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いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(2) SONY NEX-5T

今日も曇り時々雨。すっかり冬の天気だ。だから機材ネタ。
いろんなデジカメ(ミラーレス)で太陽を撮影してみる第二弾、ソニーのNEX-5Tだ。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(2) SONY NEX-5T_a0095470_23025300.jpg
このシリーズはSONYのAPS-C機、現行のα三桁シリーズの元になったというか、NEXシリーズが名前を変えてαシリーズになったような流れがある。形もだいたい同じだし、このNEX-5Tにはなぜか左肩にαの文字が入っている。たぶんメーカー的には何か意味はあると思うけど、そのあたりは知らない。

さて太陽を撮影してみると、赤の滲みが大きいのは下の画像のとおり。太陽はとりあえず写せるけど、EOS-M10の方が写りがいいと思う。
いろんなデジカメで太陽を撮ってみる(2) SONY NEX-5T_a0095470_23025715.jpg
ステライメージで画像処理するときにRGB分解をするが、この機種はB画像が非常に暗い。Rは非常に明るい。フィルターがそういう作りになっているのだろう。そのため画像処理はやや面倒。

それよりも問題なのは、このシリーズというかソニーのミラーレス(フルサイズ含む)は、撮像素子にゴミが付きやすく取れにくい。これは他の機種よりも明らかに多いと感じる。まあ私がそう感じるだけかもしれないが、この画像にも写っている。
ゴミに関しては普段使っているα7Ⅲもそうだ。α7sもよく付く。10月発売のα7sⅢからは新しいゴミ取り機構になっているそうなので、期待している。まだ評判は聞かないけど。

古いNEXシリーズでも5R以降はwifiでスマホからリモコンができるし、接続は(キャノンに比べれば)非常に簡単。EOS-M10と違いwifiでつないでもカメラ側で露出調整などの操作ができるし、繋いでもカメラとスマホ両方に画像表示ができる。EOS-M10はスマホにつなぐとカメラのモニターが真っ黒になり、操作を受け付けなくなる。

スマホと繋げば、初心者や複数の人に同時に太陽を見せる場合にとても便利。太陽望遠鏡は、初めて覗く人は太陽面の模様を認識できないことが多い。だから確かに見たのかどうかがわかりにくいけど、モニターを見せて説明するとわかりやすいし楽。

今日の結論。NEXシリーズは太陽撮影ができないことはないけど、それほど向いているわけじゃない。セルフタイマーに10枚連続撮影などはないので、ケーブルレリーズが付かない機種だと撮影が面倒になる。
ただしスマホやタブレットなどで初心者に太陽を見せる場合にはすごく使いやすいので、そういう機会がよくあるなら持っていてもいいかも。
モニター拡大率は9.6倍なので、マニュアルでのピントは割と合わせやすい。

星を撮るのと兼用したいなら、操作性は慣れが必要だけどこのシリーズでもいいはず。ただSONYのフルサイズはスターイーター現象があるので、最近の機種を買うならAPS-Cがどうなのか調べてからがいい。

欠点としては、ゴミが付きやすいので、レンズ交換には注意が必要。そういえばバッテリーは小さくてすぐに消耗するから、そういう意味では天体撮影には向いてない。モニター拡大率は9.6倍なのでマニュアルでのピントは合わせやすい。それだけにバッテリーは惜しいな。


by anettait | 2020-12-07 23:52 | カメラ関係 | Comments(0)  

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