人気ブログランキング | 話題のタグを見る

MIZAR 127mmF9.4 アクロマート屈折

半年くらい前の話だが、ミザールの口径127mmF9.4アクロマート鏡筒を中古で買った。そこそこ大口径で長焦点の屈折が以前から欲しかったのだが、口径12cm以上でF8以上のものはほとんど無かった。

ケンコーの120mmF8アクロマートが以前からあるが、やや中途半端。もうひと息、と思っていたところに中古でこの鏡筒が出たのですぐに購入。ケンコー120mmの中古よりも安いと思われる値段だった。

実際に使ってみると、やはり重くて架台を選ぶ。私はGPDに載せているが、ちょうどいいくらい。GPでは力不足。
MIZAR 127mmF9.4 アクロマート屈折_a0095470_040173.jpg

眼視では色収差は割と少なめで、木星や土星も見やすい。ただし口径が大きい分、シーイングの影響も受けやすい。

月を撮影してみると、眼視よりもねむい像だ。色収差が影響していると思う。シーイングも悪かったのでアンシャープマスクをかけてみたら、けっこう見られる画像になった。
MIZAR 127mmF9.4 アクロマート屈折_a0095470_041970.jpg

長くて重いことを許容できるなら、眼視に使うにはいい望遠鏡だと思う。15cmニュートン反射の方が口径も大きく軽く扱いやすく、いろいろ便利だとは思う。しかし白くて大きく長いことが、道端観望会ではいい看板がわりになってくれる。
一般の人が持っている大きな天体望遠鏡のイメージそのままの外観なのだ。これを利用しない手はないと思う。

by anettait | 2013-01-28 00:44 | 屈折望遠鏡 | Comments(0)  

<< ラプトル60で木星を撮影してみた。 ラプトル60で木星を見る >>