつがこれを上回るらしいが、買えないので対象外。オリンパスに秒60コマがあるが、保存できる枚数が少なすぎるようなのでパスした。
この機能を使って惑星を撮影しようと考えたからだ。

撮影方法は基本的にASI290MCを使うのと一緒だ。デジカメは静止画では1枚の画質はウェブカムとは比較にならないほどいいが、1回の撮影枚数が非常に少ない。しかしシーイングさえ良ければ200コマあれば十分な画像が出来ると私は考えた。で、いろいろ試行錯誤が始まった。
なお、4K動画で撮影してAVIに変換という手もあるが、まだ試してないしそちらには期待もしていない。
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今回は3回目の撮影になる。1回目と2回目はろくな画像にならなかった。今回はシーイングはいまいちだったが、まあ練習なのでいい。上の画像は400コマのうち約200コマでとりあえず木星らしくなった。ちなみに1コマだと下の画像のようになる。
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問題もいろいろあって、あまり大きな画像だとパソコンかソフトか原因は不明だが、画像処理の途中で止まってしまう。オートスタッカート2では最後で止まって保存できなかったし、ステライメージ8では時間がかかるのに変な画像になった。今回はいちばん小さなサイズで撮影してあるので、問題なく処理できた。

今回の問題は、仕様上の制限だ。使ってみて初めて知ったのだが、最高速の連射(秒11コマ)はサイレントシャッターでは使えなかった。メカシャッターと併用しないと最高速にならない。シャッターブレは大丈夫なのか。サイレントシャッターがこの機種の売りのひとつなので、これはがっかりだ。でもとりあえず撮る。

さらに、撮像素子上のゴミも問題だ。メカシャッターだと、突然画像にゴミが現れることがあった。どこからか巻き込んだと思われるが、電子シャッターなら撮影中にこんなことはほとんどないはずだ。まあ仕方がない。

ついでに、画像におかしなムラができるものもあった。これが拡大光学系によるものか、カメラに原因があるのかは今のところ不明。撮像素子がウェブカムに比べてはるかに大きいので、拡大するのに悩む。今のところ2インチ2倍バーローとアメリカンサイズの5倍バーローを組み合わせているが、カメラの重みでたわんでいるのが気になる。

まあいろいろ問題があってうまくいってないが、こんなことで悩むのも趣味の楽しみのうちなので、火星大接近までには何とかしたい。

ところでこのデジカメを買ったのは惑星撮影のためだけでなく、MADOKAを使って高感度で流星の全天写真を撮ることも理由のひとつ。さすがにNEX-5Rはかなり古くなってしまったが、まだ手元にある。あれは望遠鏡に取り付けてwifiでタブレットに画像を飛ばせるので、観望会に使えるのがいい。


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by anettait | 2018-05-06 21:55 | カメラ関係 | Comments(0)  

惑星カメラ対決 第3ラウンド(最終戦) ASI120MC vs 290MC

しつこいようだが ASI120MC vs 290MC 第3ラウンド。おそらくこれが最終戦。
予報では明日以降の天気が悪くなるとのことで、私の長年の経験ではそろそろ梅雨入り(誰でもそう思うはずだが)なので、しっかり見極めたいと思い入念な光軸修正をおこなってからの対戦とした。

当日は透明度が若干悪く、シーイングは6/10程度。前回よりも透明度シーイング共に悪いのは確かだ。ただし衝5日前の南中時刻直前というのは惑星撮影には最高に近い条件だ。画像の色については、撮影後の画像処理で多少いじっているので、あまり参考にならないと思う。というか私は色調整をどうしたらいいのかわかってないと思う。

さて前置きが長くなったが撮影結果。まず120MCから。
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かなりいい。私がこのカメラで撮影した木星では(よく憶えてないが)1,2を争うような気がする出来だ。

次は290MC。
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こちらも相当いい。木星の大きさを合わせるため2割ほど縮小したが、そのせいだけでなく細かい模様の写りがすごい。

結論は、やはり290MCの方が優れていると思う。120MCだけを見ればそれはそれでいいような気もするが、同じ条件で撮り比べると、気象条件や光学系が良くなればなるほど差が開くと思う。私の実験だけでの結論だが。

ただしその差は画像のように圧倒的というほどではない。転送速度は圧倒的な差があるのだが。わざわざ買い換えるほどかというと微妙だ。どうせ買うならモノクロの290MMにすればよかったと今は思っている。撮影は面倒になるけど、いろいろ楽しめそうだ。

撮影にはSSDに換装したパソコンを使っているので、画像転送はカメラのスペックどおりの差が出ていると思う。

前回までの画像と差がありすぎると自分でも思うが、今回は無風状態だったのと、光軸をガニメデで時間をかけて合わせたところが大きいと思う。まだ完全に合ったわけではないけど。
まだ全力を出してないみたいな言い方だが、いいかげんな自作鏡筒なので、光軸が完璧に合ったことはまだない。眼視では前回の方がよく見えていたし。そのへんがよくわからない。

