トップリングが出来上がると、あとは簡単に鏡筒を組むことが出来た。
主鏡も仮に取り付けてみた。
これで鏡筒の重量は11.1㎏。主鏡部が5.6㎏なので、それ以外の鏡筒部分は5.5㎏くらい。補強材を兼ねたアリガタプレートのせいでやや重くなったが、まあ目標に近い重さになった。
せっかくなので、ベルトドライブ経緯台に載せて星を見てみることにした。アリガタプレートも付いているし。
主鏡は仮に取り付けたので光軸を追い込むのは無理だったが、それよりもピントが出ない。これは想定外だった。
320mmF3.9主鏡でピントが合ったので、300mmF4.5主鏡なら余裕だと思っていた。
鏡筒径が約4cm大きくなっていたのと接眼部の違いは考えに入れていた。しかし主鏡の厚みが2cm以上違うのと、300mmの方が主鏡の取り付け位置が1cmほど奥になってて、それらが合わさって、ピントがもう一息で合わないという結果になったと思う。作図をちゃんとしなかったので、まあ仕方がない。
今回はベルトドライブ経緯台は普通に動いた。11㎏までは大丈夫なようだ。ただし鏡筒が長いので、風などで振動すると収まるのに少し時間がかかる。
この経緯台は、たとえばシュミカセのような短い鏡筒だといいと思う。もちろん微動は粗動なので、高倍率で惑星を見るような使い方は無理だ。シュミカセをドブソニアンのように使う場合にいいと思う。ニュートン反射だと、9㎏の20cmF5までかな。ケンコーの25cmでも14㎏あるし。