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5日ぶりのホームズ彗星 撮影5日目

 沖縄は10月29日からずっと曇りか雨で、ホームズ彗星は見えなかった。いや、31日深夜にちょっとだけ雲の間から双眼鏡で見えたが、カメラのピントを合わせる間もなく曇ってしまった。ただしその時に、さらに大きくなっていることが実感できた。

 この5日間、ネット上で「どんどん大きくなっている」とか、国立天文台のニュースで「やがて月と同じ大きさになるかも」というのを読むと、見られないことが残念でならなかった。11月2日も昼間少しだけ青空が見えたものの、夕方にはドン曇りに戻っていた。

 ネットであちこちチェックした後、寝る前にもう一度確認のため屋上に上がると、なんと北の空だけ晴れている!いそいで観測室に上がり、撮影準備。

 北風が強かったので気になったが、スリットを開けなくては撮影ができない。今回は北風に対面する形になるので問題はなかろうと考え、スリットを開ける。スリットは問題ないが、北風が直接鏡筒を揺らすので、撮影は難しそうだ。

 まず5cmファインダーと、同架している9cm屈折で見てびっくり。ホームズ彗星がかなり大きくなっている。40cmで見ると、淡くなってはいるがよく見える。2倍バーローレンズを使うとカメラの視野からはみ出すので、直焦点で撮影する。
5日ぶりのホームズ彗星 撮影5日目_a0095470_15471087.jpg

 今回は比較的明るい恒星が彗星に重なっているので、ピントあわせは楽だった。でも彗星の核の輝きはだいぶ弱くなった。核を取り巻く円形のダストの輪郭が崩れ、片方が暗くなって、その方向に少し伸びたようになっている。二重構造は相変わらずだ。

 風が強く、露出時間を延ばすとぶれて星が点にならない。しかも雲の流れが速く、撮影中に雲が通過するコマもある。でも運良く数枚使えそうなのが撮れたのでよしとする。

 アンドロメダ銀河の方が晴れたので望遠鏡を向けると、とてもしょぼい見え方。やっと中心部が見える程度だった。超光害地なので当然だが、それにしてもホームズ彗星の明るさがすごいのが実感できる。

 ホームズ彗星は、今後尾が出る可能性があるらしいが、たとえ出ても、地球からだと反対側に伸びるので、よく見えないらしい。残念だ。でも「一生に一度といっていいほどの珍しい現象」(国立天文台による)を継続観察できたので、けっこう幸運な方だったのだろう。急増光2日目から4日間、それから5日後にも画像が撮れた。沖縄はまた曇り、雨の予報が続くので、次はいつ見えるかわからないが、準備だけはしておきたい。

 この5回の撮影画像の大きさ(撮影倍率)はあわせてあるので、大きさの変化が追えると思う。どこまで大きくなるか、いつまで市街地で見えるかを見届けたい。

by anettait | 2007-11-03 15:51 | 彗星 | Comments(0)  

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