さて290MMを買うかどうか、悩むところだ。


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by anettait | 2018-05-05 13:58 | カメラ関係 | Comments(0)  

惑星カメラ対決 ASI120MC vs 290MC 第2ラウンド

さて、惑星カメラ対決第2ラウンドである。今回は良シーイングで120MCがどこまで健闘するかを確認したかった。
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両者並べると、微妙に大きさが違うのがわかる。見た目は同じだが、まるで拡大コピー?
120MCの最良画像はひとつ前の記事に載せたのと同じ。
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290MCでの撮影画像がこれ。
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明らかに290MCの方がよく撮れている。以下は勝因の分析。
1.約50秒で4400コマ撮れた(120MCの3倍以上)ので、それだけ強い画像処理が可能となる。(調子に乗って処理を強くかけすぎか)
2.拡大率が同じなので感度を上げて早いシャッタースピードが切れ、風によるブレの影響が少なくなる。

当たり前すぎてつまらない・・・。120MCは風によるブレの影響が強く出たのが不運だったか。すると今回は向かい風参考記録?
他に勝負できる惑星カメラってあったはず。なんかまだ続きそうだ。


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by anettait | 2018-05-03 22:17 | カメラ関係 | Comments(0)  

惑星カメラ対決 ASI120MC vs 290MC

ゴールデンウィークなので、夜更かししても大丈夫。天気もなんとか持っているし。
ということで、惑星カメラ対決をしてみた。
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現在の主力ASI290MCと、その前に使っていた120MCの対決だ。
290はUSB3.0規格なので、動画の撮影速度は2.0規格の120とは比較にならない。圧倒的だ。しかも290は感度が高いので、拡大して暗くなった惑星像でも余裕で撮影可能。
勝負をする前から結果はわかっていそうだが、なんとなくやってみた。

まず290MCから。光学系は30cmシュミカセに2倍バーローレンズにADC(大気差補正プリズム)。撮影コマ数は5700ちょっと。だいたい55秒くらい。その中の50パーセントで静止画にした。シーイングはまあまあ。撮影感度はかなり余裕がある。画像の荒れはステライメージでボカしを入れ、90パーセントくらいリサイズした。
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次は120MC。光学系は上と一緒。感度はめいっぱい上げた。撮影コマ数は1600ちょっと。これも自転の影響を受けないように55秒くらい。シーイングはまあまあ。撮影コマ数が少ないので、こちらは65パーセントで静止画にした。画像の荒れはステライメージでちょっとぼかしを入れた。
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驚いたことに、性能の劣る120MCの方がややいい画像が撮れた。口径30cmという光量に余裕がある口径ということもあるが、シーイングがいい時はどちらでも同じように撮れると思う。

ただし120MCは拡大はこれが限度で、これ以上拡大して像が暗くなるとシャッタースピードを落とさなくてはならない。そうなるとシーイングが悪い時は影響を受けやすくなり、いい画像を得るのは厳しくなるかも。口径が小さい場合も光量が減るので同様だ。

撮影データによると、今回のシャッタースピードは120MCは25.43ms、290MCは6.669ms。

結論はシーイングがすべてを支配する、という実に当たり前のものとなった。いや、120MCが健闘したのは確かだ。あるいは私が290MCを使いこなせてないということか。もっと使い慣れないといかんな。




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by anettait | 2018-04-29 17:50 | カメラ関係 | Comments(0)  

オリンパスE-620を久しぶりに使ってみたら

先日のD50を捜索している時にオリンパスE-620も発掘されたので使ってみた。

E-620は2009年発売なので比較的新しいが、すでに絶滅してしまったフォーサーズマウント規格だ。
しかも一般アマチュア向けとしては最後の機種になる。翌年、最高機種E-5が出た後、オリンパスはマイクロフォーサーズ規格へと切り替えた。
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アマチュア向け最後の機種だけに機能は充実していて、操作性もいい。天体写真用の機能として便利なのはライブビュー可能なバリアングル液晶と、ボディ背面のボタンが光るイルミネーションボタン。60秒までのシャッタースピードと有線リモコンが使えるのもいい。
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バリアングル液晶は望遠鏡に付けて高度の高い天体を撮る場合、特に便利だ。しかも星のピント合わせに有利なライブビューは入門機ではキャノンでさえ2008年発売のkissX2からだったのに、オリンパスではずっと前のE-330から搭載しているのがすごい。
ただしE-620のライブビューは当時は十分な性能だったが、2017年のデジカメと比較すると見劣りするのは仕方ないところ。ピント合わせは一等星などの明るい星のみで可能なレベルだ。

イルミネーションボタンは暗闇で撮影をおこなう天体写真には非常に便利だ。他の機種に広がっていないのが残念だが、液晶画面を見れば設定が確認できるしオートで撮る人には関係ないのだろう。
あと天体写真に関係ないけどボディ内手振れ補正がすばらしいし、ボディが軽い。

