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旅行用望遠鏡を考える(6) Kasai AZ-Palm経緯台+13cm反射

今回は笠井トレーディングから出ている軽量経緯台、AZ-Palmだ。
かなり前に入手したにもかかわらず、適当なアリミゾが家の中で行方不明だったので最近まで放置状態。
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行方不明なアリミゾを探すのをあきらめ、最近純正アリミゾを買った。アリガタの幅よりもアリミゾを広げることができるので、中国製品に多い裏にネジの出っ張ったアリミゾでも簡単に取り付け可能なのはポイント高い。

さて中古で買ったGITZO三脚で使おうとしたら、なんと三脚の取り付けネジが微妙に短くて取り付けできない。ここはもともと大ネジになっているので手っ取り早いのがGITZOだったんだが・・・。仕方がないので他を探したらK-ASTECのフラット三脚が出てきたのでそれに取り付けたら普通についた。変換アダプターを使って1/4インチネジの三脚に付けた方が三脚の選択肢が広がるかも。
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さて使用感だが、普通だった。バランスウェイトなしの13cmはちょっと重いのか、三脚の水平がちゃんとしてないと勝手に回りだす。上下方向もスムーズなのでバランスが悪いと動き出す。どちらもクランプをきつめに締めたら止まったので、重い鏡筒には調整が大事だ。
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南中すぎの月を撮ってみた。これはリサイズのみの撮って出しの画像。フリーストップ経緯台+ニュートン反射ということもありカメラを付けるとバランスが悪く、天頂付近の月は厳しかった。バランス調整をしないと勝手に下を向くのはフリーストップだからあたりまえか。でもモバイルポルタやミニポルタよりブレは少ない。まあ撮影用の架台ではないので、ちょっと無理をさせたか。

眼視だけなら、4㎜アイピースの160倍でオリオン大星雲のトラペジウムを観察するのも問題ない。リゲルの伴星もあまりブレなく見られた。惑星ならもっと倍率が欲しいところだが、今の時期はめぼしい惑星がないので試してない。

重量は経緯台単体で1㎏くらい。三脚と合わせても2.2㎏(実測値)だが、カーボン三脚ならもっと軽くできる。もっと口径の大きくて重い鏡筒もバランスウェイトを使えば可能だと思うが、それを旅行に持って行くかといえば、どうなんだろう。

三脚の種類が選べるという点ではモバイルポルタより旅行用には有利だ。ただし微動が付いてないので、それでいいという人向けだ。重量はこの三脚ならモバイルポルタと同じだが、とりあえず13cmニュートンが使えるという点でも有利だ。高倍率での観察は慣れが必要だけど、それでいいという人にはお勧めの架台だ。

撮影の合間に、撮影用の屈折鏡筒でちょっと星を見たいという時に便利だと思う。経緯台単体ではわずか1㎏しかなく、カメラ三脚が使えるので旅行用スーツケースに忍ばせておいて、撮影ついでに眼視。撮影用の6~7cm短焦点屈折なら強度も十分でバランスの崩れも気にならないだろうし。

でも極軸を合わせた赤道儀を三脚から降ろすのは論外なので、固定撮影と経緯台兼用の三脚が1本必要になるけど、撮影旅行する人は三脚3本くらい持って行くだろうから心配いらないな。


by anettait | 2019-12-12 22:34 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

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