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セレストロン マクストフ13cmで火星を見る

惑星観望にどうだろうと思って、倉庫からちょっと古い鏡筒を出してみた。

セレストロンのマクストフカセグレン130だ。正式な商品名は忘れてしまった。ネットで軽く検索してみたが、現在は販売していないみたいだ。
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口径130mm、焦点距離は2000mm、なんと2mもある。F15.4になるので、スペックから考えても月・惑星専用みたいなものだ。付属アイピースの32mmで62倍。接眼部はアメリカンサイズ専用なのでこれ以上倍率を下げるのは40mmアイピースを買い足すしかないが32mmと大差ないはず。最低倍率で満月が視野からはみ出すレベル。星雲星団には向かない。逆に高倍率を出すのは楽。
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重量はなんと4.8kgもある。スペックで近いskywatcherのMAK127mmマクストフカセグレンは焦点距離1500mmで3.3kgなので、こちらは重すぎる。15cmシュミカセのC6と同じくらい重い。
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接眼部は内臓ミラーを操作することで光路を90度曲げることができる。それで直視と上からの2種類の見方ができるようになっている。たとえばアダプターを探してくれば直視に惑星用カメラを付けて、上で視野中心に導入ということが可能。デジ一眼が付くかどうかはアダプターを見つけきれるかによる。付属の45度プリズムは真ん中に線が見えて性能はあまり良くない。普通の天頂ミラーを取り付ける工夫をした方がいい。
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気になるのは接眼部の2箇所とも防塵のためかフィルターが入っていること。(上の画像ではカメラがフィルターに反射して写っている)これが見え味に悪い影響を与えるんじゃないかと気になる。
しかし昨日ためしに火星を227倍で見てみたら、雲間からではあったがわりとすっきり見えた。まあ光学フィルターが1枚入っていると思えばいいのか。眼視性能はそこそこ高い。雲に入って輝度の落ちた火星の表面模様がうっすら見えた。

焦点距離が2mあるので高倍率を出すのは簡単。手元のズームアイピース8.8-22mmでは、91倍から227倍という、かなりの高倍率になる。

この鏡筒で問題なのはアリガタの位置。ポルタ等のフォーク式経緯台に載せると、上の接眼部が真横になってしまい、意味がなくなる。しかもファインダーは下になるので非常に使いづらい。
最低倍率が高い鏡筒なので、できればファインダーを生かしたいところだ。だからこの鏡筒はポルタ等のフォーク式ではなくGPのような赤道儀に載せて使いたい。
まあ赤道儀でもドイツ式ならファインダーが下側になることはあるんだけど。

口径が13cmしかないのに重さが5kg近いというのが難点だな。どういう人に薦めたらいのか悩む。
惑星観望に関しては廉価版F5ニュートン(ビクセン等)の13cmよりは上だと感じた。光軸を合わせる機構がないけど光軸が合っているのが楽でいい。ミラーシフトも少ないところを考えると、月惑星には接眼部がガタガタのケンコーSE15cmよりも気持ちよく使える。星雲星団では負けるけど。

ただし今これを買った方がいいかと聞かれれば、skywatcherのMK127にすればと答えると思う。あちらの方が性能はほぼ同じではるかに軽い。架台や運搬時の負担が減る。まあこれはもう売ってないけど。


by anettait | 2018-07-22 16:42 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

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