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今年の惑星食はハズレ?

さて、今年は天文現象の当たり年と言われている。目立つものを上げると、部分(金環)日食、部分月食、金星の太陽面通過、昼間の木星食、金星食。なんと五つもある。しかもこれが8月までに起きる。

今月までに三つは終了した。今のところ私は二勝一分けだ。部分月食は曇ってしまったが、あれは何度も見たし、曇ったのは台風のせいだし、これから何度もあるので負けに入れないことにする。

ところで次の天文現象、7月15日に起こる木星食を調べてみた。なんと沖縄はハズレだった。木星は月の南側の離れたところを通り過ぎるだけ。
昼間の木星食は昔見たがしょぼかったし、肉眼で見るのは無理、最低でも双眼鏡でも見えるかどうか、という程度なので今回はまあいい。

その次の金星食。8月14日の明け方にある。金星食は20年ちょっと前に見たが、すごくきれいだった。これこそは見る価値がある。
というわけで撮影計画を立てるためステラナビゲータで調べてみた。なんと始まりの高度が2度!しかも午前2時45分!

これはきつい。早起きには中途半端な時間だし、前の晩から起きていたら直前で眠りそうだし、観測地は東の水平線が見える場所でないと厳しい。
金星が月の背後から出てくるのは午前3時11分。その時の高度も8度くらい。これは困った。ちょっと雲が出たらアウトだ。

次はいつかと調べたら、2014年にアフリカ大陸の真ん中で見られるようだ。これは無理だ。その後もなかなか条件のいいものはなさそう。

沖縄で次に金星食が見られるのは2022年5月27日の昼間で午後1時40分くらい。
太陽は頭上の高いところだが、金星の高度も45度程度なので、双眼鏡があれば十分楽しめるだろう。でもあと10年ある。

今回の金星食は国内では東の方ほど条件がいい。10年待てない人は飛行機で遠征もありだと思う。晴れる場所がどこか、というのが一番の問題だろうけど。

by anettait | 2012-06-20 23:19 | 金星太陽面通過 | Comments(0)  

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