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透明度もシーイングもいいので木星を撮る

煙霧は新聞の記事によると、大学の研究者による調査でやはり西之島由来という結論になりそう。
でも1日ほどで空は回復した。昨日透明度が良かったので木星を撮ってみた。

シーイングは期待以上に良かった。自動導入ドブソニアンの主鏡をオリジナルのSkyWatcherに戻して撮影してみた。
この日の目的は2社の主鏡を木星像で比較することだったが、画像処理が間に合わないのでまた後日。
透明度もシーイングもいいので木星を撮る_a0095470_21032041.jpg
かなり細かい模様まで見えたし、画像にも出た。画像処理はちょっと強いかも。パソコンの調子も良く、この画像を作った動画は1分間で2000コマも撮れた。その中のいいコマ30%、約600コマで上の画像が出来た。

経緯台はいつもの調子で、追尾しながら木星は上下に移動する。その修正がうまくいけば長く撮れるし、ダメな時はすぐに写野から外れて、ろくな画像にならない。基本的に眼視専用みたいな架台なので、追尾精度はアイピースの視野(今回の写野の4倍くらい)から天体が出ていかなければいいとの考えではないか。実際にビクセンLV4mmを使った375倍では、視野から逃げるまでそれなりの時間がかかる。

最近は撮影していてダメだと思ったら、無理して追尾しないであきらめて撮り直す。その方が効率的だし、下手に修正しない方がもしかしたらぶれた像が少なくなるので、結果としていい像になるような気がする。

木星の拡大率を下げれば撮影に支障はないはずだが、30cmだと光量も豊富だし解像度も高いので、できるだけ拡大したいので追尾で苦労することになる。確か20cmでは光量の関係で拡大率を上げられないので、追尾はずっと楽だった。

元々観望会で使うために買ったのだが、惑星の撮影が出来たり主鏡を取り換えて遊べたりできるので、まあいいかなというところだな。当分観望会はできそうにないし。



by anettait | 2020-08-07 21:40 | 惑星 | Comments(0)  

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