太陽撮影デジカメ対決 powershotS120 vs SONY α6500
今回の対決は、太陽撮影の定番、キャノンのパワーショットS120と、ソニーのミラーレスでAPS-Cクラス最上位機種のα6500だ。
次にα6500.こちらも100コマの静止画をレジスタックスで処理は上と同じだが、R画像の写りが原因でステライメージでのRGB合成は断念した。おかげでプロミネンスが出ない。
S120のR画像はこれ。
α6500は撮影時のピント合わせから難しい。赤がにじみすぎて、太陽の輪郭を出すための露出調整が難しいので、ピント合わせに時間がかかる。今回は太陽面を拡大してピントを合わせたが、太陽の下での液晶の見易さはα6500の方がよかった。他は連射速度が速かった。なんと秒11コマだ。
撮影できる画像サイズはα6500の方がはるかに大きく連射速度も速いので、大量に静止画を撮影するには有利だ。また、B画像はこちらの方が写りがいい。だから太陽面だけならα6500というのもありか。
撮影方法はミラーレスだとアイピースによる拡大撮影になるので、S120のコリメート撮影より露出がかかるのは仕方ないし、太陽撮影には無駄に大きいAPS-Cサイズの撮像素子がそれに拍車をかける。
今回の撮影はα6500はシャッタースピード8分の1秒、ISO5000だ。太陽撮影でISO5000を使うとは思わなかった。もしかしてバーローレンズを使った直焦点撮影が良かったのか?
ちなみにS120はシャッタースピード20分の1秒、ISO800だ。
また、ミラーレスは撮像素子上にゴミが付きやすいのも気になる。これは惑星用カメラも同じ。今回は太陽のところに目立つゴミはなかったようだ。
ということで、結論は総合的に見てS120の勝利だ。高い方が何でもいいというわけではない。
ただし太陽面に限定すればα6500もありかも。しかしこれまでの経験から、太陽面だけは写るというのは他にもあったので、このためだけにα6500を買うのはどうかと思う。ついでに太陽というのはありかも、ということだ。
ミラーレスは全部ダメかと言うとそうではなくて、数年前にテストしたオリンパスの安い方のミラーレスは使えそうな感じはした。しかも動画がそのままレジスタックスか何かで処理できた。今度調べてみよう。
by anettait | 2018-06-17 14:25 | カメラ関係 | Comments(0)