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白いドブソニアンを作る(2)

 水平回転部に使ったテレビ回転台は、ベアリングをプラスチック板で挟んだ構造だった。そのため、望遠鏡の重さによるプラスチックのゆがみが視野のゆれとして出てしまう。結果として視野の中で星が大きく上下し、とても使えたものではなかった。

 次なる水平回転部は、すでにホームセンターで見ておいた回転盤だ。実は架台の材料を買う時に、これまで買うべきか迷ったんだが、結局買うことになってしまった。なんと1500円。架台の部品の中で一番高い。
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 これを組み込んでみると、スムーズな回転に、期待が膨らむ。しかし実際にドブソニアンを組み上げて星を見てみると、やはり揺れる。もしかしたら接地部分に使ったゴムの足が揺れの元かも。そう考え、足を木に変更。

 ところがゴムより木はゆれは少ないものの、やはり我慢できないほど星が揺れる。手で揺らしてみると、やはり回転部分から上が揺れているような気がする。1500円の部品は無駄になるのか?
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 それでも火星は明るく見え、天王星も楽に見えた。アンドロメダ銀河は透明度が悪く見えにくいが、アンドロメダγ(ガンマ)は明るくよく見えた。水平回転部がちゃんと使えると、揺れがあっても天体の導入は楽だ。

 このドブソニアンは接眼部の高さをできるだけ低くして、小学校低学年でも25cmで星が観られることを目標の一つにしている。水平回転部や足に厚みがあっては困る。次はどの材料を使ってゆれをなくすか。なかなか難しい問題だ。

by anettait | 2007-09-09 20:21 | 自作望遠鏡 | Comments(0)  

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