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低価格デジカメテスト(番外編) Powershot S95

今回のデジカメテストは番外編だ。理由は、今回の機種が低価格ではないから。
Powershot S95 は新品登場時には4万円以上した高級コンパクト機で、後継機のS100が出た時に3万円を切る価格になり、私は急いで購入した。

太陽のHα像がよく写ることで知られ、現在でも太陽撮影の定番として使われている。
しかし星を写した例が少なく、私自身も星を撮影したのは今回のテストが初めてだった。

なぜ他の人が星を写さないかについては推測だが、私の理由は、星は一眼レフで撮影した方がいい結果が出ることがわかっているからだ。

モデル末期のデジ一眼なら、新品で3万円程度で買えることもあるし、S95は星の写りに関してはデジ一眼やミラーレスにはかなわない。星に限定すれば、コストパフォーマンスが良くないのだ。

という前置きはいいとして、実力を見ていただこう。
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コンパクトデジカメにしてはいい写りだ。ISO1600なのに変な横シマのノイズがない。わずか6秒露出で夏の大三角がこれだけ写るとは、初期のミラーレスよりいいかも。

こと座のあたりを拡大してみる。
a0095470_0131350.jpg

けっこう暗い星まで写る。光害地なのでこれ以上の露出は無理だが、星のよく見える場所で感度を800にして露出時間を伸ばせば、もっといい結果が出るはず。

今回星を撮影して初めて、S95の液晶画面で一等星が見えることを知った。開放F2のレンズのおかげか。
他のコンデジに比べてフレーミングが楽だ。

高級コンパクトなのでマニュアル露出、マニュアルピント、高感度設定、すべて設定可能。リモコンはないけどセルフタイマーがある。デジ一眼のような大きく複雑なものはいやだが星の写真を撮りたいという人におすすめ。

ただし現在では中古で探すしかないのが困ったところ。

後継機のS100とS110は撮像素子がCMOSになり、前回テストしたのと同様に1秒を超えるシャッタースピードでは感度が100に固定されてしまい、星は写らないのが残念だ。

※追記
初期のマイクロフォーサーズより星が写るというのは間違いだったので訂正する。初期のE-P1の画像を見ると、この機種よりもよく写っていた。

by anettait | 2013-06-16 00:21 | 天体撮影用コンパクトデジカメ | Comments(2)  

Commented by ほうき星 at 2013-07-30 20:21 x
先日、S95で天の川を狙ってみました。最長露出が15秒なので撮って出しにはきついですが、コンポジットしてトーンカーブを持ち上げるとなんとか見られる画像になります。
http://aleut.chicappa.jp/astro/?eid=431
Commented by anettait at 2013-07-30 21:54
S95でこれほど写るんですね!驚きです。

私はまだそこまで使いきれていません。まだ本気出してない、というわけではありませんが・・・。

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