これほど操作性や機能が充実したE-620だが、天体写真ではメジャーになれなかった。
理由はやはりノイズの多さだと私は思っている。この頃のオリンパスはフォーサーズ規格の小さな撮像素子が原因なのか、夜景や天体写真ではノイズが多く、キャノンやニコンにはかなわなかったと記憶している。私も前年に出たKissx2も持っていて比較したが、X2の勝ちだったのを覚えている。

ノイズの多さは初期のマイクロフォーサーズでは逆にひどくなり、E-P5の世代でやっと他メーカーに追いついたというのがいろいろ使ってみた私の実感だがそれはまた次の機会に。
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さて前置きが長くなったが、また屋上で星座を撮影してみた。またもや冬の大三角。パチンコ屋の上向き水銀灯が空を白くしている状況なので、ステライメージで少し暗くした。

拡大してみるとノイズがけっこうある。撮影時にノイズリダクションをかけてもこんな感じだ。でも初期のフォーサーズよりも初期のマイクロフォーサーズよりもいい。ソフトフィルターをかけての星座写真には十分使える。

また使ってみたくなったが、絶滅したフォーサーズ規格のレンズをうっかり買わないよう注意したい。


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by anettait | 2017-12-29 00:12 | カメラ関係 | Comments(0)  

ニコンD50を久しぶりに使ってみたら

先日キャノンのアクセサリーを探していたら、ニコンD50の本体が出てきた。そういえば天体写真を撮るために最初に買ったデジイチがD50だったような気がする。当時はニコンマウントのレンズを17mm(これはトキナー)から200mm(こっちはニコン)までたくさん持っていた。
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いや、最初はオリンパスE-1か?フィルム時代はニコン党だったのでニコンの気がするが、どっちが先かは忘れてしまった。

その後キャノンのKissデジタル(最初期型)を買ったり(こちらが天体写真の性能は上)いろいろ迷走しながら現在に至っているわけだが、せっかくなので久しぶりに出てきたD50を使ってみることにした。

まずバッテリーを充電。専用充電器はすぐに出てきたのは良かったが、カメラのスイッチを入れても反応のないバッテリーが数十分で満充電になったのでやや不安になる。

それはいいとしてSDHCカードを認識しなかった時に「そういえば古いデジカメはそうだった・・・」と思い出す。それから古いSDカードを探して家中の部品箱をひっくり返すこと数時間。やっとのことでオリンパスE-P1の中に2G(!)のSDカードを見つけた。

準備に手間取り深夜になってしまったが、屋上に上がりさっそく撮影する。レンズは古いニッコール50mmの標準レンズ。鏡胴が銀色の、Aiになっていない時代のレンズなので、おそらく40年くらい前のもの。もちろん中古で買ったもの。CCDがAPS-Cサイズなので50mmだと換算75mmになり横位置ではオリオン座が半分しか入らない。
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古いレンズの絞り開放近くなので星像がにじむのは仕方ないとして、何か黒いものが写っている。最初は気がつかなかったが、広角のトキナー17mmを使った時にはっきりわかった。
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CCDにゴミが付いている。これはいかん。この時代のデジカメでセンサークリーニングが付いているのはオリンパスだけだったので、ゴミなのは確実。
と、その直後バッテリーもなくなったので撮影終了。やはり最初の不安が的中した。バッテリーが弱っている。撮影終了して部屋に入ってレンズを外してCCDを見て驚いた。
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なんとカビが盛大に生えている。CCDにカビって生えるんだ。そういえば2005年製造のデジカメなので、おそらく7,8年は放置してあったはずだ。いや、もっとかも。やれやれ。

翌日レンズクリーナーで掃除をしたのでカビは取れたが、変な拭きムラができた。さてもう1回ふいてみるかどうすべきか・・・。

ところで性能は、まあ星の写りは露出8秒とかで青い点ノイズが出たりするので、年式相応だ。

それよりもケーブルレリーズが使えないのでバルブが使えないし、ピント合わせは光学式ファインダーでしかできないという大きな欠点があるので、モニターでピント合わせができる最近の機種とは比較にならないほど使いにくい。モニターも小さいし。

ただ、ほとんどすべてのマニュアルフォーカスのニッコールレンズが使えるというのが最大の利点だったような気がする。銀塩とデジタルの橋渡しのような機種。この次のD40からはMFレンズではかなり制約が出たという記憶がよみがえってきた。どんな制約だったかは忘れたが。

古いニコン党なら記念に持っていてもいいカメラかも。使うのではなく、あくまで記念。天体撮影をするなら、ここ数年で出た機種の方がはるかに性能もいいし、使いやすい。私はその後キャノンに鞍替えして、最近はソニーをメインに使っているけど。



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by anettait | 2017-12-27 21:28 | カメラ関係 | Comments(0)