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デジアイピースDXの続き

※長文注意です。いろいろやったら長くなりました。結論を先に書きます。
1.自動露出のカメラは製品の想定外の明るさに対する調整は拡大率でやる。
2.それには複数のバーローレンズか拡大率可変のカメラアダプターが必要。
3.だけどそれらの部品はデジアイピースDXより高いよ。

以下本文。
もっと試したいことがあったので、雲は多いものの続きをやってみた。
今回の鏡筒は、高倍率に強いが普通の人が買えるレベルのものでテストした。前回のはジャンクなので、普通の人の参考にはなりにくい。
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今回使う鏡筒は、私の子供時代なら高級機の90mmアクロマート屈折だ。かなり前の記事にも書いた、NEXSTAR90GT自動導入機の鏡筒部分。数年前新品で購入。架台部分はコントローラーが行方不明なので今回は使わず。

今回の架台は私が就職した頃の高級機(新品で買ったので20代の私にはすごく高かった)タカハシのEM100赤道儀。30年以上経過しても普通に動いている。

さて今回は3種類のバーローレンズで拡大率を変えて撮影した。撮影ソフトが自動露出しかできないので、明るさを変えるには拡大率を変えるしか手はない。
試しに他の撮影ソフト、FireCapture2.5やIC Capture2.4で試してみたが、カメラを認識しなかった。撮影動画はAutoStakkart!2.6で処理することができた。

試しに土星を動画で撮影し静止画にした。画像はトリミングしていないので、焦点距離2000mmでこの大きさに写るということ。
a0095470_13161918.jpg
撮影動画はめちゃくちゃ暗い。鏡筒はF11なので2倍バーローだとF22になるが、これでは土星はダメみたいだ。F11ならちょうどいいくらい。上の画像は画像処理でだいぶ明るくしてある。

次に火星。やはりF22程度では白く飛んでしまう。実験結果は下の画像のとおり。画像処理は切り貼りだけ。明るさ調整などは一切していない。
a0095470_13155989.jpg
すべて自動露出なので、天体の明るさに合わせるには拡大率を変えるしかない。バーローレンズを複数準備するか、拡大率の変えられる拡大撮影アダプター(BORGのSD-1DXなど)を使うかになる。5倍バーローレンズは7千円くらいでネット上に出ているが、デジアイピースが7千円強だったことを考えると、微妙だ。

ところで今回火星を動画で撮影して処理したら、おかしなことになった。動画には大きな画像と小さな画像(大きい画像の4分の1程度)が同時に記録されているようで、下のようになった。対策は検討中である。
a0095470_13210428.jpg
今回のテストで意外だったのは、90mm屈折の性能の高さだ。F55まで拡大しても、火星の模様らしきものが写っている。大黄雲がなければ模様はちゃんと写っているだろう。Fの長い屈折は安くても性能を出しやすい(作りやすい)ということだろう。

以上から考えると、9cm~10cm程度の屈折があれば、F50くらいになる拡大光学系(5倍バーローレンズなど)を準備すれば大接近の火星をデジアイピースDXで記録できるといえる。もちろんノートパソコンがあるのは大前提。

撮影時はすごい倍率になるので、自動追尾は必須。自動導入機ならまあまあ良さそう。モーター付きの赤道儀なら万全。手動の赤道儀は非常に忙しいことになり、気を抜いたら火星を見失うだろう。

私なら記念に記録するだけなら、コンパクトデジカメのコリメート撮影でいいと思う。撮影方法は今月号の星ナビに出ていた。スマホでの撮影方法は、スマホ持ってないのでわからない。


by anettait | 2018-07-14 13:40 | アクセサリー関係 | Comments(0)  

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