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2018年 01月 06日 ( 1 )

 

シリウスの伴星を撮る

元旦の夜のこと。今年最大の満月をドームの40cmで撮った後、シリウスの伴星を見てみようと思った。
実は今までシリウスの伴星を確認したことがなかった。シリウスのまわりに小さな恒星はいくつか見えるのだが、確実にこれが伴星、というのがどれかわからない。

以前(10年以上前)は星仲間と一緒に星を見に行くこともあって、いろいろ教えてもらうこともあったが、それも夏場がほとんどだったので、シリウスの伴星には縁がなかった。
最近天文雑誌かどこかのサイトで伴星のことを見て気になりだし、年末に検索して出てきた望遠鏡販売店テレスコープセンターアイベルのサイトにある観測特集の説明と画像を見て、これなら探せると思ったわけだ。

そして、40cmニュートンの470倍で見たら簡単に見えた。で、すぐに撮影。40cmニュートンの焦点距離は2200mm。カメラはいつものSONYα7s+2倍バーローレンズで4400mm直焦点相当の中心部切り出し。静止画で10コマほど連射して、写りのいい3コマをコンポジット。下の画像では、シリウスの左側にある小さな星が伴星だ。上が北。
a0095470_16423698.jpg
この小さな星、これまで何度も見ているが伴星と気がつかなかった。ケンコーの25cmニュートン反射でも普通に見える。ミードの25cmシュミカセでも同じ。シーイングが悪くなければ、倍率さえ上げれば見える。Ninja320なら楽勝。ニュートンで見えない時は、望遠鏡の向きが悪くてスパイダーから発生する十字の細い光(名前は忘れた)に隠れていることが多い。ただし口径25cm以下では試したことはない。

「シリウスの伴星は非常に見えにくい」というので、伴星はもっとシリウスにくっついていると思い込んでいて、見えている星が伴星と思えなかったのだ。たとえばネットで検索して出てくるシリウスと伴星の画像は、私が撮影したものよりもっとくっついている。

これも撮影してみてわかったのだが、シリウスは強烈に明るいため、露出多めだと星像がかなり肥大する。そのせいで伴星がシリウスにくっついて写る。シーイングが悪くても同じことが起きる。これまで伴星のもっと内側にありもしない星を探していたわけだ。何か見つかったらすごかったが何もなかった。
a0095470_16424219.jpg
せっかくなのでオリオン座のリゲルも撮ってみた。撮影条件はシリウスと同じだが、これはコンポジットなし。1コマのみだ。
こちらの伴星は明るいので、いつでも見えるし簡単に撮影できる。リゲルがシリウスほど明るくないというのも大きい。

この冬の目標をあっさりクリアしてしまった。次は何をしようかな。

そうそう、アイベルさんどうもありがとう。おかげでシリウスの伴星を確認することができました。


by anettait | 2018-01-06 17:03 | 二重星 | Comments(0)