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惑星カメラ対決 第3ラウンド(最終戦) ASI120MC vs 290MC

しつこいようだが ASI120MC vs 290MC 第3ラウンド。おそらくこれが最終戦。
予報では明日以降の天気が悪くなるとのことで、私の長年の経験ではそろそろ梅雨入り(誰でもそう思うはずだが)なので、しっかり見極めたいと思い入念な光軸修正をおこなってからの対戦とした。

当日は透明度が若干悪く、シーイングは6/10程度。前回よりも透明度シーイング共に悪いのは確かだ。ただし衝5日前の南中時刻直前というのは惑星撮影には最高に近い条件だ。画像の色については、撮影後の画像処理で多少いじっているので、あまり参考にならないと思う。というか私は色調整をどうしたらいいのかわかってないと思う。

さて前置きが長くなったが撮影結果。まず120MCから。
惑星カメラ対決 第3ラウンド(最終戦)  ASI120MC vs 290MC_a0095470_13323945.jpg
かなりいい。私がこのカメラで撮影した木星では(よく憶えてないが)1,2を争うような気がする出来だ。

次は290MC。
惑星カメラ対決 第3ラウンド(最終戦)  ASI120MC vs 290MC_a0095470_13330910.jpg
こちらも相当いい。木星の大きさを合わせるため2割ほど縮小したが、そのせいだけでなく細かい模様の写りがすごい。

結論は、やはり290MCの方が優れていると思う。120MCだけを見ればそれはそれでいいような気もするが、同じ条件で撮り比べると、気象条件や光学系が良くなればなるほど差が開くと思う。私の実験だけでの結論だが。

ただしその差は画像のように圧倒的というほどではない。転送速度は圧倒的な差があるのだが。わざわざ買い換えるほどかというと微妙だ。どうせ買うならモノクロの290MMにすればよかったと今は思っている。撮影は面倒になるけど、いろいろ楽しめそうだ。

撮影にはSSDに換装したパソコンを使っているので、画像転送はカメラのスペックどおりの差が出ていると思う。

前回までの画像と差がありすぎると自分でも思うが、今回は無風状態だったのと、光軸をガニメデで時間をかけて合わせたところが大きいと思う。まだ完全に合ったわけではないけど。
まだ全力を出してないみたいな言い方だが、いいかげんな自作鏡筒なので、光軸が完璧に合ったことはまだない。眼視では前回の方がよく見えていたし。そのへんがよくわからない。

さて290MMを買うかどうか、悩むところだ。


by anettait | 2018-05-05 13:58 | カメラ関係 | Comments(0)  

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