明けましておめでとうございます。
今年2009年は世界天文年です。世界天文年というのは、ガリレオが人類で初めて望遠鏡で天体を見てから400年目になるのを記念して決められたようです。人類で初めてということは、人類以外がその前に見ていたのかという問題が出てきそうですが、それは未確認なので、この場合どうでもいいことなのです。
さて、ガリレオが使っていた望遠鏡のレプリカというか、そういうものが大人の科学マガジンで売られています。組み立て式で鏡筒は紙を丸めて作るので本物とはえらく違うのですが、雰囲気は味わえます。三脚などはなく、架台はペットボトルを使うので本当に雰囲気だけですが。
で、実際に使ってみると、すごく覗きづらい。恐ろしく視野が狭くて、月が視野に入りきれないのではないかというほど。調子がいい時にはファインダーを使わずとも200倍で惑星を導入できる私でさえ(ちょっと自慢モード)、月を導入するのに15秒ほどかかりました、手持ちでしたが。望遠鏡を使ったことのない人だと、扱いはけっこう苦労するでしょう。
でもこの望遠鏡を使ってみたら、ガリレオがどれほどすごかったかがわかります。こんな望遠鏡でよく星を観察できたものだと。きっと天才だったのでしょう。根気もあったんでしょうね。ガリレオが現代の望遠鏡を使ったら、何というでしょうか。
このキットにはケプラー式のアイピースも付いているので、もっと楽に星を見ることができるでしょう、私はまだ使っていませんが。
でも本気で星を見ようと思うのなら、「コルキット・スピカ」(通信販売で2000円ちょっとくらい)か「10分で完成する望遠鏡」(本屋で1500円で売っている)がいいでしょう。それについてはまた次回。
大人の科学マガジンは、ふろくの資料がとてもいいです。これでガリレオや宇宙のことを勉強しましょう。いや、たぶん望遠鏡の方がふろくなのかも。
by anettait | 2009-01-01 01:46 | 星 | Comments(0)