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2012年 09月 17日 ( 1 )

 

Hαフィルターで太陽観察してみた

台風16号は各地に甚大な被害をもたらしたようで、割と近い場所が高潮で浸水したり、北部では土砂崩れで通行止めになったり、大変だったようだ。ただ、気象台が注意を呼びかけたためか強風で飛ぶものが過去の台風よりも格段に少なかったような気がする。うちは運が良かった。

さて、非常に足の速い台風だったので、台風一過で最接近の15時間後には晴れていた。透明度は非常に悪いが、翌日太陽を撮影してみた。

いつもと同じではつまらないので、最近入手したHαフィルターを使ってみた。
本来こういう使い方をするものではなく、星雲を撮影するためのフィルターだ。しかし数か月前に星仲間から「Hαフィルターを普通の望遠鏡に減光フィルターと共に付ければ、太陽望遠鏡になるのではないか」という疑問が出されたので、試してみたくなったわけだ。

減光フィルターは日食用に買ったD4フィルターとアストロソーラーフィルター。望遠鏡はBORG50EDⅡ。この組み合わせは可視光で太陽を撮影する時の私の基本セットだ。光度調節のために絞りも付いている。

さて、アイピースにHαフィルターを装着して太陽を見てみる。最初は減光に眼視用アストロソーラーフィルターを使う。しかし暗すぎてよく見えない。仕方がないのでD4フィルターに交換。

D4フィルターは単なるNDフィルターなので、有害な赤外線をカットしないかも、と言われているが、そこは絞りを絞ってちょっと覗くだけ。良い子はマネしないように。
真っ赤できれいな太陽と黒点が見えるが、Hα光の太陽望遠鏡とは明らかに見え方が違う。
a0095470_23201623.jpg

早い話が、可視光の減光フィルターに赤フィルターをプラスしただけのようだ。まあ予想通りというか、つまらない結果というか。とりあえず撮影してみた。カメラは太陽撮影で定番のcoolpix990だ。

撮影する時は少しは期待していたのだが、結果は眼視と同じ。可視光と色が違うだけ。念のためRGBに分解してみた。
a0095470_23205657.jpg

やはりGにもBにもそれらしいものは写っていない。そもそも星雲用Hαフィルターは太陽観察専用と比べて通過する波長が広いはずだ。それにたぶん決定的に違う何かがあるような気がする。角度を変えるとか。

というわけで、PSTで太陽を観察しながら眼とアイピースの間にHαフィルターを入れて傾けてみた。予想どおり、太陽表面が驚くほどよく見えた。ただしフィルター表面は鏡状になっているので、自分の目玉が写って、ひどく見づらい。模様がよく見えるのはダブルスタックの原理かも。傾けないと変化はほとんどない。

なんだか実用になりそうな気もするので、引き続き研究してみたい。今日は日没で終了だったので。

by anettait | 2012-09-17 23:29 | アクセサリー関係 | Comments(0)