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星座用レンズ NIKKOR 50mmF1.2

久しぶりに交換レンズのテストをしてみた。今回はフィルム用、しかもマニュアルフォーカス時代の標準レンズで、開放F1.2という大口径レンズ。
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この時代は普通はF1.4で、高級品はF1.2、普及品はF1.8だったが、私がこのレンズを入手したのはデジタル時代直前だったと思う。もちろん格安中古だ。確かレンズにヤケがあるとか何とかで安かった。
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ニコンには最高級標準レンズにノクトニッコール58mmF1.2があったが、実物を見たこともない。非球面レンズ使用で天体撮影に向いているらしいが、ものすごく高かった。

今回のレンズは非球面は使われてないので、絞り開放では盛大に収差が出る。しかしそのために星が大きく写るので、星座がわかりやすい。ただし周辺減光もひどい。
地上の明かりを見ると、開放だと周辺像がいかに悪いかがわかると思う。
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一段絞ってF1.4にしても中央集光が少し緩和されるだけで、星座の写り自体に大きな変化はない。
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しかし拡大して星像を見ると、絞りの効果は出ているのがわかる。F2に絞ると普通の標準レンズと変わらなくなるので、掲載してない。周辺減光はF2.8まで絞らないと解消しない。
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周辺減光も星座を目立たせる効果があるので、星座撮影用としてはいいかも。ただし画角はあくまで50mmなので、大きな星座には向かない。

素直にソフトフィルターを使えばいいだけだということは十分承知しているのだが。

by anettait | 2014-10-16 23:51 | 交換レンズ | Comments(0)  

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