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NGT-18復活計画(3) バッテリー交換 

 曇っていてホームズ彗星が見えないので望遠鏡ネタを。

 さて、うちのNGT-18は中古で手に入れたため、買った時点でバッテリーは死んでいた。この望遠鏡はどこでも単体で使えるように、バッテリー内蔵が売りのひとつ。
 買うときには気にならなかったが、内蔵バッテリーが使えないために、その後いろいろなトラブルにあった。

 まず、お決まりの「バッテリーを持っていくのを忘れた。」または持っていっても「充電してない。」これはこの機種に限らず、かなりがっかりする。それを防止するための内蔵バッテリー。

 外部電源を使用する時に、プラグの形状が特殊なので、「自作が面倒。」適当に作ったら「よく外れる。」または「極性を間違えやすい。」プラス側に赤いテープを巻いておけば済むことなんだけど。

 特殊なところでは、「極性を間違えたままスイッチを入れると、何かのきっかけでモーターが逆回転する。」これには正直あせった。逆回転に気づかず、動かなくなったように見え、壊してしまったと勘違いした。
 販売元の国際光器の工房長にメールで相談し、いろいろと教えてもらった。ジョイントを分解してみたり(イモネジを外すだけだが)した。説明書を隅々まで読んで、スイッチをいろいろいじって、結局逆回転だったことがわかった。南天用に逆回転の設定ができるようになっていたが、必要ないのでそこは読み飛ばしていたのだった。

 そんなこんなで電源には苦労していたのだが、ある日国際光器の処分品に専用バッテリーが出ていたが、値段が高いので買う気はなかった。しかし数週間後いきなり半額になったので、つい注文してしまった。
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 新品バッテリーは国際光器の袋に入って送られてきた。しかし交換方法がどこにも書いてない。日本語、英語両方の説明書にもない。でも電源コードの差込口のパネルの下以外にバッテリーが入る場所はないので、さっそくパネルを止めてあるネジを外しにかかる。

 ここで問題発生。このネジは六角レンチで外すようになっているのだが、このレンチの径がとても小さい。なぜここにこんな小さいレンチを使うのかと文句を言いながら外していると、やってしまった。1本のネジの頭を潰してしまったのだ。ネジがさびて回らず、つい力を入れたら・・・。

 このネジを外さないとバッテリー交換ができない。せっかく買ったバッテリーが無駄になる。仕方がないのでいくつか解決法を考えた。
1.ドリルでネジの頭を削り飛ばす。
  ネジの材質は軟らかそうなので(だからつぶれたんだが)簡単そう。
2.つぶれたネジの補修用具を使ってきちんと取り外す。
  こちらはまともな方法。しかし補修用具は買いに行かなくてはならない。

 とりあえず2の方法を試すことにする。数日後、ホームセンターへ行って補修用具を買う。そして休日に試してみた。しかしこれはネジ本体にドリルで下穴を開けなければならず、難易度が高かった。しかもネジに下穴を垂直に開けるには、NGT-18本体を分解しなければならなかった。重い主鏡、重いなべを外すのは無理がある。その時点でこの方法は無理だとあきらめた。

 試しに斜めから穴を開けてみるが、やはりうまくいかない。こうなると選択肢は1しか残されていない。というわけで、ドリルでネジの頭を削り飛ばした。これは簡単だった。
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 そしてパネルを外した。バッテリーはパネルにネジ止めされていた。アメリカ製の望遠鏡だが、バッテリーはパナソニック製だった。もしかしてこれって、国内で、しかもいつも行くホームセンターで簡単に買えるのでは?しかも安く。
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 もっともな疑問はおいといて、とにかくバッテリー交換を済ませる。スイッチをいれ、通電を確認する。これで望遠鏡単体で何の問題もなく使える。充電器も見つかってめでたしめでたし。

 あとは野外に持ち出すのみ。さて、いったいいつになることやら。

by anettait | 2007-10-30 23:47 | NGT-18関係 | Comments(0)  

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