今日は朝から強い風と大雨で、低気圧が通過した夜の初めころは特にひどかった。弱い台風よりひどかった。
さて今回はマニュアルフォーカス設定方法の2回目、キャノンEOS-M3だ。
このカメラの前モデル、M2とMはメニュー画面からピント合わせ方法を選ぶ必要があって、ちょっと面倒。
そこを改良したのがこのM3だ。ボディ背面のダイヤルの左内側にMFと書かれていて、そこを押せばオートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)の切り替えがすぐにできる。これは便利だ。
しかも電源を切ってもその情報は保持されるので、夜間の撮影でオートフォーカスが使えないところで撮影するのに向いている。EOS-M5などMヒトケタシリーズはこの機種以降、この方式のようだ。
ただしこの機種より後に出たEOS-M10はなぜかM,M2と同じで、メニュー画面からマニュアルフォーカスに切り替えるようになっている。M10は初心者向けの機種なので、MFは使用頻度が低いというメーカーの判断なのだろう。
以上のことから、天体撮影にも使う予定でEOS-Mシリーズを購入するなら、M3以降を選ぶ方が無難だ。純正レンズで天体撮影に向いたものは実質22mmのみだと言われているが、純正アダプターを使えば一眼レフのEOSのレンズがどれでも使えるので、EOSを持っている人ならレンズ共用ができて便利だ。アダプターは中古でも8千円くらいするけど、アダプターに三脚座もついているので、望遠レンズなどを使う時に便利だ。
EOS-M3はEOS用のワイヤレスリモコンも使えるので便利だ。バルブだってリモコンでできる。しかしEOSKissXシリーズで使えるケーブルスイッチ(メーカーでの名称はリモートスイッチRS60-E3)はこの機種とM、M2、M10では使えないので、タイムラプス動画用の連続撮影ができないのは残念だ。なおM10は、ワイヤレスリモコンすら使えないのは前にも書いたとおり。
リモートスイッチが使えるのはM5からのようなので、タイムラプスを撮りたい人はM5以降の機種を選ぶべきだな。私は別のカメラでタイムラプスは撮影するので、問題ない。
天体撮影もするつもりでデジカメを選ぶ場合は、マニュアルフォーカスの設定が簡単か、タイムラプスが撮影可能か、リモコンはどうなのかを調べて選ぶのが基本だと思う。