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いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(7) オリンパスE-P5

今回はこのテストで初のオリンパス機、E-P5だ。2013年の販売開始なので、もちろん現行機ではない。小型軽量のマイクロフォーサーズの中で、初期の弱点である高感度ノイズをある程度克服した機種だ。
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オリンパスのマイクロフォーサーズ初号機のE-P1は出てすぐに買った。高感度ノイズはすごくて、長時間露出のノイズもすごいので、天体撮影は無理だった。
E-P1よりもかなり進化したE-P5を実際に使ってみると、高感度は同時期のキャノン一眼レフのAPS-Cやフルサイズには負けているが、明るいレンズを使えば星が撮れないわけではない。LVブーストという、星座や暗い地平線を確認しやすくなる機能も付いたし、ピント合わせの時の拡大率も高いので、それまでの機種よりは使いやすい。

でもこのカメラはシステムとしての小型軽量を生かしたスナップや旅行用などに真価を発揮するタイプで、他社が目指しす万能型とは方向性が違うと思う。オリンパスの特徴である強力な手振れ補正と超強力なゴミ取りは、使っていて安心感が大きい。特にゴミ取り。
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さて太陽を撮影してみると、上の画像のようにjpegは赤がにじんで厳しい。やはりRAWで撮るべきだろう。
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ただしRAWは上の画像のようにのっぺりしていて、コンポジットが難しい。それを上の画像は輪郭で合わせて20コマコンポジットしてある。
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RGBに分解したのが上の画像。それを画像処理したら下のようになる。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(7) オリンパスE-P5_a0095470_14552236.jpg
さらにRGB合成したら下の画像になる。
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まあまあ写るし、RAW画像もそれほど大きくないので、画像処理も楽。

ところで以前オリンパス機が太陽撮影に向かないと書いたが、それはモニター表示が太陽撮影向きではないからだ。
なぜか太陽撮影でだけモニター表示が露出オーバーでも暗く表示されるため、オーバーなのか適正露出なのかがわからない。何コマか試し撮りをしないと適正露出がわからない。しかも太陽をモニターの真ん中に置くのと周辺部に置くので太陽の明るさが変わり、ますますわからない。おまけに表示が暗いとピント合わせが難しい。非常にやっかいだ。

しかもその表示が赤紫色という、よくわからない色なので、初めて見たときには驚いた。露出アンダーの時にはそのまま赤紫色に写る。それが下の画像。ただしこれはPEN-Fで撮った。
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焦点距離400㎜の太陽望遠鏡だと2倍バーローを使えばちょうど画面に収まるので、いい感じに撮れる。ピント合わせと露出の傾向がつかめれば、RAW画像も14メガしかないので画像処理も楽だし、十分太陽撮影に使える。

セルフタイマー1秒後に10コマ撮影するモードもあるので、太陽撮影には都合がいい。強力なゴミ取り機構があるので、ゴミがつかない安心感は大きい。

ただピント合わせのハードルはそこそこ高い。私は画面上に太陽を移動させて、太陽が明るく表示されたところでピント合わせをしている。しかしこんな使い方は私のようなカメラ好きの変人しかやりたがらないだろうな。普通の人は素直にEOS-M10を使った方が楽だと思う。

次回は同じオリンパスのPEN-Fの予定。いや同じ日に撮影したので。

by anettait | 2021-01-16 21:05 | カメラ関係 | Comments(0)  

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