15cmF5アクロマート屈折で惑星を撮ったら茶色に写った
短焦点アクロマートで星を撮影すると星のまわりに紫色~青のニジミが写るのは、そういうわけだと私は理解している。
さて使用機材は前回と同じ15cmF5アクロマートだ。確か笠井トレーディングで扱っていたシュワルツ150sという商品名だったと思う。いや中古なので確実ではない。同じ製品が別の望遠鏡販売店でも売っていたのを覚えている。うちにあるもう1本はそれだったかも。
赤道儀はタカハシのEM100だ。撮影するのでビクセンのGP赤道儀では力不足。
まず木星。直焦点では露出オーバーなこともあって青ハロがすごい。下の画像は中心部だけトリミングしてある。
惑星観察には不利だが、火星や土星にはあまり影響なさそう。また、ベガはとてもきれいだった。これですばるを撮ったらきれいに写りそうだ。
ところでこういう望遠鏡はどんな人に向くのかを考えてみた。
1.色収差愛好家
2.双眼望遠鏡の素材を探している人
3.大口径で星雲や惑星も見たいけど反射の光軸修正がいやな人
4.屈折望遠鏡収集家
5.いろんな望遠鏡の見え方を確認したい人
私は2番だが、アクロマートの色収差は許容範囲なので、1番にも近いし5番も近い。
この鏡筒の重量は6.5kgで、ケンコーのニュートン反射の15cm(5kg)と20cm(9kg)のだいたい中間だ(重量は実測値)。ビクセンのGP赤道儀に載せられるぎりぎりの重さ(眼視限定)。私なら少しでも大口径がいいので、値段の安い20cmニュートンにすると思う。GP赤道儀では風でゆれるけど。
by anettait | 2018-09-03 23:55 | 屈折望遠鏡 | Comments(0)