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シーイングがとても悪い、カノープスが高い

ハワイというとシーイングがいいというのが私の勝手なイメージ。
しかし来て驚いたのは、金星がまたたいて見えるほどシーイングが悪い。
下の画像は、ホテルの駐車場から撮った金星と土星。
シーイングがとても悪い、カノープスが高い_a0095470_07431666.jpg
もちろん恒星もまたたいているが、望遠鏡で恒星を見たらやっぱりグダグダ。
私が見たのは標高があまり高くない場所だったが、マウナケアの山頂は空気が薄いからシーイングはいいのだろうか。それとも今は風がやたらと強いせい?
それともこれだから優秀な補償光学系の開発が必要なのか?
そんな気がするくらいシーイングが悪い。

とはいっても、大気の透明度はいいので、下弦の月が出ても冬の星座がよく見えている。海岸近くなので光害もあって微妙な見え方だけど。

緯度が19度なのでカノープスが高い。当然ではあるが、実際に見ると驚いた。下の画像は月が出てからの撮影なので、ハワイの本気の空ではない。海岸近くだし。
シーイングがとても悪い、カノープスが高い_a0095470_07430457.jpg
星好きが沖縄に来て言うことが「カノープスが高い」だけど、その気持ちが初めてわかった。こういうことだったのか。

by anettait | 2019-12-20 07:51 | ハワイ星旅 | Comments(2)  

Commented by ほうき星 at 2019-12-20 13:13 x
ハワイのような島の独立峰の場合は、逆転層を抜けたらシーイングが良くなるそうです。似たケースでは、カナリア諸島のテネリフェとか。
地元では、概ね800mあたりで逆転層の上にでますが、ハワイ島も同じかどうかはわかりません。
Commented by anettait at 2019-12-21 08:41
なるほど、そういうことがあるのですね。いつも標高200m以下で星を見ているので、まったく知りませんでした。

今回は標高1000mくらい?の場所でも望遠鏡を出しましたが、平地よりはいいけど並以下のシーイングで、シリウスが燃えるように揺れていました。ハワイの逆転層はもっと上にあるのかもしれません。

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