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Quad BP Filter を月光と光害の中で試す

購入から1か月以上になるが、やっと晴れたのでQuadBPフィルターを試すことができた。光害をカットして星雲を撮影するためのフィルターなので、テストには星雲が写りやすい天体改造デジカメを使用した。

撮影時にはいつものように強い光害と、好都合なことに月齢10を超える明るい月があった。透明度はわりといい。とりあえずフィルターなしで10秒露出。
Quad BP Filter を月光と光害の中で試す_a0095470_19131692.jpg
何が何だかわからない画像だが、画像の真ん中には縦に南斗六星と、比較対象になるM8が矢印のところにある。いや星がよく見えないのでフレーミングを失敗したんだが、どうにかM8が入ってくれたのでセーフ。次はフィルターありで同じ露出で。
Quad BP Filter を月光と光害の中で試す_a0095470_19132035.jpg
画像処理なしの撮って出しだが、星雲がわかりやすい。周辺減光はレンズのせいもあるが、フィルターの特性もあるのかも。そういえばレンズのフィルター径が52㎜だがこのフィルターは48㎜。レンズの前に置いただけだがそれも周辺減光の原因かも。
このフィルターの注意書きには、広角レンズで使うと蒸着フィルターの特性で中心と周辺の色が変わるので使用しないでとある。標準レンズでもこのとおりなので、やはり本気で使うには望遠レンズか望遠鏡で。

でも今回はテストなので気にしない。次はRAWで撮影して、ステライメージで同じ条件で現像したもの(現像のみでそで以外の画像処理なし)をフィルターありなしで画像を並べてみた。
Quad BP Filter を月光と光害の中で試す_a0095470_19132495.jpg
やはりフィルターありの方が星雲がわかりやすい。M8の下に写っているのは天の川?それとも雲?たぶん雲かな。
星像が悪いのはレンズのせい?カビ取りのため1回自分で分解したものなのでそのせいだと思う。いろいろ接着した部位が多いレンズなので、分解してはいけないものだと分解した後にわかった。

さて今回のテストで、期待通り光害たっぷりの自宅でも星雲が撮れそうだということがわかった。光害のある中でどの程度の露出が可能かとか、これからいろいろ試すことがあるが、それはまたそのうちに。


by anettait | 2020-06-04 19:30 | アクセサリー関係 | Comments(0)  

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