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α6500で木星を撮る

α6500はソニーのデジカメで、ソニーのAPS-Cミラーレスでは最高機種だ。

連射速度は秒11コマで、カタログによると連射で340コマまで保存できる。約30秒分だ。私が調べたところ、この機能は40万円以下のどのデジカメよりも優れている。
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α9という同じソニーのすごく高い(40万円超)やつがこれを上回るらしいが、買えないので対象外。オリンパスに秒60コマがあるが、保存できる枚数が少なすぎるようなのでパスした。
この機能を使って惑星を撮影しようと考えたからだ。

撮影方法は基本的にASI290MCを使うのと一緒だ。デジカメは静止画では1枚の画質はウェブカムとは比較にならないほどいいが、1回の撮影枚数が非常に少ない。しかしシーイングさえ良ければ200コマあれば十分な画像が出来ると私は考えた。で、いろいろ試行錯誤が始まった。
なお、4K動画で撮影してAVIに変換という手もあるが、まだ試してないしそちらには期待もしていない。
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今回は3回目の撮影になる。1回目と2回目はろくな画像にならなかった。今回はシーイングはいまいちだったが、まあ練習なのでいい。上の画像は400コマのうち約200コマでとりあえず木星らしくなった。ちなみに1コマだと下の画像のようになる。
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問題もいろいろあって、あまり大きな画像だとパソコンかソフトか原因は不明だが、画像処理の途中で止まってしまう。オートスタッカート2では最後で止まって保存できなかったし、ステライメージ8では時間がかかるのに変な画像になった。今回はいちばん小さなサイズで撮影してあるので、問題なく処理できた。

今回の問題は、仕様上の制限だ。使ってみて初めて知ったのだが、最高速の連射(秒11コマ)はサイレントシャッターでは使えなかった。メカシャッターと併用しないと最高速にならない。シャッターブレは大丈夫なのか。サイレントシャッターがこの機種の売りのひとつなので、これはがっかりだ。でもとりあえず撮る。

さらに、撮像素子上のゴミも問題だ。メカシャッターだと、突然画像にゴミが現れることがあった。どこからか巻き込んだと思われるが、電子シャッターなら撮影中にこんなことはほとんどないはずだ。まあ仕方がない。

ついでに、画像におかしなムラができるものもあった。これが拡大光学系によるものか、カメラに原因があるのかは今のところ不明。撮像素子がウェブカムに比べてはるかに大きいので、拡大するのに悩む。今のところ2インチ2倍バーローとアメリカンサイズの5倍バーローを組み合わせているが、カメラの重みでたわんでいるのが気になる。

まあいろいろ問題があってうまくいってないが、こんなことで悩むのも趣味の楽しみのうちなので、火星大接近までには何とかしたい。

ところでこのデジカメを買ったのは惑星撮影のためだけでなく、MADOKAを使って高感度で流星の全天写真を撮ることも理由のひとつ。さすがにNEX-5Rはかなり古くなってしまったが、まだ手元にある。あれは望遠鏡に取り付けてwifiでタブレットに画像を飛ばせるので、観望会に使えるのがいい。


by anettait | 2018-05-06 21:55 | カメラ関係 | Comments(5)  

Commented by とおりすがり at 2019-02-13 12:47 x
はじめまして。
α6500を手に入れて月を初めて撮影して感動し、もっと星を撮影できないかと思い、調べていたところこちらのブログにたどり着きました。
全くの初心者で、これから必要なものを揃えていければと考えているのですが、α6500を使って惑星をなるべく安価に撮影するには最低限、どういった機材を揃えればよいでしょうか?
Commented by anettait at 2019-02-14 23:30
> とおりすがりさん
はじめまして。すみません、長くなります。
私がα6500を惑星撮影に使ったのは、色がいいからです。実は一眼タイプのデジカメは、撮像素子(CMOS)が惑星撮影には大きすぎ、基本的に惑星撮影には不向きです。でも手軽に惑星を撮ってみるにはミラーレスは使いやすいとは思います。α6500は高感度が得意なので拡大撮影に強く、ミラーレスの中では惑星向きです。そういうわけで、使用する望遠鏡とカメラに合った拡大システムを組みましょう。

どんな望遠鏡をお使いかはわかりませんが、口径8㎝~15㎝程度の一般的な望遠鏡を使っていて、惑星撮影が初めてという前提で話します。必要なものは以下の3点です。
1.Tマウントが付くズームアイピース
2.Eマウント用のTマウントアダプター(望遠鏡で月を撮影しているならすでに持っている?)
3.ケーブルスイッチ
の組み合わせが一番お手軽で使いやすいのではないでしょうか。
拡大率はそれほど大きくはなりませんが、いや想像より小さな惑星像にしかならないかもしれませんが、木星の縞模様や土星の環がわかる程度には写せると思います。もちろん使用する望遠鏡の性能により大きな差が出ます。低倍率で画面中央に導入し、ズームアップすると楽。
拡大率が足りないと思う場合は、アイピースとカメラの間隔を延長リング等で延ばせば惑星像は大きくできますが暗く撮影は難しくなります。詳しくは惑星の撮影方法で調べてください。

ちょうどセレストロンのズームアイピースはシュミットのセールで出ていますし、少し安い類似品ならアマゾンやヤフオクで探せるかもしれません。ただし類似品はTマウントが付けられるかを確認してから買いましょう。付かないものもあるので。
ズームアイピースがセールで1万円くらい、Tマウントが4000円台です。あとカメラのリモコンではなく、連射するのでケーブルスイッチがいいでしょう。これは非純正がヨドバシなどで2000円~3000円で売っています。合計で2万円以内で済みます。

撮影は電子シャッターのサイレントモードでないとシャッターショックでぶれます。ところがサイレントモードだとα6500の特徴である秒11コマ連射ができませんが、仕様のようです。

いいズームアイピースは撮影以外に眼視でも便利なので、持っていて損はないと思います。Tマウントも望遠鏡の接眼部の仕様によっては直接付け
Commented by とおりすがり at 2019-02-17 22:01 x
とおりすがりのものにもかかわらず
とても詳しいご説明ありがとうございます。

説明不足で申しわけありません。
当方、まだ望遠鏡も持っておらず、月の撮影は
望遠レンズ(SEL18135)+デジタルズームで楽しんでいる程度です。

ビクセンのカタログや天体撮影の本、いろんな方のブログをみながら、どういった機材を購入すれば良いのか情報収集している最中でした。

土星の環がわかる程度でまずは十分かなと考えていたので、望遠鏡+2万ほどでα6500で撮影できるとのこと、とても参考になります。

ズームアイピースは良いものを選んだ方が良いのですね。

天体望遠鏡とデジタルカメラの接続方法が謎だったので、とても参考になります。

本当にありがとうございます。
Commented by anettait at 2019-02-17 23:09
> とおりすがりさん
私が推奨したセット+9㎝屈折望遠鏡で月を撮影してみましたので、近いうちにブログにアップします。
本来なら惑星を撮影するべきでしょうが、沖縄は冬場は非常に天気が悪く、しかも惑星は明け方なので、チャンスを捉えきれません。そのうち、いつか、とあまり期待しないでお待ちいただければと思います。
Commented by とおりすがり at 2019-02-18 18:22 x
わー!わざわざありがとうございます!
月の撮影でけでも十分です。
ブログのアップ楽しみにしています!
本当に本当にありがとうございます!

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