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2007年 09月 09日 ( 2 )

 

白いドブソニアンを作る(2)

 水平回転部に使ったテレビ回転台は、ベアリングをプラスチック板で挟んだ構造だった。そのため、望遠鏡の重さによるプラスチックのゆがみが視野のゆれとして出てしまう。結果として視野の中で星が大きく上下し、とても使えたものではなかった。

 次なる水平回転部は、すでにホームセンターで見ておいた回転盤だ。実は架台の材料を買う時に、これまで買うべきか迷ったんだが、結局買うことになってしまった。なんと1500円。架台の部品の中で一番高い。
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 これを組み込んでみると、スムーズな回転に、期待が膨らむ。しかし実際にドブソニアンを組み上げて星を見てみると、やはり揺れる。もしかしたら接地部分に使ったゴムの足が揺れの元かも。そう考え、足を木に変更。

 ところがゴムより木はゆれは少ないものの、やはり我慢できないほど星が揺れる。手で揺らしてみると、やはり回転部分から上が揺れているような気がする。1500円の部品は無駄になるのか?
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 それでも火星は明るく見え、天王星も楽に見えた。アンドロメダ銀河は透明度が悪く見えにくいが、アンドロメダγ(ガンマ)は明るくよく見えた。水平回転部がちゃんと使えると、揺れがあっても天体の導入は楽だ。

 このドブソニアンは接眼部の高さをできるだけ低くして、小学校低学年でも25cmで星が観られることを目標の一つにしている。水平回転部や足に厚みがあっては困る。次はどの材料を使ってゆれをなくすか。なかなか難しい問題だ。

by anettait | 2007-09-09 20:21 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

白いドブソニアンを作る(1)

 少し前のことになるが、望遠鏡販売店のホームページで、中古の鏡筒を見つけた。「25cm反射用筒のみ(ジャンク)」。実質的に丸めたトタン板のみ。ただしあちこちに部品の付いていた穴が開いている。

 ジャンクという割には5000円だったので1週間ほど考えたが、売れる気配もないので注文してしまった。必要な部品はすべて持っているし。ちょうど紙筒25cmの温度順応の悪さに困っている時だった。
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 送られてきたものをみて、ちょっと後悔した。あちこち傷がついていて、しかも手持ちの部品を付けるには直径が少し小さかった。これはけっこうショックだった。

 しかし違うメーカーのものを組み合わせるのだから、こういうことはあって当然だ。そういえばほんの数ヶ月前に主鏡セルで経験したはず。まったく学習してない。

 とにかく買ってしまった以上、使わなくては気がすまない。ということで無理やり手持ちの部品を取り付けた。いろいろ工夫したら、どうにか形になった。主鏡はディスカバリー社の254mmF4.5(青板)、斜鏡は笠井トレーディング扱いの63mm。惑星も十分楽しめる組み合わせ。接眼部は国際光器のクレイフォード接眼部。鏡筒の穴が大きくて、これ以外合うものがなかった。

 架台は手持ちの銀次25cm用架台(持っているのは架台だけ)を使ったが、鏡筒が銀次よりも少し細い分、耳軸の摩擦面積が減り、安定が悪い。月食観望会などに数回持ち出すが、使いづらい。しかしこの数回の観望会で、木星が意外に良く見えることを発見する。
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 木星が良く見えることがわかったので、専用の軽い架台を自作することにした。銀次の架台は頑丈に出来ていて、30cmクラスも十分載せられるが、とにかく重い。気軽に持ち出せないしカートで運ぶにしても安定が悪い。

 できるだけ簡単に作ろうと、いろいろ考えて設計図を引き、材料をすべてホームセンターで切ろうと材木の切り方まで書いてホームセンターに行った。しかしそこで組み立て式の棚板を発見。30cm鏡筒(棚ドブ)の材料と同じシリーズで、もっと短いものがあったので、それを使うことに変更。いろいろ買って帰る。
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 実際に作ってみると、とても簡単に組みあがった。しかし実際に星を見てみると、水平回転部に使うつもりで数年前に買っておいたテレビ回転台が、意外に安定が悪いことを発見。これは使えんので外すことにした。
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 水平回転部なしで天王星と海王星を400倍で確認し、架台のファーストライト(って言うのか?)を終了。水平回転部がないと、海王星は恒星と違う像なのを確認するのがやっと。かろうじて円盤像かな、といった感じだった。天王星は楽勝。

 というわけで、水平回転部を考え直さなくてはならない。

by anettait | 2007-09-09 00:09 | 自作望遠鏡 | Comments(0)