人気ブログランキング |

いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(6)ソニーα7Ⅲ

いろんなデジカメで太陽を撮ってみるシリーズも第6弾。予告通りα7Ⅲの登場だ。
このカメラはとても売れているらしい。発売から3年がたっているけど、いまだに売れ続けているようだ。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(6)ソニーα7Ⅲ_a0095470_17034983.jpg
画像のとおり、ストラップの自己主張は控えめだ。新品価格はカメラ量販店で約23万円と安くはないが、フルサイズの一眼レフに比べたら軽いし、写りも良くて高感度性能も良くて星も撮れる。
2400万画素なので普通の写真も十分高画質だし、バッテリーの容量もこの機種から大きくなったのでタイムラプス撮影も電源の不安が減った。高感度が得意なので、天体動画もある程度撮影できる。レンズの明るさにもよるが。

ソニーのフルサイズはスターイーター問題はあるものの、以前の機種よりは良くなったらしい。私がデジカメで撮るのは月惑星、星景と流星くらいで星雲を真剣に撮ることはないので、私の撮り方では今のところ実害はない。

ミラーレスはボディは軽いけどレンズが小さくて軽いとは限らないので、これから導入を検討している方はそこを誤解しないように。レンズの重さと大きさは撮像素子の大きさに比例すると考えた方がいい。

私がこの機種を導入したのは、星景写真や流星を撮るのにこれまで使っていたEOS5DmkⅢの高感度性能に限界を感じていたため。ミラーレスを使いたかったがキャノンもニコンも当時は天体撮影に使えるミラーレスは出てなかった。
α7sで使っていたマウントアダプターでキャノンEFレンズが使えるので、すんなり移行できるのも大きな理由だった。でもタムロンのEFマウントレンズと相性が悪いのは誤算だった。シグマのマウントアダプターならキャノンとシグマはちゃんと使える。

さて前置きが長くなったが、このカメラも太陽撮って出しのjpegは使えない。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(6)ソニーα7Ⅲ_a0095470_17074738.jpg
赤のニジミがひどい。RGBに分解するとRがとても明るいのにBは暗い。そこは各社それぞれ特徴がある。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(6)ソニーα7Ⅲ_a0095470_17034651.jpg
やはりこの機種で太陽を撮るならRAWで撮って画像処理が基本だ。RAWファイルのサイズは約47メガ。6000×4000だけど、あまり小さくない。
15コマコンポジットした画像処理したあのが下の画像。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(6)ソニーα7Ⅲ_a0095470_17034253.jpg
まあまあだ。色は赤っぽくも黄色っぽくも調整できるので、そこは気にしないでほしい。好みの問題だ。
焦点距離400㎜の太陽望遠鏡だと5倍パワーメイトとα用のTリングの組み合わせで、フルサイズいっぱいに太陽が写る。上のjpeg撮って出しの画像はトリミングなし、リサイズのみ。

さてこの機種の問題は、やはりゴミが付きやすい点だ。画像を拡大表示で見てもらえばわかるが、ゴミだらけだ。撮影前にエアで飛ばしたつもりだけど飛んでない。時々、粘着力のあるカメラ清掃器具でゴミを取っているけど追い付かない。

カメラのゴミ取り機能はソニーのはまるで役に立たない。ソニーはゴミがよく付くような気がするけど、それはソニーをメインに使っているので、よけいにそう感じるのかも。
できればEOS-RシリーズやニコンZシリーズも使って比較したい。フジやリコーペンタの新しい機種も試したい。オリンパスは昔からゴミ取りはすごいのは知っている。最新機種を使ってみたいけど高いので買ってない。しかもオリンパスは太陽撮影では大きな問題があるので、太陽撮影のためには買えない。それはまたそのうちに。

とにかくゴミ問題はミラーレスにとっては大問題だと思う。私にとってはスターイーター問題よりも大きい。太陽撮影の場合、多数のコマをコンポジットすればゴミは消えるけど、この機種のファイルが大きすぎるためパソコンの能力が追い付かず、分割して現像するなど手間がかかるので面倒。

今回の結論。この機種もゴミが付きやすくRAWのファイルサイズが大きいので、太陽撮影には後処理に手間がかかる。太陽でも星でもピントも合わせやすい。カスタム登録できるボタンも多いので使いやすいが、天体写真用にはもう少し画素数の少ないデジカメで十分だと思う。これを使うなら高性能のパソコンが必要になる。あるいは根気よく分割して処理していくか。いいカメラなんだけど。


by anettait | 2021-01-11 17:21 | カメラ関係 | Comments(0)  

<< 月齢1の細い月と水星と木星の接... いろんなデジカメで太陽を撮って... >>