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初心者用天体望遠鏡・その4

ビクセン10cmF10反射鏡筒(SUPER・POLARIS・R100L・中古ジャンク品)

 30年以上前、10cmF10赤道儀セットは当時の中学生のあこがれの的だった。デパート三越の眼鏡売り場に飾られていたミザールの10cm反射赤道儀は「買って欲しい。」と親にいえないほど高かった。
 買えなかった私は通信販売でスリービーチから光学系だけを購入し、反射経緯台を自作した。

 ビクセンのニューポラリス赤道儀が登場したのはそれから5,6年後だったと思う。大学の先輩から卒業の時にもらったものが1台あるが、ウォームホイールがプラスチックだったのには驚いた。

 今回テストしたのは、その後に出たスーパーポラリス(SP)赤道儀とセットになった反射鏡筒だ。ただし鏡筒自体はニューポラリスとセットになったものもあったし、その後2003年頃「火星人」の名称でドブソニアンとして販売されていた鏡筒も基本的には同じ製品だと思われる。

 10cmF10だと球面鏡で十分性能が出るということで、確かこれも球面鏡だったと思う。もしかしたら「精密球面」と「ただの球面」があったかもしれない。方物面があったかどうかは不明である。
長い歴史を持つ10cmF10反射鏡筒で、評判もいいことから今回は期待していた。

 この鏡筒は旅行中に望遠鏡販売店で見つけ、本体のみ(鏡筒バンドなし、ファインダーなし、ファインダー台座なし、シール貼りまくり、接眼部アイピース取り付け部分なし)で2,000円という格安、いやジャンク状態で購入したもの。旅行中だったので他の部品とともに送ってもらい、送料が1,000円かかった。
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 40cmに同架して、低倍率で見たら特に変わったことはなかったが、倍率を上げてびっくりした。なんとピントがまともに合わない。木星を200倍で見たら輪郭がはっきりしない。模様もあるのがやっとわかるかどうか。倍率が高いせいかと考え、120倍程度に落とすが変化なし。そのとき40cm鏡筒では木星がとてもよく見えていた。
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 30年以上前に自作したスリービーチの鏡の方がよっぽどよく見えた。あれは蚊取り線香の空き缶とカーテンレールで作ったフレーム鏡筒だった。

 光軸に問題があるのかと思って調整するが、それほど狂ってない。撮影すると10cmF5屈折にも劣る画像になった。

 後日、もう一度光軸を調整して、主鏡の圧迫がないのも確認して、再度撮影。今度は3倍バーローを使ったら、さらにひどい画像になった。
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 想像だが、これは主鏡か斜鏡を別のものに取り替えてあるんじゃないだろうか。ビクセンの10cmF10がこんな性能ということはないだろう。それとも「大はずれ」だったか。これは光学系を入れ替えて再度テストしてみるしかない。または新品を購入するか。いやそれはやめよう。同じものを持っている人のをテストした方がいい。

 、「ジャンクがはずれでも文句は言えない」というのが今回の教訓。2,000円だったし。

by anettait | 2007-07-16 12:34 | 初心者用望遠鏡 | Comments(12)  

Commented by ほくと at 2007-07-18 06:21 x
ごぶさたしております。

F10はミザールとタカハシ(初期はチョット?)が良かったみたいですね。対してビクセンはいまいちだったような・・・。
Commented by anettait at 2007-07-21 00:38
ほくとさんどうも。

ビクセンはいまいちだったんですか。それは知りませんでした。よく考えると、ビクセンの10cmF10を所有するのは初めてです。昔見た記憶もありません。
 もしかしたらこれが本来の性能なんでしょうか・・・。
Commented by ほくと at 2007-07-22 09:07 x
私たちが天文趣味を始めたころの「常識」は、「10cm反射は6センチ屈折と同等の性能」でした。あの高橋の10センチでさえ、初期にはかなりの比率で不良鏡(今の基準では)が入っていたようです。
Commented by anettait at 2007-07-23 23:54
高橋も不良鏡が多かったんですか。それは知りませんでした。

高橋の10cmは学生の頃、女子寮に住む先輩が持っていました。しかし望遠鏡が女子寮から運び出されることがほとんどなく、1,2回しか見たことはありませんでした。

 その望遠鏡がどういう見え方だったか、まったく覚えていません。当時は望遠鏡の見え方を語るほどの知識も経験もありませんでしたし。
Commented by hiroki at 2007-08-04 14:50 x
こんにちは。ビクセンの10cmF10、懐かしいですね。中学生のときに初めて買ってもらった望遠鏡で、木星のスケッチなどもしました。ピントも明確で口径なりの見え方との記憶があるんですが・・・ あと、カタログ上は赤道儀にのったやつは放物面でした。那覇の実家にまだあるので、メッキが大丈夫だったらまた見てみます。(三越のミザールは確かに眩しかったですね)
Commented by anettait at 2007-08-06 20:36
hirokiさんこんにちは。ビクセンの10cmは放物面もあったんですか。知りませんでした。ますます深まるひどい見え方の謎。手元の10cmをもう少し調べてみます。
Commented at 2008-09-24 16:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by anettait at 2008-09-26 00:21
長くなるので、ここでは簡単に書きます。望遠鏡はカビがなければ20年くらい簡単に持つので、その望遠鏡が使えることを前提に書きます。
復活の方法ですが、ご自分で使うのが一番だと思います。使い方がわからなければ、近ければ私が行って教えることもできます。

重すぎる、大きすぎる等の理由で使わないのであれば、次の方法が考えられます。

1、売却する。ただし状態が良ければいいのですが、悪ければ値段は期待できないでしょうね。個人売買、オークション、中古望遠鏡店などが売却先でしょうか。

2、どこかにあげる。公開天文台や学校などでもらってくれるところがあるかもしれません。天文同好会という手もあります。その方が有効活用されるかもしれません。
もちろん個人で欲しいという人もいるでしょう。星が好きだけど望遠鏡はまだ持っていないという人はけっこういます。
親戚に星に興味のある子供がいれば、大変喜ばれると思います。

3、捨てる。これは最後の手段でしょう。捨てる場所と日時を教えていただければ、私が拾いに行きます。
具体的な機種など教えていただければ、惑星向き、写真向き、観望向き等、説明できると思います。
Commented by fomalhaut at 2008-09-26 09:47 x
ありがとうございます。機種名を調べて、また書かせていただきます。週末に、手袋・マスクの完全防備で、封印を解いてみようと思います。
Commented by fomalhaut at 2008-10-01 09:13 x
週末は天気が悪く、箱を開けることが出来ませんでした。箱の外側に、「ハレーP-80L」とシールがついていたのですが、これが機種名でしょうか?
Commented by anettait at 2008-10-02 21:27
たぶんそれが機種名だと思います。検索してみましたが、情報は得られませんでした。
推測ですが、1986年春のハレー彗星地球接近の頃に販売されていたものではないでしょうか。22年前なので年代も合います。
Commented by fomalhaut at 2008-10-03 09:39 x
ありがとうございました。今週末こそは、天気を見ながら箱を開けます!!

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