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いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(8) オリンパス PEN-F

今回は予告通りオリンパスPEN-Fだ。結論を先に書くと、前回のE-P5とだいたい同じ。とりあえず太陽に使えるけど。前置きが長いので、お急ぎの方はいちばん下の結論だけ見ればいいと思う。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(8) オリンパス PEN-F_a0095470_21071358.jpg
このデジカメはフィルム時代のハーフサイズの名機のイメージで作られている。レトロなデザインのイメージはそっくり。と思ったがイメージ的にそっくりなだけで、並べてみたらそっくりではない。

フィルム時代のPEN-Fはハーフサイズなので、惑星撮影に有利だと昔の天体写真の本に出ていた。しかし私が惑星を撮影する頃には製造中止になっていて、ずっと後に中古で入手したが惑星撮影に使ったことはない。

ハーフサイズは36枚撮りフィルムで72枚撮れる。惑星像は小さいので、普通のフィルムでは無駄になる部分が多いという意味でのハーフサイズが有利ということだ。しかしプリント枚数も増えるので料金が高額になるというジレンマがある。自分で現像するという手もあったが、それには現像タンクや薬品が別に必要だし、カラーの自家現像はハードルが高かった。
デジカメではいくら撮ってもプリントしなければお金がかからないので、実にいい時代になったものだと思う。

このカメラは高性能を期待して買うようなものではない。性能優先ならオリンパスだとOM-Dシリーズになる。PEN-Fはそこそこの高性能だが、それよりカメラの操作感を楽しみながら撮影するためのものだ。だから天体撮影はあまり期待してなかったけど、星はそこそこ写ったのはよかった。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(8) オリンパス PEN-F_a0095470_21071959.jpg
さて太陽の写りは、前回E-P5とほぼ同じ。驚くほど写り方は似ている。上のは撮って出しのJpeg。赤のにじみがひどい。やはりRAWで撮ってRGB分解して画像処理するべきだ。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(8) オリンパス PEN-F_a0095470_21072338.jpg
上のは1枚だけの画像を画像処理したもの。やはりEP-5と同じ。しかも操作上の欠点もだいたい同じだった。以下に利点と欠点をまとめた。

利点
・ファインダーがあるので明るい屋外で撮影する太陽撮影には有利。 (E-P5よりいい)
・10コマ連続撮影のセルフタイマーがあるので撮影が楽。 (E-P5よりいい)
・バリアングル液晶なので、撮影時に見やすい位置に液晶を持ってこれる。 (E-P5よりいい)
・ピント合わせの拡大率は大きい。(E-P5とだいたい同じ)
・撮像素子のごみ落としが強力なので、ごみの心配をしなくていい。(E-P5と同じ)

欠点
・液晶画面で太陽を中心に置いた場合、太陽がなぜか暗くなり、適正露出がわかりにくい。(E-P5と同じ)
・液晶画面の中心で太陽が暗くなるので、拡大表示でピントが合わせにくい。(E-P5と同じ)
・液晶画面の端に太陽を持っていくとなぜか明るくなりすぎ、露出とピント合わせの難易度が高い。(E-P5と同じ)

問題のほとんどは液晶表示の仕様によるものだ。PEN-FはE-P5にない液晶表示の明るさ調整があり、液晶の明るさ変化を抑えることができる、しかし室内の照明で試したらうまくいくが、太陽撮影では役に立たなかった。フジのX-M1も明るさが変化するような仕様だったので、これはメーカーの考え方なのだろう。オリンパスは液晶の拡大率がかなり高いので、フジよりはまだましだけど。

結論
わざわざ太陽撮影のために買うカメラではない。使って楽しいカメラではあるけど、カメラマニア向けであって天文マニア向けではないな。私は両方のマニアなのでこのカメラでいいけど。

天体撮影にはオリンパスならEM-1markⅢかEM-5markⅢがいいと思う、使ったことないけど。
最新のE-M1markⅢがどんな写りなのかが気になっているけど、高いので買ってない。星空AFもとても気になる。


by anettait | 2021-01-24 22:03 | カメラ関係 | Comments(0)  

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