SONY PZ16-50mmF3.5-5.6で夜空を撮ってみた
電源を入れると長さが2倍になる。電源ONOFFのたびに勝手に伸び縮みするし、ズームも電動なので、バッテリーの持ちが気になる。ただしバッテリー残量表示がパーセントで出るので、他社よりは安心感がある。
さて、撮影場所は光害たっぷりの自宅だ。周辺減光には厳しい環境で、今回もわかりやすい結果が出た。
画面を横切る白っぽいものは、パチンコ屋のスポットライトだ。深夜0時にならないと消えない。各画像の露出はだいたい同じになるよう、露出時間と感度で調整してある。
周辺減光とは、文字通り画面の周辺が減光していること、つまり中心部と周辺部の明るさに差があり、レンズの欠点のひとつとされる。高いレンズでも絞り開放では目立つこともある。一般的に、絞ると均一な画面になるが、どこまで絞る必要があるかはレンズにより違う。絞ると星は写りにくくなり、露出時間がよけいにかかる。今回はその検証だ。
いちばん広角側の16mmはフルサイズ換算で24mm相当で、星景写真には使いやすそうだ。まずは絞り開放F3.5。周辺減光が多い。画像のF値表示が間違ってF4.5になっているが、たぶん眠かったんだと思う。
F4.5だと多少良くなるが、まだまだ。
F5.6だと周辺減光がなくなるかと思ったが、まだ残っている。
F7.1だとほとんど均一。ここまで絞って星を撮る人はいないだろうけど。
やはり星を撮影するレンズではなさそうだ。望遠側は50mm(フルサイズ換算75mm)開放F値が5.6なので、アダプターを使ってフィルム時代の標準レンズを使った方がずっといい結果が得られる。前回のNIKKOR50mmF1.8だとF3.5あたりでこのレンズに余裕で勝てる。F2.8でもいいかも。まあ、それが単焦点レンズの存在意義だけど。
by anettait | 2013-09-30 00:08 | カメラ関係 | Comments(0)