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KAGAYA氏観望会で考える自動導入のメーカー差

KAGAYA氏の講演会を聞いた後、夕方おこなわれた観望会の手伝いをしてきた。
正確には、観望会のスタッフをしている友人の手伝いをしてきた。

私は30cm自動導入ドブで木星と土星を見せる係。KAGAYA氏は参加者を引き連れて砂浜の方で夕日の撮影をしたり、星座の説明をしたりと大忙し。
私は望遠鏡にずっと張り付いていたのでKAGAYA氏の話を聞くことはほとんどできなかったが、惑星はよく見えたので楽しかった。
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久しぶりにSkyーwatcherの自動導入ドブを使って気がついたのだが、この望遠鏡、月が見えていても自動導入のセッティングができない。アライメントのメニューに月が出てこないのだ。だから最低でも惑星か明るい星が出ないとアライメントがスタートできない。

ところが私がよく使うCERESTRONの9cm自動導入屈折は月だけでセッティング完了。そのまま月を追尾してくれる。その点はすごく優秀で、観望会ではとても使いやすい。ただし他の星の導入精度は確認してないのでそこは不明。

夏場によくある、空がまだ明るいうちにスタートの観望会では、セレストロンは使えてもスカイウォッチャーは使えないし、月だけ見たい人でも他の星でアライメントを取らないといけない。最低2星。口径が圧倒的に大きく良く見えるのに残念だ。星さえ見えればそれなりの導入精度はある。メーカーによる仕様の違いだが、なんだかなと思ってしまう。

たさし9cm屈折は架台もそれなりの強度なので、接眼部に重いアクセサリー(スマホアダプターなど)を付けたら動いてしまい月が見えなくなるなど、汎用性には欠けるのだが。その点は巨大な30cmドブなら圧倒的に有利。ただしどちらも経緯台なので、星雲星団の写真を撮るような使い方には構造的な限度があるのは理解して使いたい。



by anettait | 2017-07-02 16:27 | 観望会 | Comments(0)  

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