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VOYAGER・S-80S(ビクセン製・黄色鏡筒)

ビクセンがその昔、入門者用に販売していた(と私は理解している)黄色鏡筒シリーズの1本を格安中古で入手した。

その名もVOYAGER・S-80S。口径80mmで焦点距離は560mm。名前にSがふたつも入る割には短くない。当時はまだ屈折はF15が標準だったはずで、F7は当時としては十分短い方か。今ならSふたつならF5かF4だろう。
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鏡筒バンドはなく、鏡筒から出ているネジを直接架台に取り付けるタイプ。現在だとラプトルもそうだが、初心者向けにコストダウンした望遠鏡によく見られる方式だ。ということが関係あるかはわからないが、ラプトル60の架台にぴったり合った。何かそういう規格でもあるのだろうか。

対物レンズはノンコートもしくは1面だけコートなのか、反射光が白い。しかも接眼部がプラスチック。製造番号から推測すると1992年製だと思うが、25年もたてば接眼部のガタは仕方がない。高級機とは違うのだ。
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とにかくF15が標準の時代のF7がどうなのか気になったので、梅雨空の雲の間から月と木星を見てみようとしたら接眼部が昔の24.5mmサイズだったので、そこにあった別の鏡筒から接眼アダプターを流用したら、天頂プリズムでピントが合わない。
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そういえば昔の鏡筒はプリズムなしの直視でピントが合うよう作られているが、これは縮める方に余裕がなさ過ぎる。まあ自社のものが使えればいいわけだし、当時はアメリカンサイズの大きなプリズムを使うことは想定されてないから仕方ないか。結局直視と24.5mm天頂プリズムの両方で見てみた。

結果は、思ったより良く見えた。色収差がひどいかと思ったがそうではなく、110倍で見た木星も縞模様が8cmとしては普通に見えた。月もすっきりした見え方だ。ただしカメラアダプターが使えないので、今回は写真を撮ってない。それ以上の倍率も、ラプトルのフリーストップ架台では厳しいので試してない。特に鏡筒が短いとフリーストップの力の入れ具合が難しく、その点はラプトルよりも不利だ。

よく見える鏡筒なので、できればミニポルタあたりと組み合わせるとベストマッチだと思う。現在ミニポルタとセットで売られている7cmのやたら長い鏡筒よりもこっちが使いやすい。鏡筒が短いと子供でも微動にすぐ手が届くし。まあないものねだりだ、もう作ってない鏡筒だし。これだと現行の8cmの方と競合してしまうかもしれないし。撮影に使いにくいのが残念だな。



by anettait | 2017-06-05 21:19 | 昔の望遠鏡 | Comments(0)  

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