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SkyExplorer SE-AT100n鏡筒を分解して驚いた

名前が長いが鏡筒は短い反射望遠鏡SE-100nはアリ型が鏡筒側面に固定されていて、純正架台と逆の側に取り付けアームがある場合、接眼部が下を向いて非常に不便だ。今回そういう場面になったので、アリ型を移動させるために分解した。
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鏡筒に取り付け穴を4個開けるだけの簡単な作業だが、主鏡に鏡筒を削った金属粉がかかると面倒なので、まず主鏡を取り外す。主鏡部分はプラスチックをネジ3本で止めてあるだけだが、これが木ネジなのがちょっと不安。何度も分解を繰り返すとネジがバカになる恐れがあるが、そこまでやる人はあまりいないか。
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主鏡部分を外してみて驚いた。外から見て光軸を調整する部分はないが、中にも何もない。主鏡は鏡筒後端のプラスチック製のふたに張り付けてあるだけ。接着剤か両面テープかは不明だが、それ以上は分解しなかった。光軸の再現ができなくなる恐れがあるからだ。
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接眼部も含めて、鏡筒だけが金属で残りは主鏡、副鏡以外はほぼすべてプラスチック。いやネジ類は金属だ。
この接眼部はちょっと長く、直焦点撮影ができない。手持ちのカメラでフランジバックが一番短いソニーE系(αシリーズ)でもアダプターなしでもピントが出ない。実に惜しいところだが、直焦点撮影に使うなら接眼部の改造が必要だ。前回の撮影は2倍バーローレンズを使ったのでそこまで気がつかなかった。
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組み立てた後も、150倍で木星が普通に見えた。短焦点反射なので高倍率を出すのが難しく、普通はそこまでの性能は期待しないしこの構造では期待できないが、なぜかちゃんと木星の縞模様も2本以上見える。いやいや恐るべしだ。
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どうしてこんな簡単な構造でここまで高倍率に使えるのかが不思議だが、たまたまという可能性がある。つまり構造上製造誤差で個体差が大きくなる可能性が十分あるが、今回はたまたまいい個体が手に入ったという考えだ。
それとも、できるだけ安く製造して、不良品は検査でどんどんはねてしまい、ちゃんとしたものを出荷しているという可能性。
まあ、どちらかはわからないが、入門的な小口径だけに厳密な精度は不要という考えもある。月と惑星は150倍まで使えれば、初心者用として十分だろう。ファインダーは脚が短すぎて使いにくいが。しかも対物はプラスチックの単レンズだし。

ジャンクで入手しただけにこれで十分とも思うが、一緒に付いてきた自動追尾架台はまったく追尾しなくてゴミになった。動いているようで追尾しないまさにジャンクだった。

この鏡筒だけ数千円で別売りしてくれないだろうか。ついでに接眼部を直焦点撮影対応にして。私は自力で改造できるからもう買わないけど。



by anettait | 2017-03-19 13:30 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

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