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40cmニュートン vs 20cmシュミカセ(やっと光軸がまともに)

惑星撮影に使っている40cmF5.5ニュートンと、やっと光軸がまともになってきた(完璧ではない)20cmシュミカセで火星を撮影してみた。

まずは20cmシュミカセ。ミードの紺色のやつだ。フォーク架台に載っていたようだが鏡筒単体、ジャンク状態で入手した。補正板はすでに曇り始めている。いや、けっこう曇っているというべきかも。ファインダーはない。ファインダー脚も付いていないので明るい惑星などしか導入できないが、今のところ問題はない。
40cmニュートン vs 20cmシュミカセ(やっと光軸がまともに)_a0095470_21365193.jpg

画像の時刻は1時間ずれている。本当は22時台だ。40cmよりもこちらを先に撮影した。

6.7mmアイピースでの眼視(約300倍)では画像のようなイメージで見えたが、4.7mmでは像が破たんしてダメ。まあこれでもそこそこ性能は出ている。

私の経験からすると、シュミカセでは9mmアイピースまで使えるのが普通。6mmが使えれば十分に調整が出来ていると言える。5mmが使える鏡筒は大当たりだと思う。F10の筒なら口径cmの20倍だ。

最初、ピントが合った状態でいくら光軸を合わせても二重像になったので、補正板を回して二重像が合うところを探した。そこそこ合ったところで固定して撮影。もっと光軸を追い込めそうな気がするのだが・・・。

さて40cm。何度も書いているが主鏡は45cmF5だが、外周部に欠けた部分があるので口径を絞って40cmで使っている。ディスカバリー社(アメリカ)製。欠けた状態の新品処分品で入手。安かったがひどく重い。
40cmニュートン vs 20cmシュミカセ(やっと光軸がまともに)_a0095470_21372546.jpg

南中は過ぎているので大気のプリズム効果による色ずれがひどいが、けっこう写っている。最近火星面の模様が薄くなったというか、見えにくくなった気がする。火星大気の透明度が落ちたのか、ただ単に地球から離れていく効果なのかはわからない。撮影地の大気の透明度は1年でいちばんいい時期なので、そのせいではない。

20cmシュミカセと40cmニュートンの比較は無意味だな。そもそも得意分野が違いすぎる。シュミカセは同口径のニュートンと比較するべきだ。面倒なのでやらないけど。

by anettait | 2016-06-29 21:58 | 天体望遠鏡 | Comments(0)  

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